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What's Newー今日の呟きー

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このサイトはフィクションです。実在の人物・団体・生活などには、いっさい関係ありません。
The persons and events in this site are fictions. Any similarity to actual persons or events is unintentional.


3月13日  日本からの見学。   

 患者さんの付き添いの先生と、看護婦さんの病棟手術見学。



3月12日  まだ忙しい   

 今日も2人だけ。(昨日から聖先生は学会でお休み。)相方が、手術に行っていると、病棟の患者を全員みたいといけません。夜は腎移植。



3月11日  コーディネーター志望   

 日本から、コーディネーター志望の看護学部の学生さんの見学。コーディネーターとのお話、病棟見学、手術見学と盛りだくさんでした。夕方は、フォートワースの回診。
 研修医が奥さんの交通事故で突然やめて大変です。



3月10日 日本からの患者さん   

 朝から肝移植、ダラスの回診の後、フォートワースの回診。途中ダラス・フォートワース空港によって、日本からの患者さんと、付き添いの医師と看護婦の方にお会いします。



3月9日 無題   

 今日は早朝から肝移植のため4時には病院へ。術者をした後に病棟へ、これから1日間で4例の肝移植の長い一日が始まります。この晩は夜中、手術があって泊まりです。



3月8日 無題   

 ダラスの回診の後フォートワースへ。夜中に手術があるとのことで早めにかえります。



3月7日 サウスパドレーアイランド後編   

2日目(4/7) Polo Alto Battlefield N.H.P 要パスポート
Kingsville, TX→Laguna Atascos N.W.R. → South Padre Island.→Port Isabel Light house, S.H.S→Polo Alto Battlefield N.H.P→Iwo Jima Memorial→Los Ebanos Ferry→ダラス(Dallas, TX)

 今日はあいにくの曇り空。モーテルの軽食をすました後に、Kingsvilleを後にします。77号線を南に向かいます。この区間は、畑がひたすら続く単調な景色が広がります。
 Harlingenの手前でおりて、Lagna Atascosa 野生動物保護区を目指します。こちらも、メキシコ湾に面した干潟の保護区で、多くの野鳥を観察することができます。ここを過ぎて、100号線と合流すると、サウスパドレーアイランド(South Padre Island)の手前の街、ポートイザベル(Port Isabel)へ到着します。ここから、サウスパドレーアイランドまでは、長い橋が架かっています。天気がよければ、リゾートホテルが立ち並ぶ島が見渡せます。
 サウスパドレーアイランドは、とてもテキサスとは思えない、フロリダばりのリゾート地です。ここは、全く、パドレーアイランドでは、異なります。各ホテルは、プライベートビーチを持っていて、砂の城ができるような、きめ細かな砂が特徴です。
 浜辺には車ではいることもできますが、浜辺の散策をするには迷惑ですね。ホースバックライディングも有名です。ここのホテルはモーテル6でも$69もかかるので、値段も一人前です。いいホテルはうん百ドルです。これならば、カンクーンあたりに行かれるかもしれません。
 100号線はリゾートホテルがとぎれた後にも続いていますが、途中で砂の中に行き止まりとなります。今度来るときはシーズン中にと思いますが、春休みになると、学生が大挙と押し寄せてたいそう混むそうです。
 さて、パドレーアイランドを後にすると、橋のたもとにたっている、ポート・イザベルの灯台に寄ります。1852年に建てられたこの灯台は、現在は州立史跡で、$3で中にはいることができます。狭い螺旋階段を上ると、サウスパドレーアイランドが一望にできます。
 ここからすぐ近くの国境の町ブラウンズビル(Brownsville)でお昼にします。ダラスでは見ることのないEl Pollo locoという、鶏肉のメキシカンのファーストフードでとりましたが、なかなかおいしかったです。ここの街を通る、77号線を南に向かうとそのまま国境につながっています。手前には、「中を持ち込むと刑務所行きです」という看板が出ていますが、そのまま、高速のゲートのように国境に入ってしまいます。
 管理人は、VISA切れのため、残念ながら、北へ向かいます。次の街ハーリンゲン(Harlingen)では、最初に、テキサスのトラベルインフォメーションセンターによって2004年版のガイドブックを手に入れます。硫黄島記念碑(Iwo Jima Memorial)に立ち寄ります。空港の隣にある、海兵隊の学校の敷地にある記念碑は、ワシントンのアーリントン墓地のオリジナルのモデルです。台座にはアメリカが今までしてきた戦争が記されています。
 ご存じの通り、硫黄島は日本、アメリカにとって激戦地であり、日本側約2万人、アメリカ側7千人の死者をだした玉砕の島です。

 ちなみに当時の日本側の司令官 栗林中将の決別電です。

戦局遂に最期の関頭に直面せり、十七日夜半を期し小官自ら陣頭に立ち皇国の必勝と安泰を念願しつつ全員壮烈なる攻撃を敢行する。敵来攻以来、想像に余る物量的優勢をもって陸海空より将兵の勇戦は真に鬼神をもなかしむるものがあり。しかれども執拗なる敵の猛攻に将兵相次いで倒れたためにご期待に反しこの要地を敵手にゆだねるやむなきに至れるは、まことに恐懼に堪えず幾重にもお詫び申しあぐ。今や弾丸尽き水枯れ、戦い残るもの全員いよいよ最後の敢闘を行わんとするにあたり、つくづく皇恩のかたじけなさを思い粉骨砕身また悔ゆるところにあらず。ここに将兵とともに謹んで聖寿の万歳を奉唱しつつ、永久のお別れを申しあぐ。防備上に問題があるとすれば、それは米国との物量の絶対的な差で、結局、戦術も対策も施す余地なかりしことなり。なお、父島、母島等に就いては同地麾下将兵如何なる敵の攻撃をも断こ破砕しうるを確信するもなにとぞよろしくお願い申し上げます。終わりに駄作を御笑覧に供す。なにとぞ玉斧をこう。国のために重きつとめを果たし得で 矢弾尽き果て散るぞ悲しき

仇討たで野辺に朽ちじ吾は又 七たび生まれて矛を報らむぞ  
醜草の島にはびこるその時の 国の行く手一途に思う

 さて、ハーリンゲンの街より83号線を東に向かいます。まだ、片側2車線の道が続きます。ここで1時間ほど行ったところで、Los Ebanosという小さな街にたどり着きます。この町の路地をぬけると、アメリカーメキシコ国境の中で唯一の人力フェリーがあります。管理人は、VISAがないため、メキシコ側に渡ることができませんが、帰国前に一度このフェリーでメキシコに渡ってみたいものです。
 この国境を後にしたら、後は、一路ダラスを目指します。600マイル10時間。夜が長くなったとはいえまだまだ暗い道がおおいですね。結局走り続けて12時過ぎにダラスへとたどり着きました。

 コーパス・クリスティから南へ続く海岸は、テキサスの中では管理人の一番のお気に入りのところです。やっぱり、島国から北からかな。そんなわけで、皆さんにも南テキサスをおためし下さい。

 本日の走行距離 807マイル(1291km)



3月6日 サウスパドレーアイランド前編   

1日目(3/6) San Antonio Missions N.H.P.
ダラス(Dallas, TX)→San Antonio Missions N.H.S → Goliad, TX→Aransas N.W.R→Kingsville, TX

