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What's Newー今日の呟きー
(2004年4月)

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このサイトはフィクションです。実在の人物・団体・生活などには、いっさい関係ありません。
The persons and events in this site are fictions. Any similarity to actual persons or events is unintentional.


5月18日  アンケート  survey

 今日はダラスの回診の後に、フォートワースの回診。ICUの看護婦さんはこの夏から4人も学校に戻ってしまいます。その中でも仲が良かった看護士さんは来週にはやめるとのこと、そろそろ、住所をもらう時期が来ました。
 さて、首里先生がまわしてくれた製薬会社のアンケート。抗生剤に関して、どんな先生の意見を聞くかと言うことを答えると、$300くれるそうです。ほんとかどうかわかりませんが、まあ、そんなに長いものではないので、送ってみることにしましょう。
 論文のカバーレターを秘書に作ってもらわなければならないのですが、昨日から風邪でお休みです。病理の先生にも確認してもらって、提出の最後のチェックです。
 さて、今日一日頭を悩ましているのが、外科学会の認定医の症例数です。噂によると600症例ないと行けないとのことですが、そんなにたくさんデータを持ってきていないので、増やすのが大変です。制度が変わらなければ日本に帰ってから申請するのですが、それまでには間に合わないので、こちらで仕上げなければなりません。



5月17日  万歩計  pedometer

 今日は学会から戻って、当直。フォートワースの回診付き。藤沢製薬のおまけの万歩計を早速つけてみます。これは、カロリー計算もできるなかなかの優れものです。腰回りには携帯が2つとポケベル、それから万歩計とすっかり重くなってしまいました。
 今日の歩数は19167歩9.58km歩いて、消費カロリーは757Kcalでした。栄養士に見せたら、「明日は私に貸してと」たいそう気に入ったようです。
 そういえば、ボストンの聖先生から電話がかかってきて、ポスターが部屋に見つからないとのこと。あれほど念を押したのにもかかわらず、メイドさんが片づけて閉まったに違いありません。困ったものです。
 さて、いつものことですが、保健局から、「申請書類を受け取った」との手紙が届いたのですが、名字がVenoになっています。いつもいつのこの間違えばかりです。早速、秘書に電子メールを送って直してもらいますが、こうやって、書類作業が遅れていくのです。


5月16日  学会へ行こう Bosnton編 3

 今日はただ帰るだけ。11時の飛行機なので、今日は出られずにそのまま、空港へ向かいます。ボストンはやっぱりいい町ですね。またゆっくり来たいものです。
 昼過ぎにはダラスへ戻ります。ボストンに比べるとほんとにだだっ広いところです。アメリカらしいといえばアメリカらしいですが。

 さて、今日はかねてから腎臓内科の先生が見ろ見ろとうるさくて、最近は顔を合わせるたびに「まだ見ていないのか?」と責められていた、「Lost in Transplation」を見ました。予想に反して、確かにおもしろかったです。かなりまったりとしていて、最後の別れの場面などもっと盛り上がってもいいかと思いましたが、このまったりしたところがいいところなのでしょう。ただ全編字幕が全くないので、アメリカ人が見ておもしろいのでしょうか。情緒的な映画が好きな人にとっては、まあ、おすすめできますね。


5月15日  学会へ行こう Bosnton編 2

 さえt、今日は事実上学会の初日。とは言っても、プレミーティングでレクチャーが中心です。レジストレーションのブースに行ったら長蛇の列。いつもは前もって、ネームプレートなどが送られてきていたのですが、今年は来ません。そのため引き替えのすごい列です。しかも要領が悪いために、30分以上もかかります。
 名前を見たら、秘書が打ち込みを間違えたのか、間違っています。まあ、名字が間違っていないだけマシと言うことにしましょう。そういえば、今年からタイトル表示がなくなったのかな。(MDとかというところ)
 さてレジストレーションをおえると、レクチャーに行ってきます。日本人の参加者もたくさんいらっしゃるようで、固まっているのですぐにわかります。製薬会社からの参加者も多いようですね。
 さて、昼間は会場なから抜け出して、お昼ご飯を食べに。このコンベンションセンターはボストンでも大きなショッピングモールの中にあるので、充実しています。ダラスとは違って都会ですね。
 お昼のチョイスはBoston Chowderを、ロブスターロールといただきます。ボストンに来たらやはりこれです。
 さて、レクチャーは5時に終わって、今度は業者の展示会のオープニングです。こちら、Wine & Cheeseパーティーと言うことになっていましたが、同じ病院の腎臓内科の先生が、「今年のはすごくいいよ。」と言っていたように、なかなか豪勢なケータリングです。管理人は、この後に約束があったので、残念ながら、食べることができません。
 それでも各ブースをまわって、おみやげをもらうというのも楽しみなもので、今年の、「いいもの」は藤沢製薬のデジタル万歩計でしょうか。アメリカで働いている医師は、アンケート(薬に関するもので、結構長い)に答えると、CDと、ステンレスマグカップももらえます。CDの選択はノラジョーンとジムブリックマンとエリッククラプトン。ジムブリックマンはこの前買ったばかりです。エリッククラプトンを選択したけど、ノラジョーンの方が良かったかな。
 さて、この後はさらに8:30から、藤沢製薬主催のパーティーというのがあるようなのですが、それは失敬して、Union Oyster Houseへ向かいます。ホテルからタクシーで行ったのですが、道の混んでいること混んでいること。ボストンでは車は不便ですね。
 こちらのレストランはアメリカでも最も古いと言われている、ミッショントレイルに面したレストランで、去年の夏には前を通り過ぎるだけでしたら、今日は、生牡蠣と、エビ、それからクラムチャウダーにムール貝。ビールはもちろんサミエルアダムスで舌鼓をうちます。
 帰りには地下鉄を使います。ボストンは地下鉄が便利なのですが、工事中で乗り換えないと行かれません。でも、東京と同じように夜でも安全そうです。しかも、$1.25で安いものです。
 さて、夜中には、ハーバードの前に繰り出して、Harvard Squareにある、au bon painというチェーン店へ。ダラスでは見ないと思っていたのですが、空港にはあるようです。さすがハーバードと思えるのが12時を過ぎているのにもかかわらず、チェスをお店の前でやっている人たちがたくさんいられることです。しかも、蛍光灯やタイマーまで持ち出して本格的です。まわりも学生ばっかりで、若い雰囲気でいっぱいです。学生街というのも懐かしいですね。
 そんなわけで、ボストンの夜はくれていきました。



