« 浦島太郎 | メイン | 動物検疫 »

2005年08月23日

キャンセル

 日本では37例目の脳死移植のうち、心移植と、肝移植が医学上の理由で中止になったようですね。移植臓器が何らかの理由でレシピエントに適さないということで、移植が行われないと言うことはよくあることで、こちらでも、このまえ多臓器移植の準備をしていたのですが、途中でドナーが様体が急変した(クラッシュするという)ため、中止になってしまいました。肝臓や腎臓移植の場合はそれでも緊急に臓器を摘出して移植に用いることが出来ますが、小腸移植や多臓器移植は、臓器の低循環への耐性が弱いので中止にすることになります。
 脳死移植の場合は、中止にしたとしてもまた次の機会を待てば良いため、不安な臓器の提供を受けるよりは、安全な臓器を待つことになります。

投稿者 管理人 : 2005年08月23日 05:17

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.dallastsushin.com/blog/mt-tb.cgi/178

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)