 看護婦さんの「忙しくなるからニューオリンズには行かないでくれ」、という声もあり、今回再び海を目指すことにします。最初は、「アラモの砦」の前には見ておきたいということもあり、サンアントニオ・ミッションを見に行くことにします。
 昨晩が当直だったので、少し遅れて、ダラスを出たのが7時過ぎ、I-35を南に向かいます。今日も、テキサスはいい天気です。サンアントニオでおりた後、San Antonio Missionの中心地、San Jose Missionを訪れます。Visitor Centerはここにあって、ガイドマップなどをもらうことができます。
 1720年に建てられたこの教会は、よく保存された城壁に囲まれて、中世にトリップしたようです。とてもアメリカにいるとは思えません。San Antonia Missionには他にも3つの教会があって、それぞれ独特な偉容を保っています。
 サンアントニオをたった後は181、239号線と通ってGoliadという、街へ向かいます。この町は、Indipendence Trail沿いにあって、Presidio la Bahiaという1721年に建てられたスペインの前線基地であったFortを見学します。こちらも非常によく保存されたFortで当時の面影をそのまま残しています。日本の古城と同じような、静けさを残しています。Goliadの街には他にもGoliad State Parkもあって、こちらにも1749年に建立された教会が残されています。
 中世にひととき戻った後は、アランサス自然動物保護区です。こちらは冬季の間、アメリカシロヅルが飛来することと、ワニで有名です。入り口のゲートは日が出ている間、開いており、最初はビジターセンターで車一台$5を支払います。ビジターセンターの前にワニの観察場所がありますが、ここにいるワニはまるで作り物のようで、ワニに関しては前回の州立公園に軍配が上がるようです。ビジターセンターから、5マイルほど走ると、観察台があって、そこから、遠くに鶴のいる干潟を眺めることができます。ツルは確かに眺めることができるのですが、草の茂みに隠れる上に、かなり遠いですね。見に来ているのはお年寄りばかりでした。
 アランサス自然動物保護区の後は、35号を南へコーパスクリスティを目指します。途中Fultonの街では、「オイスター祭り」の看板が、今日の夕食はオイスターにしましょう。この町は、マンションの州立史跡があることで有名ですが、このお祭り、地元の有志のお祭りにしては、移動遊園地も来ていてなかなか立派です。ビールはマグ付きで$8、生牡蠣は1ダース$8でした。ライブの前では、みんな踊っていて、地元の雰囲気いっぱいのお祭りです。個人的には、地元のお祭り大好きなんです。
 Flutonを出ると、再び南へ、コープス・クリスティを過ぎて、77号線にはいると、しばらく街がありません。そのため、今日はKingsvilleのHaward Johmnsonの泊まることにします。一泊40ドルですね。
  

 本日の走行距離 563マイル(900km)


今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
 


3月5日 海へ   

 病棟の看護婦さんがあさってから、2ヶ月間サンフランシスコに行くとのこと、向こうでのバイトをかねて夫婦で観光に行くようです。看護婦さんの場合は人手が足りないこともあって、泊まり場所付きでこんな旅行の仕方もあるようです。うらやましいですね。
 さて、管理人、またまた明日から週末休みです。今回もニューオリンズを目指そうかと思ったら、「忙しくなるからよしてくれ。」とICUの看護婦さんに言われたこともあって、サウス パドレー・アイランドを目指してきます。どうも最近は海を見ずにはいられません。それではまた。


3月4日 1つの星に2つの世界  2人の女の子の物語   

 昨晩は夜通し肝移植。管理人の40例目の術者です。以前手術した、2人のStatus1の女の子達も、無事に病棟へあがりました。
 ダラスの回診の後は、M&Mのプレゼンテーションをして、フォートワースの回診へ。今日は、竜巻警報が出るくらいの嵐の中を、フォートワースへドライブです。ダラスに戻ってきたら、別の病院で内分泌かのフェローをしている先生とお食事です。

 さて、条先生のメーリングリストから教えてもらったWHOのプロモーションFlashです。

One Planet: two different worlds   - a tale of two girls-
http://www.who.int/features/2003/lifeline.swf

 何気なくすごいビデオを作ります。(交通指導の時に見させられるような。)しかも病院も学校も実名ですから。


3月3日 Fix Or Repair Daily   

 まだレジデントがいないので、一人で回診です。午後から手術があるので、聖先生がフォートワースから帰ってくるのを待っていたら電話が。
「今I−30の上なんだけど。」
「どうしたんだい、混んでいるのかい?」
「車がえんこしたんだ。」
「AAAで牽引してもらったらいいじゃん。」
「AAAには入っていないんだ。」
「....」

 彼も管理人と同じFordに乗っていますが、Fordの意味というのを知っていますか>「毎日修理がひつようだ。」なんですね。Fordに乗っている人は必ずAAAに入っておきましょう。

 そんなわけで、管理人は一人で回診と手術です。


3月2日 確定申告2   

 確定申告の書類は意外と手こずります。難点は、臨床留学がPub.901のどの条約の条項に当たるかと言うことですが、まあ、いずれにしても20(1)という条項が当てはまりそうなので、これで書類を提出することにします。


3月1日 確定申告 Tax Return   

 今日はダラス番。しかし確定申告のめんどくさいこと。去年は、電話一本で病院の方で手続きをしてくれましたが、今年は「コンピューターであなたは免税の対象にならないから。」
租税条約のことを説明しても、「コンピューターが...」の一点張りです。
 そんなわけで、送られてきたW-2 form,を参考に、申請書類を書かなければなりません。$45000の給料のうち、$6000以上を連邦税でとられているので、かなり大きな額です。
 とりあえず必要な書類は1040NR-EZ と 8843の2つの書類です。この2つはIRSのサイトからPDFでダウンロードできます。病院から1042sという、免税の書類を出してもらえればいいのですが、病院は免税の対象になっていないといっているので、出してくれる様子はありません。それから、各Formの説明書と、租税条約の説明書Pub.901もPDFでダウンロードできます。
 J-1 VISAの免税方法は先にも挙げたIeda's homeだけではなく、次のサイトにも詳しく載っています。

 まわりのアメリカ(アメリカでの確定申告)
http://www.mawari.com/USA/US_Tax.html

 この中にあるアメリカでの確定申告にJ-1 VISAの確定申告が詳しく載っています。

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ダラス情報板より(メールアドレスの登録もできます.)
04/03/02(火)12:35:41 投稿者[HIRO]
【No.36】 タイトル[車をお探しの方へ]
3月21日に帰国予定ですが、車を買っていただけるかたを探しています。2002年に新車で購入した2002 HONDA CR-V LX 2WDです。走行距離は約9000マイルで、automaticでCD、クルーズコントロールなどがついて状態は非常にいいです。価格は15500ドルです。興味のある方はメール(
kotorisai10@aol.com)にてご連絡下さい。

04/03/02(火)07:48:37 投稿者[じゃすみん]
【No.35】 タイトル[インディアン・マーケットのお知らせ]
ダラスおよび近郊在住のみなさん、こんにちは。
アメリカン・インディアン(ネイティブアメリカン)の文化に
興味がある人に朗報です。

3月19日〜21日の3日間、アーリントン・コンベンション・センター
にて、恒例のテキサス・インディアン・マーケットが開催されます。
入場料はおとな9ドル、13歳未満は無料で、入場券は3日間有効です。
インディアンジュエリー、絵画、工芸品を始め、アーチストによる
コンサートなど盛りだくさんの内容です。
詳細は、公式サイトをご覧ください!
http://www.indianmarket.net/frameset.htm

では、当日会場でお会いしましょう!!


