日本でのVISAの申請
私の場合は東京・本郷にある協和海外旅行(文京区本郷4−5−10 サンファミリー本郷203
Tel: 03-3816-7971)というところに申請の代行を依頼しました。
最初は自分で申請しようかと思っていたのですが、そのような理由でどうしても急いだので、上記の旅行代理店に申請を依頼しました。旅行代理店の言うことには「IAP-66の裏にもサインがいること」「勤務先が政府機関ではない限り、勤務先から
の給与証明が要ること。」「スポンサーのサインが直筆で無い場合、拒否されることがあること」との様なことを言われました。
早とちりに私にとっては、IAP-66をそのまま出してしまうところだったのでこのような「チェック」はありがたい話でした。もちろん、並行してECFMGに直筆のサイン入りのIAP-66を求めたのはいうまでもありません。結果的にはビザは10日間で発行され出発することができました。(結局SSNの発行も必要だったので実際に働くことができたのは一ヵ月後からでした。)
1.郵便ではなくて足で運んでくれる安心感がある。
2.書類をチェックしてくれる。
おっちょこちょいの私にとってはこのための1人分の4000円は安く感じました。ビザ書類不備があると再発行に二週間かかります。逆に言うと出発までに一ヶ月以上ある余裕がある人は郵送受付でもよいのではないでしょうか。個人的にはパスポートを郵送で送るというところに引っかかりを感じますがね。
カナダ(オタワ)でのビザの更新
今日は、フロリダを襲った台風の雲で、オタワ周辺は激しい雨です。オタワ大使館はダウンタウンの中心、国会議事堂の裏、国立美術館の横にあります。VISA更新のための入り口は大使館の正門。守衛小屋のあるところです。大使館のまわりには立体駐車場がいくつかあるので、車での方はこちらを利用するのがいいでしょう。
泊まっていたモーテルは2Kmほど離れたところにあって、8時からの予約だったので1時間ほど前の7時に着くように出発しました。7時に正門についてもまだ誰もいません。折からの雨はますます激しくなったので、車の中で、入門が始まるまで待ちます。7時20分頃に1人現れ、7時半には守衛が到着しますがまだ入れません。4人ほど並んだ7時40分頃に中に入れるようになって、大使館の近くの立体駐車場に車を止めて大使館まで歩きます。このとき、鞄は持ち込めないので書類をFedexの袋に入れて持ち込みます。
正門の検問では、車の鍵を預け、一人づつ中に入ります。次にVISA申請書に通され、そこでアポイントレターとリストの照合。パスポート、DS156 それから$100のアメリカドル現金を確認して中に入ります。
このとき、DS157,DS158,DS2019を挟んでいなかったので、後で自分で挟み込みます。待合室の椅子は25席で、すでに5人ほど待っていました。
次に、8時20分頃7番の窓口が開いて、書類の提出とお金を渡します。どうもこの時間帯はカナダ在住者専用で、みんな永住許可書の提示などを求められていましたが、管理人の場合は何も聞かれませんでした。
このときの並び順は、おのおのが紳士的に並んでいましたね。ちなみにアメリカドル現金のみの受付のようです。待合室にコンピューターが二台あってその場でDS156を作成している人が結構見られましたが、写真機はありませんでした。
書類に不備がある人は5番の窓口で呼び出されているようでした。
8時40分頃に窓口に呼び出されて面接を受けます。面接窓口は1,2番の二カ所。原則的にお金の支払い順のようです。結構みんな長いのですが、管理人の場合は、最初に指紋を採取されて。中年の女性と面接です。聞かれたことは
「ECFMGがスポンサーなの?」「ハイそうです。」
「何かの医師なの?」「移植外科です。」
彼女はよく聞き取れなくて「すいませんねまだ英語が下手で。」「いいえ、私の耳が遠いからね。」
「出身大学はここ?」「そうです。」
「病院との契約書はある?」「契約書のコピーを見せる。」
「これからマイアミに引っ越すの?」「そうなんですよ台風が心配で。」「そうね、私も心配しているのよ。」
と、心配していた日本とのつながりや、カナダ在住者の枠で申請していることは問題にはなりませんでした。
5分ほどの面接で引換券をもらい、「また3時に戻ってきて下さい。」と終わりました。帰りがけに守衛さんが「3時では早すぎるから、もっと後の方がいいよ。」と親切に教えてくれます。全体的に、非常に好意的な面接でした。
IKEAと、国立美術館で時間をつぶしましたが、台風のような雨で、あちらこちらで冠水していて大変でした。ちなみに、国立美術館は地下駐車場もついてこういうときはありがたいです。IKEAは$1でアメリカンブレックファーストをうっているのですね。朝に、お客さんを呼び込むにはなかなかのアイデアです。
さて、アメリカへの再入国はそれほど手間がかかりません。1000アイランドから米国に入国しました。米国国境の手前にはいくつかの免税店と両替所があります。(米国国内にもあると思ったのが間違い。)最後の免税店が、連邦税の払戻所になっています。ここでは、領収書と免許証それから車のナンバーでその場で現金で払い戻してくれます。ちなみに米国側には領外所が全くないので、カナダドルはここで米ドルに換える必要があります。(もちろん銀行に持って行けばやってくれますが。)
さて、米国への再入国ですが、そのほかに陸路からの入国と基本的には同じでした。入国のゲートで自動車の列に並んで、質問を受けます。聞かれるのは申告物くらいで、犬に関しては、「狂犬病の書類を持っているか?」と聞かれただけで、見ることもありませんでした。
車をいったん止めてイミグレーションへ。この9月からはじめたのでないかというような新米の女の子が担当で、「I−94も私が書いてあげるから。」と、丁寧に書類を作成してくれて、30分近くかかって、やっと入国することができました。