5月14日  学会へ行こう Bosnton編  

 昨日の当直はいつになく大荒れ。一睡もできずに、ICUに付きっきりです。そういえば、この病院で非常に緊急で医師を呼び出すとき、たとえばCode BlueでCPRが必要なときにはコールバック番号の最後に911という番号を付けます。たとえば27273-911とかね。しかも、ダラスとフォートワースで手術があり、回診できるのは管理人一人、山のようなICUの患者さんの処置の後、病棟をおえて、何とか10時過ぎには脱出、家に戻って荷物を詰めて、Kinkoによって、ポスターをピックアップ。90×120cmのポスターなのですが、$140と結構かかります。ラミネート加工を頼んだら、てかてか仕上げになるのかと思っていたら、いわゆる本当のラミネート加工。あまり丸められないので筒に入りません。まあ、最も、ラミネートしてあれば、おれにくいので、そのまま持って行きます。ちらっと見て「Concusion」にsがぬけています。(正しくはConclusionsね。)まあ、これはご愛敬でしょう。
 時間がないので、ターミナルの駐車場に止めます。$16/日でかなりするのですが、背に腹は代えられません。
 いつものごとく自動チェックイン機を使っても、荷物を預けるのに時間がかかるので、普通にチェックインするのと変わりません。
 空港のブリッジの前で、プリッツルのホットドッグを見つけて、食べてみましたが、これが結構おいしいです。お店の名前は、「Auntie Anne's」でした。デルタ航空の国内便は、機内食は有料と言うことになっているようです。最も最近は国内線は機内食が出ないので、4時間もの飛行で食料がなくて餓えるよりは合理的かもしれません。結構注文している人がいました。
 そういえば、同じ便にいつも顔見知りの薬屋さんが乗り合わせていました。彼も、学会に行くのだそうです。しきりに窓際の席に変えたがっていましたが、今日の便はいっぱいです。
 1時に出た飛行機は、4時間の飛行の後に6時にボストンに到着します。タクシー乗り場は長蛇の列で、薬屋さんと一緒に待ちます。タクシーはいっぱいいるのですが、乗り方の手順がうまくいっていません。かれは、「タクシー代は病院が持ってくれるのかい?」と聞いて、「そうだ」と答えると、自分一人でタクシーに乗っていきました。彼は、シェラトン、こちらがマリオットと近いので、自分持ちだったら乗せていってくれるつもりだったのかしら。
 さて、空港からのタクシー、中南米の運転手さんでしたが、こちらが乗るなり、ラジオをクラシックに変えて、自分はひたすら携帯で話しています。とてもクラシックという雰囲気のドライバーではないのですが、携帯の着信音もエリーゼのために、ほんとにクラシック好きなのかもしれません。
 さて、今回のホテルはマリオットコプリープレイス。学科以上まで去年は何のミスかスーパースイートルームでしたが、今年は狭い部屋です。どちらかというとビジネスホテルの雰囲気です。
 このホテルの2階には、なんとSony Styleが入っています。新型のバイオが入っていないか、見に行きましたが、あいにくまだ入っていないようです。「学会特典あり」との掲示が出ていましたが、どんな特典が付くのでしょうか。それにつけてもボストンは都会ですね。ダラスとは相当違います。友達も何人かボストンに留学していますが、観光には最高ですね。

 そういえば、行かれなくなった京都の学会、6月1日までにファイルを送れば、ポスターに関してはCD化してくれるようです。学会の抄録のCD化ははやりですね。確かに検索は便利です。ポスターに関しては、空白で逃げるしかないですが、口演の方はどうしましょうか。んー。

今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
1.おなじみkinkoは24時間営業
2.機内食の値段表なぜか$と書いてない
3.タクシーの長蛇の列
4.ソニースタイル
5.学会特典あり