2月29日 わさび   

 今日はダラスの回診の後、フォートワースの回診。朝方は嵐でしたが午後にはすっかり晴れ渡りました。
そろそろ確定申告もしなければいけないのですが、結構書類を書くのがめんどくさそう。学会の準備も論文もそっちのけで確定申告の準備です。
 ICUの看護士さんが、「上野先生はわさびが好きだろう。」とのことで、Central Marketにてわさびナッツというものを買ってきてくれました。そのまずいことまずいこと。涙が出そうです。



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ダラス研究者日本人会BBQ会のお知らせ
<2004年春期UTSW,UTA,Baylor U.M.C., VA日本人会バーベキューの御案内>

日時:2003年4月18日(日) 12:30PM〜3:00PM(雨天の場合は中止)

場所:Cimarron Recreation Center
    201 Red River Trail, Irving, TX 75063
    Tel. (972) 910-0702

会費:未定(前回並みの、1家族あたり$2~4を予定。決定次第お知らせします。)


参加御希望の方は管理人まで御連絡いただければ、幹事に転送いたします。



2月28日 さようなら研修医   

 また、ローテーターでまわってきた研修医が帰っていきます。今月の研修医はよく働いてくれただけに残念です。最後は移植もたくさんあったので、満足してもらえたでしょうか。
 そんな彼女の最後の回診と、次来る研修医のために残したものです。パスタまで残していますね。こちらのお別れはあっさりとしたもので、"See you, Bye-Bye"で終わりです。

 さて、結局Microtekのスキャナーは埒があかないので返品することにしました。返品するときはレシートと本体を持って行けばあっさりです。中身を確かめもしません。こんなことで大丈夫なのかしら。日本からScanSnapが届くのが楽しみです。(まだ注文していないですが、\42000くらい。随分安くてにはいるものです。

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1.最後の回診をするレジデント
2.カルテを押すレジデント、写真を撮るのは管理人。ほんとに管理人は仕事をしているのでしょうか?
3.WVにはないノードストロームのバック。さすが女性。
4.中は食料品。ちなみに次来る研修医は男性だぞ!


2月27日 すてきな訪問者   

 昨日の晩はそんなわけで夜中に肝移植の術者です。というわけで泊まりというか、見学のN先生と一緒に一晩中手術です。Status 1の患者さんなので待つことができないのですね。昼からは、フォートワースの回診。今日は肝移植と腎移植が何件か入っていて忙しい日々が続きます。

 肝移植を受けた患者さんは、3ヶ月たつと移植外科から離れて、家庭医の元で経過観察をされることになります。ダラス近郊に住んでいない患者さんは、1年目の検診までは病院から離れることになります。そんな患者さんのSchultz夫妻が、病院を離れる前に病棟を訪ねてくれました。
 管理人の23例目の肝移植の患者さんである、Shultz婦人は若いながらも肝臓病を患い、幸運にも肝移植を受けることができました。

 しかしこの患者さんはいったん退院しながらも、感染性のショックで再入院、一時は危篤状態で生死の境をさまよいました。(12/5の日記を参照)
 ICU管理の上無事に退院、そして移植外科からも退院することになりました。ぱんぱんだったおなかもへこみ、真っ黄色だった目も今はすっかり澄んで挨拶に来てくれました。こういう時は医師冥利に尽きますね。
 この記事および写真は患者さんのご厚意とご了解によって掲載してあります。ご理解のほどよろしくお願い致します。

今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
Schultz夫妻と聖先生。Schultz夫妻の笑顔がいいですね。この患者さんと家族の笑顔を取り戻すために働いているわけですね。


2月26日 幸運な見学者   
 
 見学の方がいらっしゃっているときは、患者さんが少なくなるというジンクスを破って、今日は盛りだくさんです。腎移植とハーベスト×2,そして、肝移植とフルコースです。一泊だけの見学で全部体験できるのは珍しいことです。
 見学のN先生。朝7時からの病棟診察について回った後、10時から腎移植、そして、1時にはLove Field空港から、サンアントニオにドナーの手術。10時にかえってきて、また、ドナーの手術。そして、12時からは、肝移植と、盛りだくさんでした。そのまま、朝8時の飛行機で日本へ帰国です。ご苦労様でした。

今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
ドナーの手術
1.準備をするオーガンバンクの人たち
2.どんな感じかな
3.器械からバックテーブルを望む
4.書類書き
5.クロスクランプの後は麻酔科の仕事は終わり
6.もうじきかな
7.還流液の流れは良好です。
8.特に意味なし。


2月25日 ケーキがいっぱい   

 昨日はフォートワース当直で2番連続して泊まりです、フォートワースを回診した後にダラスに戻ります。今日は日本からの見学の医師がいらしているので、病院の案内。彼は病院のホテルに今晩は泊まりです。
 夜は、寿司矢間で食事です。ちなみに、寿司矢間は、水曜日の夜はお弁当が通常の半額、混んでいるのですが、お客さんにほとんど日本人はいません。外国人にも好評なんですね。
 だいたいいつも見学の方がいらっしゃると移植がありません。明日あるといいですね。

今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
1.2月の誕生日会
2.チキンの作者
3.昼食がうれしい聖先生
4.今日の主役
5.結構人がいる
6−7.再移植成功1周年のケーキ
8.今日で去りゆくSocial Worker
9−11.病院のホテルにチェクインをする。N先生
10.寿司矢間のN先生
11.管理人亭を見学するN先生


2月24日   交差する生と死 

 昨日は深夜に肝移植があって、それからフォートワースで肝移植です、2番連続して帰れません。さて、最近のICUは移植を待つ患者さんで落ち着きません。

 先日Status1の若い女の子の肝移植の術者をさせてもらいました。Status 1 ということは7日以内になくなる可能性が高いと言うことで優先的に手術を受けられます。3日前まで何ともなかったのが、薬の作用で劇症肝炎を起こし、生死の境をさまよっていました。幸い、79歳と高齢ではありますが、肝臓の提供を受けることができて、移植にこぎ着けました。
 79歳の肝臓となると、温疎血時間は最小限としなければいけません。一般的に劇症肝炎の患者さんは、まだ副血行路ができていないので、比較的手術は簡単で3時間程度で終わりました。ともかく、移植を受けられて何よりでした。

 テキサスは比較的ドナーの提供が多いとはいえ、いつでも提供を受けられるとは限りません。その隣のベットでは同じくStatus1の患者さんが、肝臓を待たずにお亡くなりになりました。同じICUの中で、喜ぶ家族と、悲しむ家族が席を同じくすることになるのです。

 その2つ隣のベットでは、肝移植後のC型肝炎の再発で危篤状態になる女の子がいます。せっかく移植が受けられて喜んだのもつかの間、悪性のC型肝炎の再発はわずか3ヶ月で肝硬変まで進行していたのです。いつも、奥様に付き添っていたご主人もこの現状を受けいることができません。肝性昏睡で、うわごとを言う彼女の前で、「開発中のこの薬を試してほしい。」と訴えます。しかし、すでに末期の状態、たとえ肝炎が治ったとしても残存機能はありません。このように進行の早い再発C型肝炎では、再移植の適応もありません。
 人工呼吸器につながれてICU管理のまま、最後を迎えたとしたらかわいそうだということで、幾度となく家族を説得します。最後は、挿管しないで病棟で静かに最後を迎えるということになりました。


 苦しい病気の下でもいつも笑顔をなくさない子でした。ご主人共々、「肝生検は上野先生にお願いします。」といつも言ってくれました。やはり若い患者さんが亡くなるのはとても悲しいことです。いつも、大きなコンピューターを部屋に持ち込んで付き添っていたご主人は、突然ラストシーンを迎えたクレジットの前で呆然と立ちすくむだけです。管理人は、いつも、そのラストシーンを見守る側にいるのですが、先に逝ってしまう主人公は、うわごとの下で何を思っていたのでしょうか。



