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2005年05月30日
齋藤陽子さんの壮行会
当院にて移植を受けられた齋藤陽子さんが、このたび6月9日に正式に帰国することが決まりました。本当におめでとうございます。それに合わせて、昨日、齋藤陽子さんの送別会として、BBQ会が催されましたので、ご報告します。
齋藤陽子さんは、お父様からの生体肝移植を受けられた後に、残念ながら移植された肝臓がうまく働くことが出来なくて、故郷の仙台を離れて長いこと東京の病院で闘病生活を送っておりました。数年間の間、病院から出ることが出来ずに、管をつながれたままの生活を強いられていました。
多くの方の募金活動と、超人的な移植コーディネーターの方の計らいで、幸運にも当院での移植を受けることが出来ました。
再移植という選択肢が非常に限られている日本では、このような状態からの回復は難しく、多くの患者さんが亡くなられているの非常に残念な現状です。
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日本では、帰国後に入院が必要ではないかとか、頻回な外来が必要ではないかという心配もあるかと思いますが、この写真のようにお元気な姿を見て頂ければ、それが無用な心配であることがわかって頂けると思います。
一緒にバーベキューを楽しみます(1)。蚊が出てきたので陽佑君にOFFを蒔いているところ(2)。ビーチにグラビア写真を取りに行ったのですが、暗くて敗退。次回に期待しましょう(3)。お父様のスピーチ(4)。
このバーベキュー会はご自身もドナーとなられたお父様のスピーチで締めくくられました。それは、陽子さんを支援して下さった方と、臓器を下さった名も知れぬドナーの方に当てられました。
どちらもドネーション(Donation)という言葉にはかわりがありません。近い将来、陽子さんのような患者さんが海外に来なくてすむようになる日がきっと来ることでしょう。
投稿者 管理人 : 2005年05月30日 20:37
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