5月13日  提出  submission

 今日はダラスの当直。
学会用のポスターに手直しが必要になったので、Kinkoに電話をして、原稿を差し替えてもらう。電子メールで、原稿を送ればいいので簡単です。ただ、Power pointだと、フォントの問題があるので、PDFファイルなら早いのですが、あいにく管理人はまだAcrobatを持っていません。はやくSnapScanを手に入れたいですね。
 そういえば、論文も提出のOKがやっと出ました。まだ、長い道のりですが、ここにいる間に提出できてほっとしました。ボスに「学会発表は見栄えはいいけど、論文にならなければ意味がないんだ。」と、一言いわれて、あと、もう一本仕上げなければならないので、まだまだ忙しいです。それにしても、どんなに忙しいときでも、ボスは論文なり発表をあっという間に手直しをしてくれます。管理人の場合は情けない英語の手直しも多いのですが。
 タダ、こういうところは提出にしても秘書が全部やってくれるのですね。ありがたい話しです。

 さて、いよいよVAIOがフルモデルチェンジをしました。現在管理人はR505Rを使っているのですが、蒙古の機種も3年です。今までは、いつも1.5−2年おきに買い換えていたのに比べると、本当に長く使っています。今回発表された、Type Sはかなり心をくすぐっています。前回の505は妙な段差がついて、デザイン的に今ひとつだったのに比べると、かなり見栄えは良さそうです。管理人の場合は、いつも持ち歩いているので、この大きさが一番手頃ですね。
 今までのCPU遍歴を考えるとPentium M 1.5MHzというのはちょうどいい頃合いです。

Z80A 4MHz 自分で設計したワンボードコンピューター
80286 12MHz 大学で初めて使ったPC-9801
486 20MHz 香港で買ってきた怪しいデスクトップ
Pentium 100MHz 大阪で買ったPC互換機
Pentium 133MHz 学生の時の富士通のノート
Celeron 300MHz 藤枝に行く前のVAIO 505です
Pentium 3 850MHz アメリカに行く前のVAIOR505R

 それでは明日からボストンです。ポスターは10時にはできると言っていたけど、大丈夫かな。


5月12日  夜の町  night town

 今日はダラスの回診の後、フォートワースの回診。
さて、まだ、日本行きがキャンセルになったショックがさめやらぬまま、仕事が続きます。日本に戻ってから、準備しようと思っていた外科の認定医の申請手続きもこちらで行わなければ行けません。航空券に関しては旅行代理店IACEトラベル経由で購入したのが功を奏して、また後日と言うことでどうにかなりそうです。
 さて、今日中に諸々の書類を提出して、ポスターを印刷しなければなりません。こんな時に強い味方は、24時間営業のビジネスセンターKinkoと、中央郵便局です。ぎりぎりまで書類を書いてからKinkoへ。ダラスにも何軒か24時間営業のKinkoがあります。ほとんど、12時近いのにもかかわらず、結構な混みよう。Power Pointのファイルを手渡して、明日の夕方までにはできるようです。しかし、口演なら、タダなのにポスターだとお値段がはります。
 さて、次は書類を出しに、中央郵便局へ。日本行きはExpress Mailで。封筒が国内のものと同じなのでややこしいです。日本でのEMSに当たる郵便ですね。国内宛は、Priority MailとCertified Mailの組み合わせで。重要な書類を送るときはこの組み合わせが便利です。配達の状況はどちらも、日本と同じようにインターネットで確認できます。

 そういえば、先月で日本人会も退会ですね。ほとんど何もしていませんが、終わりが近くなるとなんだか寂しいものです。異動といったら、昔、高校の同級生に連れられていった「プルメリアの伝説」、この映画はどうでもいいのですが、その同時上映だった、「刑事物語2」。武田鉄矢主演のこの映画は、なかなかいい映画なのですが、映画の度に武田鉄矢は異動になって、一人寂しく町を去ります。ああいう静かな去り方がいいですね。


5月11日  まだ遠い  far a way

 昨日は当直の代わりで泊まり。今日も当直です。
さて、管理人京都の学会に行く予定だったのですが、「人手が足りないから行かないでくれ。」とのこと、航空券も買って大使館のビザの面接の予約も取ったのに、キャンセルになりそうです。
 国際学会で発表できる機会なんかもうないのかもしれないのに、残念ですね。成田からの電車の中で、2年ぶりの漫画を読むのが楽しみだったのですが、まだお預けのようです。
 そうそう、今回は、スナップスキャンとハードディスクも買ってくる予定だったのですが、これも、送ってもらわないと行けなさそうです。
 最近見続けている、銀河鉄道999のビデオ。こんなくらいアニメをよく子供の時に見ていたものです。今見ても、おもしろいアニメですね。