2月23日   ペーパーレス計画続報 

 今日は夜に肝移植があります。

さて、新しいDSLですが、どうもモデムがなかなかシンクロしません。まだ、プロバイダーのモデムを引き取りに来ていないので、それにつなぎ変えてもやはりうまくいきません。サービスのレスポンスはいいのですが、つながらなければ仕方がないのです。高速インターネットはライフラインの一つなので、この調子だと困りますね。

 さて、先日購入したMicroTek のScan Maker 5950 勢い切って、「全部の文章をPDF化するぞ。」と言ったのですが、肝心のオートシートフィーダがうまく作動しません。最後の用紙を検出できないですし、ぺーバージャムも多発です。これでは、ストレスがたまるだけで、作業がはかどりません。
 アメリカのいいところは、どんな理由であれ一定期間(2週間くらい)なら、商品を返品できることです。その商品に満足しなければどんな理由でもいいと言うことですね。このスキャナーは返品して。評判のいい富士通のScansnapを購入することにしましょう。難点は、日本でしか販売していないことで47000円くらい。アメリカで輸入販売だとUser’sSideで$599(およそ66000円。)いくら何でもこれは高すぎるので、日本で購入して、郵送してもらうことになりそうです。郵送料、大きな荷物だとEMS害外と安くて航空便や、SAL便とそんなに変わりません。28日発売ですから、3月上旬に手にはいるでしょうか。手に入ったらお知らせします。


2月22日 イギリス旅行   

 今日は当直ですが、手術はなしです。それでも、病院では休日出勤をしている偉い人たちがいます。子供連れですからね。

 さて、「海外学生実習」の項で紹介している、医学教育振興財団のイギリス病院見学ですが、実は、実習以外の部分が非常に楽しかったのです。このときは日記というものをつけていなかったので、具体的にどんなことをしていたのかほとんど覚えていません。実際、管理人はこのサイトを立ち上げるまでは日記どころか文章を書くというのは非常に苦手で、ほとんど文章を書くと言うことはなかったですからね。

 さて、この実習、イギリスだけあってかなり早く終わります。そんなときは買い物に行ったり、アフタヌーンティーを楽しんだりできます。同じ学年の学生4人でいつも行動しますからそれは楽しいものです。Durhamなどの、近郊の小旅行も楽しめます。夜も一緒に夕飯を作ったりバーに行ったりしてね。
 目玉は週末の旅行です。土日は完全に休みですから旅行し放題です。町中に、ハーツレンタカーがあったので、そこで車を借りて出かけていきました。4週間の実習ですから中3週間は旅行ができます。そこで、私たちはこんなところに行きました。

1週目:New Castleから東海岸の古城を訪ねつつ、スコットランドのエジンバラへドライブ。もちろんエジンバラ城へ向かいます。この町のホテルでのハイティーは絶品です(名前は忘れましたが多分有名なところ。)お城からのメインストリームには古地図屋があって、そこで買った古地図は部屋に飾ってあります。(今は寝ています。)
 
2週目:湖水地方へドライブ。湖水地方のB&Bは自然の中にあって、とても気持ちいいです。朝には、しかが訪れたり。途中のカンブリアソーセージも絶品です。(先カンブリア時代の由来)ピーターラビットのふるさとを訪ね、スワンホテルで午後の紅茶です。湖水地方のハイキングはすばらしく気持ちよく、また山に登りたくなってしまいましたね。
 
3週目:スコットランドの奥地、ネス湖を通ってSky 島へここは、イギリスでも本当に秘境で、自然が美しいです。スコットランドの北部は本当におすすめなのですが、ニューキャッスルからはちょっと遠いかもしれません。
 
 イギリスは、道路が整備されていて(車が少なくて)短い時間でも楽しむことができます。それにしても国中が区画されていて、羊が囲い込まれていましたね。
 
 実習はお昼過ぎに終わることも多く、ショッピングは、Afternoon Teaそれから、
 
 実習の後も、私はリバプールの小児病院の見学に行って、そのあと南イングランドとアイルランドに旅行に行きましたし、ホームステイをして英語学校に行く人もあって実習だけではもったいないです。

今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
 今日は日曜だけど、子供を連れて仕事中です。


2月21日 ワニを見に行く  Alligator Ettiquette   

 今日はOffの日。天気も上々で気温も急上昇。こんな日は、家にいてもつまりません。早速、地図を広げて行き先を考えます。やはり冬の間は暖かい海岸沿いに行きたいもの。今日は、Houstonの近くにあるBrazos Bend State Parkへワニを見に行くことにしましょう。

 9時過ぎに家を出発、今日は遅い出発です。I-45を一路南に向かいます。I-35と違って、こちらには街が少なく比較的緑がおおいです。
 2時間程度は知ったところで"Texas Prison Musium"の看板が見えてきます。珍しいので少し寄り道をすることにしました。Houstonの手前Huntsvilleで75号線をおりてすぐ南にあります。この町はPrisonの街で、ダウンタウンにも古めかしい刑務所がありますが、博物館そのものは新しい建物の展示で、実際に使われていた電気いすなどが展示してあります。場所は簡単なのですが、博物館への矢印もなく非常にわかりにくい博物館です。このHuntsville刑務所では囚人のレクリエーションでロデオも行われていたと言うところがさすがテキサスです。

 さて、ヒューストンに着くと、街の東側にある"San Jacinto Battleground & Battleship" の州立公園をまず訪れます。
 ここはサンジャシャントの古戦場と1936年4月21日にメキシコ軍から独立した記念に建てられたオベリスク、サンジュアントの記念碑と戦艦「テキサス」があります。この地は、「アラモの悲劇」の集結地であり将軍ヒューストンがメキシコ軍を打ち破った場所ですね。
 ちょうど日本は江戸時代後期、17年後にはペリーの黒船が押し寄せ日本は開国を迫られるのです。オベリスクはエレベーターで上まで上がることができますが、管理人は時間の都合で割愛としました

 戦艦テキサスは第一次、第二次大戦と活躍し、現在は中を見学することができます。空母レキシントンに比べると非常に狭い船内で、船員のベッドなど廊下につってあるだけです。それでも一応手術室もあって、三人の軍医が従軍していたようですね。

 この二つの州立公園はほぼ同じ敷地内にあります。I-10側から訪れると、途中小さな渡し船があって、小船旅を楽しむことができます。

 さて、戦艦から下船すると今日の目的地Brazos Bent州立公園を目指します。この州立公園はヒューストンから40分程度。ヒューストンの人にとっては便利ですね。こちらも州立公園にしては充実していて、リトルエバーグリーン国立公園といったところでしょうか。

 公園内は沼地の中をトレールが続いていて、トレール沿いにワニを見ることができます。実際、トレール沿いにワニが寝ていて、全部で7羽のワニを見たかな。野鳥も多く、展望台もあります。ここにキャンプできて、サイクリングをしながらバード&アリゲーターワッチングをしたら楽しいでしょうね。

 公園の中には観測所もあって、土曜日の午後3−10時だけ一般公開しています。時間に余裕があれば、こちらで星も見たかったですね。当日に予約が必要です。

 今回、州立公園でありながら、なかなか充実していました。ヒューストン観光の一つに取り入れてみて下さい。

 本日の走行距離 635マイル(1016km)

今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
1.実際に使われていた電気いす。
2.今は薬。
3.ロディオ
4.刑務所博物館
5.渡し船
6.対岸で待つ車
7.戦艦テキサス
8.実際に動かせる
9.手術室
10.寝床
11.記念碑
12−17.ワニに注意。