米国側にはいるとI-81号線です。このあたりには土産物屋はおろかなにもありません。ちょっとカナダドルを使い切っていなかったことを後悔です。
アメリカでのJ-1ステイタスの維持
J-1VISAが切れた後に国外に出るには
デトロイトに入ったら、いよいよ国境越えです。無事にアメリカを出国しなければいけないので、緊張するところです。
デトロイトと、カナダの国境にはトンネルと橋がありますが、以前はよく通ったトンネルを選ぶことにします。ダウンタウンを通って、トンネルの通行量$3.5を払って、カナダへ到着します。ここで、検問を通ることになるのですが、検問のお兄ちゃん全くやる気なしです。「どこへ行くの?、仕事は何しているの?」というやる気のない質問の後、「行っていいよ。」と入国カードさえくれません。犬に関しても「書類はある?」と聞くので、とりあえず、狂犬病の予防接種証明書を見せます。彼はなんだこれはというかを押しながら、後席のケージを見て。すぐに書類を返してくれました。このままだと不法入国になってしますので、すぐ右側にあるImmigrationによって、入国のスタンプを押してもらいに行きます。
入国審査官「黄色い紙はもらった?」かと聞くのですが、ゲートのお兄さんがくれなかった旨を伝えます。その場ですぐに一ヶ月のスタンプを押してくれたのですが、アメリカの入国カードを回収してくれません。またアメリカに戻ると伝えたのが失敗でした。「このビザは切れるから。」と何度説明しても、「全く問題ないから。」と取り合ってくれません。この説明全く信用できないので、カナダに入国してから、どうしようかと思案しました。
とりあえず、後2日間はアメリカの滞在資格があるので、いったんアメリカに戻ることにしました。
今度は、$2.50を支払ってトンネルをぬけます。また、アメリカ側の検問があるのですが、そこのお兄さん片言の日本語で愛想良く「滞在許可は大丈夫か。」と、すでに1年以上前に切れているJ-1ビザの書類を確認せずに、簡単に通してくれました。とりあえず、これでアメリカに逆戻りです。
さて、犬の通過ですが、カナダ行き、アメリカ行きともに狂犬病の接種証明書を見せるだけで、車のケージに入ったままで何のチェックもありませんでした。アメリカーカナダ間の通過は、非常に簡単です。
さて、アメリカに入ったはいいものの次の作戦を考えなければなりません。とりあえず、バッファローまで進んで、そこから再出国することにします。
となると途中の国立公園にはよりたいもの、I-75からI-90を通って、クリーブランドを目指します。コノカイヤホガバレー国立公園は民間のリゾート地と国立公園が入り乱れておよそ国立公園らしくないところですが、リトル軽井沢という感じで、日本人にはほっとするところです。I-271から、303号線におりて、ビジターセンターを探すのですが、非常にわかりにくいです。観光鉄道も通っていて、列車で来るのも楽しいかと思います。
さて、国立公園を離れたら、再びバッファローを目指してI-90を東に向かいます。ここからニューヨーク州までは、無料ですが単調な道が続きます。ニューヨーク州に入ってから再び有料になりますがこちらも全区間で$3ほど。ニューヨーク州はウエルカムセンターが無いんですね。高飛車な州です。
さて、バッファローについたら再び出国を試みます。国境の橋は長蛇の列。6時近いので、すっかりラッシュです。橋を渡った後に、検問があります。今度は若いお姉さんです。簡単な質問の後、「アメリカには戻りますか?」「もう戻りません。」と言うと、やっとカードを切り離してくれました。すでに、ウインザーでの30日のスタンプがあるので、そのまま素通りです。
読者の声
この数年以内にビザのポリシーが変わってなければ、管理人さんはこのことについて御存じないのではないかと思います。この問題は2 years ruleとは関係ありません。
J1には様々なカテゴリーがあるわけですが、いかなるJ1のカテゴリーであっても原則的にカテゴリーの変更は認められません。これはそしてJ1
Clinicalについては特別に取り決めがあって、J1 researchを保持していた人に対してその期間が終了後1年間はJ1
clinicalをサポートしないという方針です。ECFMGのホームページのある文書の中に明記されています。
ただし、これは原則であってカテゴリー変更が必要な正当な理由があれば変更は可能な様です。ただしDepartment
of State(DOS)の承認を得なければなりません。このことについてはhttp://exchanges.state.gov/education/jexchanges/participation/change.htmに載っています。
usmle.netでも時々このことは議論になっていましたが、これで変更に成功したという書き込みがあったのを覚えています。1年ほど前だったと思いますが。ただしその方は6ヶ月間かかっていました。どこの国の人かはわかりませんが。
ですからこの方法はもう半年以上前から行き先が決まっている人には可能かも知れませんが、マッチを通してとなると難しいでしょう。
ですからH1Bへの変更が可能ならそれを早めにするよう勧められていました。もちろんF1でもいいと思いますが、通常授業料を払うことが必要なのではないかと思います。1年間他のビザステータスであれば1年間帰国する必要はない様です。
J1内で変更されるのでしたら、プログラム側から直接ECFMGに問い合わせてもらうと返事が早いと思います。私が以前にファックスで問い合わせた時には無視されました。
tony - 2004/03/22(Mon) 14:44 No.1198
更新記録
●2004年10月1日:新規掲載