5月10日  45例目  45th Liver Transplant

 今日はダラスの回診。昨日はドナーの情報が錯綜して一晩中電話が鳴り響き、全然寝られません。
 先日、とうとう45例目の管理人が術者をした肝移植がありました。最近はドナーに行くことはないのですが、その日は、朝から自分で取りに行って、持ち帰ってきた肝臓をありがたく移植させて頂きました。
 管理人の移植外科のプログラムは、移植外科学会の認定プログラムで、トレーニングの用件が、肝移植の術者45例だったと思うのです。
 今セコセコと書類を書いている外科学会の認定医と同じように、45例したからどうだというわけではないのですし、ましてや日本では評価されないですが、まあ、ダラスで移植外科のフェローをして、一区切りついたと言うところでしょうか。
 まだ、論文という問題が残っていますし、まだ道のりは険しいですが。

 ちなみにダラスでどれだけ移植ができるかと言うことで今日までの管理人の件数ですが。

 肝移植  術者 45例  第一助手 100例
 腎移植  術者 42例  助手     60例
 膵移植            助手      6例
 ドナー   術者 37例  助手     23例

 でした。


5月9日  昔の患者さん  Memories of the patient

 今日はダラスの回診。
 さて、管理人の頭を悩ましているものに、外科学会の認定医の抄録書きというものがあります。締め切りが来月の頭なので、アメリカ出書類を書かなければなりません。全部の資料をこっちまで持ってきていないので、結構困難です。
 それでも、研修医時代に作った、File Makerベースの患者管理ソフトには、500人ほどの患者さんが入っているので、これから抄録を作っています。
 それぞれの症例通りに分けていくのですが、非常に懐かしいですね。しかし、余命幾ばくもない癌患者さんも多かったので、その後どうなっているのかと言うことも気がかりになります。
 こういう抄録書きももっと時間があるときだったら、昔を振り返りながらでいいんですけどね。


5月8日  リドカイン Lidocaine  

 今日はダラスの回診。当直ですが、比較的静かなので、事務作業。来週の学会用のポスターを作ります。管理人、日本にいたときは一枚刷りのポスターなどを作ったことがなかったので、どうしたものかと思ったのですが、パワーポイントを使えば、簡単にできるのですね。あとは、kinkoでプリントアウトして終わりのはずなのですが、最後のまとめがまだ書けていません。
 日本だと、よく「予宴」もとい、「予演」というのがあって、みんなの前で発表の練習をするのですが、ここは、抄録を出した後はほったらかし、このまま出してほんとにいいのかしら?

さて、書類作成のために必要な証明写真。病棟の秘書が「タウンイーストモール」に証明写真の機械があるからと、行って見るもあるのはプリクラの機械だけ。本当に証明写真は見つかりません。

 仕方がないので、JC Pennyへ。ちなみにWal MartやSearsなどにも、写真屋さんはあります。そこで、証明写真を撮ってもらったもののその写真のひどいこと。アルバイトみたいなお姉さんがとっているので写真もひどいし、切り方なんて、自分で切った方がマシです。それでも21ドルも取るんだから全く納得がいきません。ちなみにパスポートをとるときは郵便局で写真も撮ってくれるみたいです。

 リドカインといえば、ドラマ er のなかで、よく「ライドケーン」と叫ぶ場面がありました。アメリカに来て、看護婦が「ライドケーン」と叫んでいるのを聞いて、「アメリカに来たんだな。」と感じさせたものです。
 さて、またリドカインに関する事故が起きたようですね。リドカインには1%と5%の2種類があって、かねてからアンプルの取違による事故が指摘されていて、問題になっています。取り違えはある一定の確率では起こるもの、最も事故を防がなければ行けない医療の現場で、Fail Safeの思想が立ち後れているのは非常に不思議なことです。今回の事故でも、医師からも「研修医の知識不足」を指摘する声があり、こういう思想が、改善を遅らせているのではないでしょうか。
 最も、私が働いている病院では、薬を医師が詰めることはなく、基本的に薬剤部、緊急のものでも看護士が指示に基づいて詰めるだけです。日本にいたときに、薬をすわされていたのが、懐かしいですね。


5月7日  ブログ  blog

 今日は、ダラスの回診の後、フォートワースで移植とそのほかの手術。この2日間は相変わらず忙しかったです。

 管理人のかつていたクラブのHPがBlogに変わったようです。日記だけではなくて、クラブのサイトまでBlogになるほど最近は世の中Blogがはやっていて、あまり新しいものには飛びつかない管理人としては、どこが今までの日記と違うのかよくわかりません。ともかく、自分のファイルを他人のサーバーに預けるというのには抵抗があり、しばらくは、今の形式のままの日記が続くでしょう。

 J-1,H-1ビザなどを日本で更新される方も多いかと思いますが、そのときに威力を発揮するのが、「研究留学ネット」のビザ取得データーベース。旅程を決めるためにはとてもありがたい情報です。日本に帰ってからも、このようなデーターベースを維持されているのは誠に頭が下がります。


5月6日  君は今日から来なくていいよ  Fired

 昨日の当直のまま、朝4時から肝移植、ダラスの回診をして、M&Mのプレゼンテーション、それからフォートワースの回診です。
 さて、いつも回診をしている病棟薬剤師が朝見あたりません。先週は風邪で休んだ日があったので、今日もそうかと思ったら、「昨日1時にもう来なくていいと言われたんだ。」と代わりの薬剤師が教えてくれました。
 何でも、人員削減のためとのことですが、その日のうちに解雇というのはさすがアメリカ。やっぱり怖いですね。彼女はマネージャーでその分高い給料をもらっていたので、真っ先に解雇されたようです。