2月20日 アパートの引越 解約編   

 いよいよ今日は前のアパートを解約する日です。鍵と、リモコンを持ってアパートの事務所に行って精算をします。アパートのマネージャーはまたかわって、今度は仕事のできそうな女性に変わっていました。彼女はてきぱきと談笑をしながら精算を進めると、
「ダラスに引っ越したのですか?」とのんきにも訪ねました。
「あなたも知っているでしょ、たくさんの住人が出て行ったでしょ。。」
と問えば、さっと顔色が変わって、管理人が何を言いたいかはわかったようです。
「前のマネージメントがひどかったことは理解しています。」
「だから仕方がないから隣のアパートに引っ越したんですよ。」
「隣は、いいアパートですよね。」
「今後改善することを期待しますよ。」
こんな感じです。ちゃんと、清算金が送られてくることを期待しましょう。
 さて、清算前には立ち会いの下で部屋に損傷箇所がないか確認をします。一緒に立ち会ったのは人のいいお兄さん。何でもぺらぺらとしゃべります。
「前のマネージャーはいい人だったんだけど、一緒に働いていたのが悪い男でね。相当くすねたりしていたんだよ。」と、聞いてもいないのに何でも内部事情を話してくれます。
 部屋のチェックはいい加減な物、相当汚くしていても明らかに損傷がない限りは許されるようです。このあたりは、なんだかんだ言って敷金をみんな持って行ってしまう日本とは違うのかもしれません。(n=1)

 さて、今度のアパート少し広くなったので、家具を追加しようかと考えました。もちろん新品を買うというのもいいのですが、レンタルをしたり、中古品を買うという手もあります。そんなレンタル・中古家具屋を紹介します。特に期間の短い場合は、処分する必要のないレンタルも便利です。

CORT
http://www.cort1.com/
 
 レンタル家具の大手です。ダラスにはショールームが2カ所あって、中古の家具も扱っています。最低レンタル料は$100/mo、最低契約期間は6ヶ月なので、中古家具を買った方が安くつく場合が多かと思います。

Aaron
http://www.aaronrents.com/

 こちらも全国チェーンです。レンタルは最低$30/mo、3ヶ月から契約できるので、こちらの方が使いやすいです。どちらもダラス市内に配送の場合は$40-50かかるので、その点も考慮に入れた方がいいです。

Rent-A-Center
http://www.rentacenter.com/

 こちらも全国チェーンですが、ダラスの至る所にショールームを見かけます。週単位で借りられるようですが、単価はかなり高いです。


 そういえば管理人はとうとう文書の電子化のためのスキャナーを買ってしまいました。MicroTek のScan Makerで $149です。Snap Scanに比べると格段に安いので、これを試してみましょう。使用報告はまた後ほど。ちなみに、間違えておいていったDSLモデムは、引き取りに来てもらうと言うことになりました。

 その他、テキサスの免許証はHP上で、住所変更が行えます。$11です。引越をされたからといって、免許事務所まで出向く必要がありません。



2月19日 アパートの引越 通信編   

 今日は当直ですが、途中小児病院で手術があって、また本院です。
さて、今月のレジデントはFull Vesselです。非常に熱心ですし、残って仕事を手伝ったり手術をしたがります。レジデントを管理するので大変なのは、毎月交代なので、付きによってキャラクターが全く違うと言うことです。
 先月のレジデントが仕事をやりたがらないレジデントだったので、今月のレジデントをそのように扱うと、「もっと手術を回せ。」と文句を言われることになります。翌月、今度は働くレジデントとして扱うと「週の勤務時間が80時間を超えている。」とそれはそれで文句を言われることになります。
 また、「勉強に来ているんだからできるだけ働いてもらえ。」という考えと、「レジデントだって家族があって生活があるんだからそんなに働かされてはたまらない。」という考えと、両方正しいわけで、管理人としてはいつも苦慮するところであります。

 さて、情報の孤島だった新しいアパートにもやっと、通信ができるようになりました。Advantexという、ローカルな会社ですべてまかなうようになっています。

1.DSL ケーブルと一緒に申し込んだDSLは通常に使えるようになりました。元々のEarthlinkが使えなかったため、メールアドレスが変わってしまいます。しかもearthlinkは他のサーバーを介してメールサーバーにアクセスできないので送信ができません。モデムは持っているのでいらないと言ったのに、業者の巨大なモデムをおいていきました($50)。早速返品ですが、今時この値段を出したら無線ルーターが買えます。設定はPPPoEなので、IDとパスワードを設定すれば終わりです。メールアドレスも一つしか設定できないので、earthlinkやyahoo SBCのDSLに比べると、今ひとつの性能です。

2.電話 Advantexの市内電話です。長距離電話はカードでしかかけないので、まあ、問題はありません。

3.ケーブル クラシカルなケーブルテレビです。受信機はなくテレビにつなぐだけ。「テレビが映らないと。」文句を言ったら「テレビを設定してくださいとのこと。」テレビをケーブルに設定しなければいけないのは知らなかったですね。まえの、アパートのケーブルテレビはDirecTVベースの物(つまり、衛星放送を引き込んだだけ、各受像機がいる。)に比べると簡単ですが、Pay Per Viewなどの複雑なことはできません。

 それから郵便の住所変更もインターネットでできます。今日確認のメールが来たのですが、しっかり引越関係の広告まで入っていました。このあたりの商売っ気はたいした物です。


2月18日 ウナギとスパイダロール   

 さて、今日は肝移植、腎移植と立て込んでいますが、管理人は久しぶりに腎移植をします。腎移植も滅多に管理人までまわってきません。夜中に肝移植があるので、夕ご飯の話しになったのですが、みんな、日本食に興味があって、一緒に手術をしていたアテンディングの先生、夕飯をご馳走してくれることになりました。
 管理人の薦められたのが、「ウナギと、スパイダーロールと、ボルケノロール。」管理人の見たことない物ばかりです。ウナギは、ゴボウの代わりに細切りのキュウリが入っているのがみそです。

 レジデントのカバーで病棟をうろついていると、病棟の受付嬢が、日本語の練習帳を作っていました。なかなか発音がよいようで、これなら病棟で日本語だけですむ日もきっと近いでしょう。

今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
1.日本語練習帳
2.ウナギとボルケノロール(左)とスパイダーロール(右)
3.枝豆をつまむ姿は日本の手術室のよう。一番(サッポロ一番)もほしいね。
4.この箸使いに注目。


2月17日 ガールスカウトのクッキー   

 今日は、久しぶりのスクランブルです。例によって、3時頃「今から5分後に空港に来てくれ。」とのことで、空港へ。管理人がドナーの手術に行くことは今はあまりないので、小児のドナーのように特別なときだけ出番です。
 夕方にコープス・クリスティの病院について、臓器摘出。管理人は一応小児外科志望と言うことで、小児の症例を独占的にさせてもらっています。このあたりは、かなりフレキシブルです。ドナーが終わるとそのまま、子供病院で移植です。子供病院での手術中に、藤堂先生の話がしきりに出ていて、「あんなに元気のやつはいなかった。」とのことです。藤堂先生はアメリカの移植外科の中でも非常に有名な人ですからね。移植が終わったのは深夜になって、今日は当直なので、そのまま本院に戻ります。

 さて、この季節になるとガールスカウトのクッキーという物が売り出されます。管理人もかつてボーイスカウトをしていたことがあるのですが、日本の感覚だと、「ガールスカウトでクッキー?」ということになるのですがね。キャッチフレーズも「Girl Scouts + Cookies = A Winning Combination!」なんのこっちゃという感じですが、活動資金の一部になっているようです。興味がある方はどうぞ。

ガールスカウト クッキー 
http://www.girlscouts.org/about/cookie.html

今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
1−2 コープス・クリスティ
3 手術場前の張り紙
4−5これがクッキーだ


2月16日 President's Day   

 今日はダラスでの回診。世の中はPresident's Dayということで、学校などは休みのようですが、病院は今日も変わらない一日。アメリカはホリデーになると、セールがあります。
 管理人の頭を今悩ませているのは、新しいクリエよりも文書をPDF化してPalmに取り込むスキャナーです。富士通のSnapScanは15枚/分の処理ができて、日本語も処理できる上Acrbatもついている豪華な物ですが、$530とお値段もはります。対する。MicroTekのScanMakerは4枚/分で英語のみ、その能力は未知数ですが、$170とお手頃です。誰か使っている人がいたら、聞くのが一番なのですが、ドキュメントスキャナーを使っているのは、私の知っている限り、第二外科の教授と、研究留学ネットの管理人さんだけです。誰か知っている人がいたら教えてくださいね。右脳先生のところでもレビューしてくれないでしょうか。
 そういえば、引っ越しの荷物で、ソファーだけを移動したいと言うときに、アメリカ国内で手頃な運送屋さんというを探すのも苦労するところです。もちろん日系の引っ越し屋さんを使えば簡単なのでしょうが、アメリカ人はどうしているのでしょうか。

 さて、こちらの病棟薬ですが、看護婦は「Pixus」という、仰々しい機械から取り出して、使うことになっています。指紋照合でlog onして、すぐに薬局にデーターが送られるという物です。ただし、アンプル一個と入力して、20個くらい入っているケースから取り出すので、余計に取り出してもわからないような気がするのですが、どうなっているのでしょうか。

今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
1.これがPixus
2.中央の赤いのが指紋照合
3.ドアがこんな風に開く
4.大きなバックはこちら
5.いくらでも持って行かれる。
6.薬局のおふれ
7.管理人の頭を悩ます物


2月15日 そんな日曜日   

 今日は朝から肝移植の術者。午後は回診で日曜日まるまる仕事になってしまいました。まだ、自宅に電話がつながらないので、相変わらず、インターネットフリーの生活をしています。
 学会の方も抄録を出したもののデータの手直しをしなければいけないので、データー集めから四苦八苦です。

 クリエはTH55が発売されて、カメラ付きというところがそそられるところですが、こちらにいる間はT3で満足しているので、しばらくは様子見ということにしましょう。


2月14日 雪のバレンタイン   

 今日はバレンタインデー。日本では、女性が男性に愛の告白をする日ですが、こちらでは、お互いにプレゼントを交換する日のようです。日勤の看護婦さんのご主人、お昼を届けに来たと思ったら、ナースステーションの前で2人で熱く抱き合っています。このあたりはアメリカなんですね。
 さて、久しぶりにしっかりと雪が降りました。去年の大雪が記憶に新しいのでみんなびくびくしていましたが、今日は比較的暖かくてすぐに解けてしまいそうです。

今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
1.-5.雪景色のダラス。アパートから病院まで。
6-7. バレンタイン


2月13日    これから文句を言いにいってくる  

 今日はダラスで、肝移植と膵腎移植、子供病院で肝移植、フォートワースで腎移植が同時に行われることになっていて、管理人としては人のやりくりに頭を抱えていたのですが、残念ながらドナーがすでに感染症を起こしていることがわかってすべて中止になってしまいました。

 さて、今まですんでいたアパートの管理会社、最後の最後まで腹を立たせるところです。「Reserve at White Rock」というところですが、町中にあるためまず日本人が住むことはないと思います。いわれのない$38ドルの請求書とともに、月初めからの$125のLate Fee。一日$10ずつ加算されています。わざと2週間たってから送ってきたとしか思えません。明日クレームをつけに行きますが、これも手術があれば時間がなくなるので、そこが困ったところです。
 Apartmentrate.comにも書いてありましたが、一つだけいいことは、このアパートから出て行かれると言うことです。アメリカ生活で、自動車購入と電話の契約、そしてアパートの解約。この3つが一番腹立たしいところでしょうか。おそらく、皆さんも一番トラブルの多いところだと思います。生活する上で疲れるのは、常にクレームをつけていなければならないところです。このあたりは遅れているというか、実に困ったところです。

 引越をしてからまだ電話やインターネットがつながってないのですっかり情報から隔絶してしまっています。来週の月曜日にはつながると言うことですが本当につながるでしょうか。少し、ここで気を取り直しましょう。

1.サムライさんのサイトからの引用ですが、こういう手の込んだ物を何のために作っているのかわからないですが、すごさを感じてしまいます。スピーカーをオンにしてどうぞ。
http://pya.cc/pyaimg/img2/2004012315.wmv

2.同僚の聖先生が送ってきた、ヨーロッパよりのメールです。

Betreff: Fwd: first pictures from mars 
http://www.dallastsushin.com/picture/first.jpg
 


2月12日 Japanglish   

 先週書いた論文ボスが学会に行く途中に呼んで手直しをしてもらっています。かえってくると。「上野先生の論文、Japanglishで解読するのに非常に大変だったよ。アリゾナまで行く間、3時間かけてもまだ読み切れなかったよ。」と、のことです。論文を書くに当たっては、英語で書くというのが一番の困りものです。このあたりは多いもん勝ちのところがあるので、国際競争力をつけるのならば、小学校から英語をはじめるよりは、英文の翻訳サービスをしてもらいたいところです。
 さて、管理人のメールアドレスはどれもすっかり汚染されてしまって、毎日何百通のSpamとウイルスメールが届きます。今は、POPFileという、スパムフィルターソフト(フリー)を使っていますが、分別率は99.5%となかなか優秀です。メールのダウンロードに時間がかかることをのぞけば、不便はないです。ただ問題なのは、必要なメールまでスパムに分類されてしまう可能性があるということで、今度から、"dallas"というキーワードを題名に入れてもらって、キーワードが含まれているメールは選別しないように設定することにします。これで、重要な返信メールを取りこぼすことがなくなります。


2月11日  今そこにある危機 Clear and Present Danger    

 管理人は別に海外での移植を勧めているわけではなくて、日本人の患者さんが海外で移植を受ける必要のないような環境が整うことを願っています。しかし、現状では残念ながら、日本で十分な移植が受けられる状況ではありません。
 また、一人の患者さんがアメリカでの肝移植を希望しておりますが、術前検査を受けるだけでもおよそ6000万円の預託金が必要となります。海外で移植を受けることに関しては、いろいろな意見があるかと思いますが、他に方法がないのが現状です。
「リンク」を更新しました。

 植田拓稔君を支える会
http://www.geocities.jp/takumi_sien/
 
 5歳の愛娘、彩香(あやか)ちゃんのため、家族のために、先天性門脈閉塞症という難病を克服するため、海外での肝臓移植を決意した植田拓稔君を支える会のホームページです。
 2月10日募金活動をはじめました。皆様のご協力をよろしくお願いします。 (上記HPより)


2月10日   サムライ

 今日は移植を受けられた患者さんのご家族からの寄稿をご紹介します。 ご了解を得て、実名にてご紹介致します。


サムライ

 我々家族は 日本で家内が角膜移植を失敗してから、 ただ チャンスを生かすため、 ドナーが100倍以上いるアメリカにきました。 そして 家内は ここで移植を更に3回、その他の手術を含めると計6回もしました。 我々夫婦はただ 家内の目が良くなるようにと願い、毎日が戦争でしたが。
 やはり 家族の犠牲は 大変なものでした。 特に 子供達は 突如 9年前 英語も知らずにアメリカに連れてこられ、苦労は 我々以上だと思いますが、子供のことなど私などは 面倒みている暇がありせんでした。(家内の目の件と自分自身の仕事を確保するだけでも大変でした。) そういう中で長男は最近2、3年は、非行には走りませんでしたが、かなり悩んでいたようでしたが、 親としてはただ 怒鳴るだけのダメ親父でした。
 でも、 一昨日のダラスのスピーチコンテストでは 以下のようなスピーチを学校代表でしてくれました。過去9年の苦労をしってる私としては、原稿を読んで、一人で涙でした。 そして 親の背中を見て なんとかいい方向に目覚めてくれてる長男に少しほっとしたとともに、これからも日本でがんばってもらいたいと思います。(大学は日本に行くことを決めました。)
  最近の日本の高校生は。。 と いろんな話を同僚から悩みをよく聞きますが、下の子二人は アメリカの大学をめざしますが、一人くらい 日本でがんばってもらいたいな。。と 私も長男が日本の大学に行くとこに納得した 今日このごろです。 (今まで 長男をアメリカの大学を勧めていたのですが)。