 さて、アメリカらしいといえば、学会事件。
管理人の「自分の都合で人の予定を動かしたら弁償するもの。」という考えが、日本人特有なのか、それとも常識としていいのかと他のアティンディングに聞いていたら。「自分一人だけが学会に行くとはけしからん。」というように、あるアテンディングが怒り出してしまって。結局、管理人は学会に行くことになりそうです。
 管理人としては、「面接があるから仕方がないし、お金は貸したと言うことにしよう。」という、まあ、大岡裁きのようなところで決着がつけばいいと思っていたのですが。
 「自分の面接で、他のフェローが学会に行かれなくなるのはフェアーでない。」という正義が押し通されることになってしまいました。
 日本人の感覚としては争いごとをさけたいと思うところなのですが 、こちらの考えでは、争ってても正義を通す(この正義というのが誰の正義かと言うことが問題になるのですが。)ということになります。意外な方向に話しが行って、ちょっと聖先生がかわいそうです。
 この2つの出来事は、全く郷に入っても郷に従わない管理人には考えされるものでした。


5月5日  労働2倍給料半分  Double work half salary

 今日はフォートワースの回診の後、ダラスの回診。
さて、今年ナースプラクティショナーの学校を卒業する看護婦さんが、仕事を探しています。看護婦さん達も勉強熱心で、より高給のもらえる、ナースプラクティショナーや、麻酔看護士などの学校へまた戻る人も多いのです。
 ナースプラクティショナーなら労働時間は我々の半分で、給料は3倍近いです。ICUの看護婦さんと話しをしていて、「医師になってもいいことなんてないじゃない。」ということになります。

 逆に言うと、レジデントやフェローなどの安くて、やめさせることのできる労働力を確保できるプログラムは、できるだけナースプラクティショナーを雇わずにすましたいと言うことになります。

 猫の手も借りたいこのプログラムでも、結構あまり経験のないレジデントなどを採用しなかったりします。また、ナースプラクティショナーも雇ってはくれません。そんなわけで、まだまだ、フェローの受難の日々は続くのです。


5月4日  証明写真  photos

 日々これ書類作業に追われている管理人です。一つめんどくさいのが、証明写真をとる機械がないことです。日本だったら、24時間いつでも写真が撮れるのですが、昼間の空いている時間に写真を撮らなければいけません。
 さて、日本行きのチケットなどを探していると、必ずしもインターネットの方が安いわけではないようです。しかも、旅程の変更などに対応できることを考えると旅行代理店のメリットも十分にあるようです。
 ちなみに現在日本行きのチケットはexpediaでは$940, 日系の旅行代理店であるIACEトラベルは$935とほとんど値段は変わらずに、旅程の変更などに柔軟に対応してくれます。


5月3日  経済格差  a disparity in economic power 

 今日はダラスの回診の後、フォートワースの回診。
さて、あさからプログラムディレクターより、「大ボスからお咎めがあると思うけれど何かしたの。」とのポケベルが、どうも昨日の夜中のICUへの患者の移送に管理人が立ち会わなかったとのこと。もちろんそんなことはないので、さっそく、大ボスのところに異議申し立てに行った後に、大ボスに告げ口をしたICUの婦長に抗議に行きます。
「どうして患者を見なかったなんて言うんだい。カルテに直筆で書いてあるじゃないか。」
「時間がカルテに書いていないでしょ。そんなのいつかいたかわからないわ。」
「転送の指示(プリントアウトしたもの)に時間が入っているじゃないか。この指示も、直筆でしょ。」
 といっても、埒があきません。最もこの婦長には他のアティンディングもよくやられているので、プログラムディレクターも「まあ、気をなだめて。」といったところですが、所詮第三者です。
 だいたい、人のカルテの記載を信用しないなどと、医師ー看護婦の信頼関係の根底を揺るがすので、看護部長に手紙を書こうかと考えているくらいですが、争いごとを好まない日本人としてはそこまではしないんだろうな。

 こういう日はトラブルが続きます。
今月半ばの学会。いつになく、昼食などに誘うのでおかしいなと思っていたら、今日になって突然、「16日に面接があるから。」と聖先生が言ってきます。
 つまり、学会期間全部を行きたいというのです。彼も人生がかかっているので100歩譲って、行かせましょう。しかし、
「航空運賃のキャンセル料は払ってくれるんだろうね。」
「僕の面接は仕事だ、何で払わなければならないんだ。」
 管理人は唖然。仕事ではなくて自分の都合でしょう。でも彼は全く悪気がなく言ってのけるのです。こういうことは一度きりではありません。 
こっちこそ、「何で君のためにキャンセル料を払わなければ行けないんだ。」
こういうことはたびたびあるのですが、こういうときに国ごとの常識の違いというのが大きく出てきてしまいます。
 いくら、「同じフェローで同じ給料だ。」といっても、コーヒー一杯$10の国から来ている管理人に比べたら、同じ$100の価値は何倍も違います。「D70がほしい↓」などとほざいている管理人に対しては、「向こうは全く貯金もなくてアメリカに来ているんだから、それくらいは許してやってくれ。」ということになってしまいます。

 全く割り切れないものを感じつつも、「出世したら返してくれ。」といって許すしかないんでしょうね。


5月2日  還付申告 Tax Return   

 ちょっとのぞいたら、「研究留学ネット」の門川さんもニコンのD70を手に入れたようですね。管理人も今ほしくて仕方がないですね、ちなみにこちらだと、$1299で日本よりも1万円ほど安く手に入ります。

 さて、アメリカに来る前に購入したIXY 200も随分長いこと使用してきましたが、そろそろ(というかだいぶ前から)デジタル一眼レフを手にしたいものです。さて、そんなことを行っているうちに、確定申告のTax Returnがもう振り込まれていました。2ヶ月分の給料に相当する額ですから、非常に大きいです。これで、D70の購入に弾みがつきそうです。

 よく知られているように、J-1研究留学では、最初の2年間は税金がかかりませんが、臨床留学でも同様に税金がかかりません。管理人のように大学病院でない一般病院でも同様にして、税金が返ってきます。
 Tax Returnの申告方法は基本的に研究留学の申請に準拠します。
 臨床留学のためのTax Returnガイドも書かなければなりませんね。


5月1日  開設2周年   

 読者の皆さんこんにちは。「ダラス通信」の管理人です。皆様にはいつも読んで頂いて大変感謝しています。おかげさまで、2年間続けてくることができました。
 ダラスを離れるときももうじきですが。今しばらくおつきあい頂けたら幸いです。

 さて、そんなわけで、そろそろ(と言い続けていますが)学会、論文もまとめなければなりません。先週はすっかり遊び回っていましたし、今月はボストン、来月は京都と旅行が続きます。学会に行くときに、旅費が出るという制度はとてもいいですね。去年は、何の間違いかスイートに泊まれてしまいましたが、今年はそんなに幸運は続かないでしょう。ただで旅行ができるとなると、気合いが入ります。

 さて、今日はやっと白い巨塔の最終回にたどり着きました。ちまたでは、非常に高い視聴率だったようですが、前回の田宮次郎のものに比べてやはり重みが足りなかったですね。20年近い昔ですが、今でも、手術室の時計の針を進める場面や、財前教授が鏡を見て黄疸に気がつくところ、肝性脳症でうわごとを繰り返すところ、解剖に付されながら遺書が読まれるところなど、昨日のことのように記憶に残っています。最後の場面も黄昏時の中をモーツワルトのレクイエムをバックに運ばれていくところなどは、今回のものよりもはるかに情緒的にできていました。初めて、病棟で5−FUを使ったときには、「白い巨塔の中で出てきた抗ガン剤だ。」と感慨にふけったものです。それを考えると、前回の白い巨塔の時から、癌治療というものはほとんど進歩していないのですね。
 そういう意味では、肝臓癌における肝移植は癌治療の中でも大きな治療の進歩だと思います。是非とも、日本の患者さんがアメリカに移植に来る必要がないような社会に早くなるといいですね。

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4月30日  掲示板復活   

 今日はダラスの回診、比較的早く終わりました。

 さて、ダラスの老舗のサイト、Wild flower Trailでは、掲示板が再開されたようです。ダラス、プレノー周辺の情報や、北米先住民に関するお話、アメリカの学校教育やバイリンガル教育などに関する話題など自由に意見・情報交換をしていただけたらとのことです。


 Wild Flower Trail
http://www.geocities.jp/jasmineksjp/index.html


4月29日  海外でインターネット   

 朝5時から回診して腎移植、そのままフォートワースの回診。

 さて、現在インターネットは必要不可欠のものです。特に、海外に短期滞在するためには、情報を得たり、メールをやりとりするためにインターネットは不可欠なものです。アメリカは、電圧もモジュラージャックも日本と同じため、日本から持ってきたノートパソコンをそのまま、つなぐことができます。しかも、市内通話は時間制限がないため、プロバイダーがダイアルアップ無制限なら、事実上常時接続と同じことになります。
 もちろん、アメリカのプロバイダーにはいるのは住所や、クレジットカードの都合で大変なので、日本のプロバイダーに事前に入っておく必要があります。その中でも、海外ローミング(海外で接続すること)サービスが無料な、So-netやAsahi-netは便利ですね。

 So-netの海外ローミングサービス

 Asahi-netの海外ローミングサービス

 いずれにせよ、アメリカに来てからトラブルがあってもインターネット自身に接続できないので、にっちもさっちもいきません。必ず、日本からアクセスポイントに国際電話をかけて、接続できることを確認してから来るのがいいでしょう。
 