以下が 誠一のスピーチでした。

******* サムライ  *** ダラス補習校高校3年 藤井誠一 ***

 「うちの先祖は侍なんだぞ。 おまえもしっかりしろ。 このやろー」 と父に怒鳴られることがある。 すると僕は、 「侍?だからどうした。」と思うだけだった。
 アメリカ生活を始めて今年で九年目になる。 この間、日本をベースにした映画の中で唯一胸をはって観られたのが、今上映している「ラスト。サムライ」である。 この映画はアメリカ生活で長い間眠っていた、日本人としての僕の心にひとつの刺激を与えてくれた。 それはサムライの生き方である。 勝利への執念を何よりも大切にし、戦いに臨んでは純粋に挑んでいく。 これこそ、今の自分に欠けている精神ではないだろうか。
 日本にいた頃、僕は剣道をやっていた。 そこで学んだものは、一本の竹刀に自分のすべてを尽くし、目の前の相手を全力で取り組むという剣の道であった。しかし、近頃の自分は気まぐれで、あれもしたいこれもしたいと思うばかりで、実際に行動を移すことは少なかった。 このままではいけないと感じていた。
 そこで、これを機に僕は、侍のように生きると決意した。 自分を高める努力をし、いつでも死に物狂いで目標に向かっていく。 そして、どのような環境にいようとも、自分に誇りを持ち、たとえ周りから反対されても、自分を見失わず、おのれの生き方を貫く。 これこそサムライの精神であり、僕はそれをやり遂げる。なぜなら、剣の道の行き方は僕の体に身についているはずだからだ。
 映画を観た後、アメリカ人の友達と話しをしていると、 思わず父と同じことを言っていた。  「うちの先祖は侍なんだぞ。」 と。

  **********************


2月9日 返品保証   

 今日は、ダラスの回診の後、フォートワースの回診。先週の生体肝移植はつつがない経過をたどり、お母さんは術後三日目にして退院です。術後のドレーンも入れないので、本当に経過早いです。こちらの考えでは、「たまったら、放射線科で抜けばよい。」という考えなので本当にドレーンは入れません。
 手術前の患者さんは、もちろんいろいろと心配になることが多いですし、再移植ともなるとなおさらです。こちらは、できるだけ質問に答えるようにしています。「100% Satisfaction Guaranteeだから。」といったら、「それは60日以内なら返品した場合、全額かえってくると言うことかい?」とかえされてしまいました。こればっかりはNot Refundableですね。


2月8日 アパートの引越    

 引き続き引越です。今日は、ベッドなどの大物を移すために、U-Haulからトラックを借りて引越です。日曜日は朝9時にオフィスが開くと言うことで、オフィスへ。空港にある、レンタカー会社のように大きな営業所です。ただ、受付の方は、レンタカーのようにすんなりといきません。
 まず受付です。一人一人の受付に以上に時間がかかります。それから身元チェックの厳しいこと、携帯電話の電話番号を知らせたら、電話をかけて確認するしまつ。契約書には拇印まで押させられます。
 チェックインをした後は、係員が回送してくるのですが、この係員のやる気のないこと、前の2人も含めて、30分近く待たされます。しびれを切らした管理人が、怒ると、続けて他のアメリカ人も文句を言います。
会社の人間が、「この時間は混んでるから。」というと、
「混んでいると言ったってさっきから1台もこないじゃないか。」と怒っています。
「空港のレンタカーの貸し出しと同じかと思った。」と管理人と同じことを言っています。
 結局一時間近くたってからの貸し出しです。U-Haulは一日単位なので、前の晩にかり出した方がいいですね。
 借り出した車は一番小さなトラック一日借りて19ドルですが、マイレージが49セントというところがみそです。それにしてもぼろいトラックです。17万マイルでトヨタのトラックですが。やはりレンタカーとはすごく違うようです。
 さて、ベッドは一人では運べないので、知人の中高生にアルバイトを頼みます。さすが若者、力があるので、2時間で引越は終了です。
 トラックを時間前に返しに行きましたが、やはりこの時間にかり出しに来る人もかなりいるようでした。

 今度のアパート今までと同じ1ベッドですが、少し広いです。暖炉はガスでなく薪になったので、一度は、薪をたいてみたい物ですね。冷蔵庫、オーブンレンジは今までより小さく古くなっています。
 アメリカの他のアパートと同じく、部屋が暗いので、早速、三灯ライトを購入してきます。
 そんなわけで管理人引っ越し致しました。電話とインターネットはまだ使えません。仕方がないので、論文書き日本のドラマでも見ましょうか。

今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
1.最初は車で
2.U-HAULへ
3−5.受付。拇印の指ふき
6−10.アラスカマークのトラック。見てのおわかりのようにかなりぼろい。長距離の運転はかなり不安です。
11−13.荷物の出し入れ。
14.今回手伝ってくれた知人の息子さん。
15.返却口。


ダラス情報板より(メールアドレスの登録もできます.)

04/02/09(月)22:10:14 投稿者[よっち]
【No.33】 タイトル[RE:ムービングセール(Res#32)]
おーちゃんさんへ
メールをお送りしたのですが、User unknownで戻ってきてしまいました。すみませんが連絡可能なメールアドレスを教えてもらえると助かります。

04/02/08(日)00:35:51 投稿者[おーちゃん]
【No.32】 タイトル[ムービングセール]
4月中旬(12日前後)にダラス(アービング)から,日本に帰国する予定の者です。ムービングセールにご興味のある方は詳細をお送りしますので,ご連絡頂けると嬉しいです。ベット,勉強机,ダイニングテーブル,ソファー&コーヒーテーブル&ロッキングチェア,変圧器,電気スタンド,ファックス電話,CDラジカセ,チャイルドシート,ミキサー,湯沸かしポット等々

04/02/06(金)08:05:06 投稿者[NBA Fan]
【No.31】 タイトル[NBAチケット求む!!]
どなたかダラスマーベリックスのチケット売っていただけませんか?
チケットに対する希望
チケット内容:大人4人分と駐車場のチケット
場所と日時:ホームゲームで、2月半ばから後半にかけての試合を希望
対戦相手:スパーズのモノがあれば最高以上、あればご連絡ください。よろしくお願いいたします。

04/02/02(月)03:21:33 投稿者[Michi]
【No.30】 タイトル[ムービングセール]
4月下旬(20日前後)にダラス(アービング)を引き上げ、日本に帰国する予定です。引っ越しに伴い以下の物を引き取っていただける方を探しております。興味のある方は詳細をお送りしますので、ご連絡下さい。
ダイニングテーブル、ソファー&コーヒーテーブル、テレビ、ビデオ、ステレオコンポ、ベッド、本棚、洗濯機、乾燥機、ファックス電話、掃除機、ハロゲンランプ、炊飯器、湯沸かしポット、等々