4月28日  認定医   

 今日も当直。研修医がいないので聖先生と一日おきの当直。ちょっと参りますね。夜中は44例目の肝移植です。そのまま泊まり。明日も肝移植と腎移植3件。
 さて、管理人も外科研修を5年間しているのでそろそろ、認定医というのをとらなければいけません。ところが、制度が変わって認定医は専修医というものに変わってしまいます。これは、事前に各症例を登録しておかなければならない上、海外の経験はカウントされません。つまり、帰国後からまた1からやり直さなければなりません。
 ところが、認定医をとるには4年の経験が必要になります。しかし、管理人は3年半しか日本で研修をしていないんですね。これは、困った。結果的にはどうにかしてくれるようなのですが、どうにかなったらまたご報告しましょう。
 いずれにせよ、申請書を書くには過去の症例が必要になります。でも、全部の記録をわざわざアメリカまで持ってきてはいません。これもまた困りましたね。研修医だった頃、先輩が認定医申請のために手術記録を調べに大学病院に戻ってきていたことが思い出されます。このままだと同じ轍を踏むことになりそうです。


4月27日  日記   

 今日はダラスの回診の後、フォートワースの回診。


4月26日  ザ・ドッグ The Dog   

 今日は、当直けん夜中に手術があるため、病院の向かいのマックに食事の買い出し。いつものごとく、オペ着に白衣を肩からかけてマックに入ります。(さすがに白衣を着たままだとね。)
 お目当ては、今、キャンペーン中のThe Dogのマスコット、今回旅行中朝昼晩とマックのハッピーミールを食べ続けて、目下五種類が集まったところです。日本のキャラクターがアメリカのマックで採用されるのは珍しいですね。
 マックの店員、「こんな小さなジュースでいいのですか?」と聞いてきます。それでいいんだと行っても怪訝そうな顔。
 挙げ句の果てには「おもちゃもいりますか?」 そうじゃなきゃ買わないよといいながら、ポテトをかじりつつ、病院に戻ります。

  クリーブランド 生活情報、アウトドア
http://www.yamada.md/

 クリーブランドで研究留学をされて、もうじき帰国される山田さんのサイトです。アウトドアに関する情報が盛りだくさんで、クリーブランドに留学される方だけではなくて、アメリカを遊び倒す人にはとても参考になるサイトです。今回の旅行にもかなり参考にさせて頂きました。


4月25日  7日目 大砂丘国定記念物編   


Salida CO→ Great Sand Dunes N.M.. → Lake Meredith N.R.A..→ ダラス(Dallas, TX)

 今日は時差調節のため5時には起きます。天気予報を見れば「大雪」。4月下旬とはいえ、コロラドまだまだ冬です。ここはまだロッキーの山中のため、そうそうに5時45分に宿を出発します。
 外はまだ雪が降っていないためサリダの町から285号を南下して、Great Sand Dunes National Monumentを目指します。まず最初の峠越え(Poncha Pass)を難なくこなしましたが、風の華が舞っていて、西の方から雪雲が近づいてきます。それでも高原の道を進んで、7時には大砂丘国定記念物に到着しました。ところがすっかり雪です。ロッキーの山々をバックに広大な砂丘が見渡せるはずですが、一面の雪で、これではホワイトサンドと変わりません。この時期はまだ早いようです。
 そんなわけで、160号線に戻って、N.La Vetaの峠を越えます。これも3000m級の峠なので雪が心配でしたが、難なく越えることができました。もしこの峠を越えられなければ、Taos側におりないといけないので、時間がかかります。
 I−25号線に乗っても両サイドは全くの雪景色です。コロラドは先日大雪に見舞われたばかりとはいえ、5月を前にしてまだこんなに雪景色なのですね。
 ニューメキシコに入ってRatonの町から87号でアマリロを目指します。3時間で、ここまで来ましたからいいペースです。これより先は雪に見舞われる心配はないので安心です。(これが大きな間違い。)
 途中カプリン火山国定記念物は雪でまだ山まで登ることができません。ここは、今回ダラスに来てから一番最初に訪れた国定記念物で、ナショナルパークパスを手に入れたところです。今回でいよいよ締めくくりでしょうか。
 程なくして、テキサス州に入ります。ここも、最後の州境越えかと思うと、しみじみして看板の前で写真を撮ってしまいました。テキサス州にはいると見慣れた道ですが、退屈な道が続きます。
 アマリロの町ではメレディス湖国立レクリエーション地区に寄ります。今日はコロラドは吹雪でしたがこちらは、ボート曽比にちょうどよい季候で、ページの町でボートに乗れなかったことが非常に悔やまれます。ビジターセンターはありませんが、マリーナで、情報は手に入ります。ダラスからは遠いのでわざわざ遊びに来ることはないかと思いますが、湖遊びにはいい地区です。
 アマリロの町のテキサスインフォメーションセンターに寄って、ガイドブックと地図を手に入れてきます。テキサスのインフォメーションセンターのガイドは非常に充実しているので、ダラスに引っ越してきたらまず手に入れたいものです。一番近いインフォメーションセンターは、I−35のオクラホマとの州境になりますので、まずここまで走っていって手に入れるのがいいでしょう。
 アマリロを4時に出て一路ダラスを目指します。今日はいい季候からか、前方に嵐の雲が発達してきます。テキサス名物春の嵐と、竜巻です。この雨はすごくて、前が全く見えなくなります。そんなときは路肩に車を止めるしかありません。Vernonの町では、前方を大きな砂嵐が道路を横切っていきます。竜巻が横切ったようで、トルネード警報が出たのか、町の人も外を見上げています。竜巻を目の前にしたのは初めてです。
 フォートワースまでたどり着けばダラスはもうすぐです。こうやって走ってくるとダラスはほんとに都会ですね。今日は、吹雪から、竜巻までで一日の間に幅広い気象条件を通過してきました。逆に言うと一日で、ダラスの真夏の暑さから、コロラドの雪の中まで走っていくことができます。皆さんも、今度はコロラドあたりを目指されたらいかがでしょうか。
 