2月7日 アパートの引越    

 今日明日は、休みを取ってアパートの引越です。まず朝にアパートのオフィスに行って契約をします。そして引き渡し、今日は愛想のいいお兄さんが対応です。アパートのオフィスはたいがい小切手しか受け付けないので、普段全く小切手を使わない身としては不便な物です。
 EarthlinkのDSLがここでは使えないので、結局、市内電話、DSLはケーブルテレビ会社の物にはいることにしました。これはすべて込みになって$99とお得ですが、ダイアルアップが聞かないので、Earthlinkはダイアルアップとして残しておく必要があります。 
 部屋の中を確認して、不具合のある場所を指摘します。最初に、きちんと直してもらわないと、いつになるかわかりません。今日は小物の引越で、自家用車を使って延べ7回往復。明日は、トラックを借りて本引越です。


2月6日 アパートの引越 電気編   

 今日は、生体肝移植。ドナーが多いテキサス州では、生体肝移植の症例はかなり少ないです。しかも、ニューヨークの事件後は、生体肝移植の症例も少なくなったので、久しぶりの症例です。
 ドナーの手術は当院で。9時から始まって12時にはドナーの肝臓を摘出します。管理人が、肝臓を持って子供病院に移動するのですが、そのため、車を病院の車寄せにおいておいたら、
セキュリティーが「ここは駐車禁止だよ。」
移植用の臓器を運ぶのだと言っても埒があきません。
「そんなにわからないのなら上司にでも警察にでも行ってくれ。」
といって、手術室に行って戻ってきたら、フロントガラスにピンクの紙切れが。
「駐車違反につき罰金$25」
管理人、Policeに電話して「あのStupidなSecurityをどうにかしてくれと怒鳴ります。」
向こうは笑って「後で来てApealしてくれればいいから。」といっていましたが、このあたりは
「セキュリティーも職務に忠実にやっているんだから」
のような、心を出さずに、自分の正当性を訴えて怒り狂わないといけません。
 それはさておきとして、午後は小児病院で肝移植。夜には例によって、12階のICUにあがったら、先ほど一緒に肝移植をした小児外科/移植外科の先生が、小児外科のフェローと一緒に、横隔膜ヘルニアの手術をICUで行っています。ここのICU中で手術ができるような設備もあって、ECMOにつながっているような子はここで、そのまま手術をします。小児外科志望の管理人としては、こちらも見学させてもらいます。
 この先生、小児外科には珍しく移植外科医でもあって、しかもパイロットであるという、管理人にとってはあこがれるところであります。先の横隔膜ヘルニアの手術なんかは、完全にフェローの手術になっていましたからうらやましいところですね。

 さて、明日に引越を控えた管理人、電気、郵便などの変更手続きをします。電気の住所変更、郵便の住所変更などはオンラインで行うことができます。便利なのは電話のSBCや電気のTXUなどの会社は、電気や電話だけでなくてオンライン引越サービスと称して、様々な手続きを比較しながらオンラインで行うようになっています。なかなか便利なのですが、選択肢が多くて、疲れてしまいます。


2月5日 アパートの引越 通信編   

 さて、引越で最も重要な物に、通信手段の確保があります。電話の選択としてはLocalのSBC以外にも、アパートのケーブル会社が契約している。ケーブル、DSL、電話のパックも選択できるのですが、前途したようにダイアルアップが使えないので、これはパス。SBCの回線の住所変更とします。
 SBCの住所変更はHP上から行えるので、電話で延々と時間がかかるよりもかなり楽です。ただこのサイトつながりがいまいちなことと、隣のアパートに引っ越すだけでも、電話番号が変わって、工事費で$50がとられます。なんか納得いかないのです。
 さて、次にインターネットです。DSLはearthlinkをそのまま継続したいのですが、ここは引っ越すとそこからまた1年契約となって、途中解約は解約料$150とられてしまいます。別の選択としては、Yahoo DSLに入ると言うことがあります。ここは付き契約もできるのですが、接続キットで$100支払わなければなりません。ADSLモデムは持っているので必要ないのですが。入り口でとられるか、出口でとられるかと言うところです。こちらも、サイト上で契約や、引越の手続きができます。

 他にもインターネットとしては、ダイアルアップや、サテライト、ケーブルがありますが。やはり、DSLが一般的なようです。


2月4日 12階がICU   

 ダラスで夕方回診中に「今から移植だから。」と呼ばれて、小児病院へ。そのまま朝まで手術でした。この病院。建て変わったばかりなのですがなんとICUが最上階にあります。救急や術後の患者さんが12階まで行かなければいけません。渡り廊下も長くて、駐車場も遠いのです。まあ、建物のコメントに関してはまた今度。


2月3日 Kurashiki-Unou Type Virus   

 今日もダラスの回診に引き続き、フォートワースの回診、そして戻ってダラスの回診です。

 さて、管理人もKurashiki-Unou Type Virusに感染しているようで、すっかりドキュメントスキャナー選びにはまっています。これでどんどんプロトコールを、PDFファイルに落として、Acrobat Reader for Palm で読み込めば完璧だ!でも単に縮小コピーをしてファイルした方が早いし安上がりかな。
 最も日本の書類を持ち込むにはやはりドキュメントスキャナーですね。
 悩むのはもっと安上がりなADF付きのスキャナーMicrotekのScanMaker 5950や複合デジタル機のBrother MFC-3420Jあたりは、$200位でシートフィーダー付き、ファイルをPDFに落とせるのですがScanSnapに比べると使い勝手がわかりません。どなたか知っている人がいたら教えてくださいね。


 引越計画はU-haulは今日電話をしてトラックを押さえました。インターステートを走っているとよく見かけるあれです。一度はU-haulで引越をしてみたかったいものですよね。ちがいますか。


2月2日 ウイルスバスター   

 今日はダラスで当直ですが、フォートワースで手術があったため往復。当直なので11時近くまで、ちょこちょこと病棟業務があります。
 舞鶴市立病院の内科医師が一斉にやめたことには、驚きましたね。この病院は研修病院としては有名で学生の時にクラスメイトと研修に行ったことがあります。京都からはちょうどいいドライブコースで、よくいましたね。宿舎は病院近くの汚い一戸建てで、毎晩鍋をやっていたような気がします。
 ここの研修は、海外から招聘した医師がいることが特徴で、管理人が研修したときもインド人の先生がいたことを記憶しています。本当に何があったのでしょうか。
 ウイルスバスターにはPDA用のソフトがついているのですが、T3にインストールしたところ、見事にハングアップしました。これは日本の物にしか対応していないようですね。



2月1日  ドキュメントスキャナー   

 今日はダラスの後フォートワースの回診です。
さて、引越に当たってたまった書類を整理しなければなりません。日本に持ち帰ることを考えると、できるだけデジタル化をしたいところです。方法としては、スキャナーで読み込んだり、デジカメで撮ったりするということが考えられますが、手間がかかります。
 HP Scanjet 5550C Flatbed Scanner (with ADF)という製品がHPから出ていますが、それよりいい物を紹介してもらいました。研究留学ネットの門川さんからですが、富士通で出しているScanSnap fi-4110EOX3という製品。読み込ませるとどんどんPDFファイルにしてくれるようです。残念ながらアメリカでは一つ古いモデルしか手に入りません。日本からの取り寄せと言うことになるでしょうか。手に入ったら使用報告をします。
 さて、アメリカでは卒業証書などを額に入れるのが一般的です。管理人も卒業証書や、医師免許証を額に入れようかと思い立ったのですがここで一つの問題が、日本の卒業証書などはサイズが一般的ではないので特注になります。ところが特注品はきれいに仕上がるのですが、中身を取り出すことができません。アメリカ人は卒業証書などを額に入れてしまった後、コピーを要求されたりしたときはどうしているのでしょうかね。
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