 本日の走行距離 847マイル(1355km)
  本日のガソリン消費量 22.9ガロン(87リットル)
 本日のガソリンコスト  39ドル


 合計の走行距離 4387マイル(7019km)

  今回の旅行で、フォド・トーラスも13万マイル、購入してから6万マイル以上10万キロ、地球二周半を走っています。その間、故障といえば消耗品のファンベルトと、バッテリーだけですから、よく走ってくれました。でも、この走行距離で買い手がつくか不安です。というか二束三文ですね。


4月24日  6日目 ダイナソー国定記念物編   


Grand Junction, CO→ Colorado N.M.. → Dinosaur N.M.→ Black Canyon N.P. → Salida CO

 今晩は。今はコロラドのサリダというスキーの基地でフードチャンネルを見ながら書いています。サーモンバーガーという和風の怪しいバーガーを作っていますね。この続きは、アメリカ版の料理の鉄人をやるらしいです。日本の吹き替えだけではなくてとうとうアメリカ版までできたようです。サカイ氏とモリモト氏が、アメリカの鉄人と戦うようです。今日はマス対決ですね。モリモトがインタビューで英語で答えているのですが、字幕スーパーがついていますね。んー
 今日の宿はBest Westernで$48。シーズンオフとはいえ観光地なので少々高めです。

 さて、今日も朝は通常のレストランの朝食付きです。ここからコロラド国定記念物まではすぐなので、8時過ぎに出発します。I-70を戻って、国定記念物の道をあがります。9時前にはビジターセンターに到着しましたが、ここは9時から。国立公園の中では随分遅めです。
 ここの国定記念物はインディペンデンスモニュメントをはじめ、モニュメントバレーを上から眺めたような風景が広がります。インディペンデントタワーの前では、選挙演説をしていました。ドーナッツが振る舞われていましたが、食べてしまってもわからないでしょうね。
 ここで突然ダイナソー国定記念物に行きたくなって、下に戻ると今度は139号線を北へ向かいます。この道路も眺めのいい道路で、65マイルで快走できますが、途中峠越えのつづら折りもあります。程なくしてDinosaurの町に着きます。この町はスタンド以外何にもない町ですが、町の通りのプレートは恐竜になっています。
 3分ほど東に向かうと公園の管理事務所がありますが、この時期は閉まっています。
 この公園のメインはユタ州側にある発掘現場なので、またユタ州に入ります。
 30分ほどでユタ州側のゲートへ、ここはNational Monumentなのに$10です。見所は、ビジターセンター内の発掘現場。化石の埋まった岩壁がそのまま保存されています。確かここは地球大紀行でも放送された場所だと思います。日本語のパンフレットも置いてありましたから、日本人も訪れるのでしょう。
 ジェラシック時代に戻った後は、また、グランドジャンクションの町に戻って、ブラックキャニオン国立公園を目指します。50号線は2車線の走りやすい道ですが、随分とパトカーがおおいものです。走りやすい道ほどパトカーがおおいのできをつけないといけません。
 Montorseの町を過ぎると、すぐに、ブラックキャニオン国立公園の入り口です。入り口のゲートにはもう人がいません。ビジターセンターに着いた頃には4時40分。ちょうど、レンジャーが占めています。占めるのが早すぎるのではないかと聞くと、ビジターセンターは4時までとのこと。アーチーズ国立公園のビジターセンターが6時半まで開いているのと比べると随分の差です。
 それでも、サウスリムの稜線から、谷を望むことができます。東側は名前の由来にもなった黒い岩壁の急峻な渓谷、西側はなだらかな渓谷です。こちらは、グランドキャニオンなどと違ってどちらかというと水墨画の世界です。特に夕暮れ時はコントラストもついて思いがけずに美しい風景です。
 ブラックキャニオンからおりると、50号線を再び、東に向かいます。途中3000メートル近い峠道もあって、車の両側は全くの雪景色です。2日前に吹雪いたばかりなので、まだそれも残っているでしょう。
 8時過ぎに空もくらくなってくると、道路の状態も不安です。そんなわけで今日は早めに宿を取って明日に備えましょう。

 本日の走行距離 507マイル(811km)
  本日のガソリン消費量 22.9ガロン(87リットル)
 本日のガソリンコスト  43ドル


4月23日  5日目 アーチーズ国立公園編   


Page, AZ→ Glen Canyon N.R.A. → Mexican Hat, UT→ Gooseneck S.P. → Natural Bridges N.M. → Arches N.P. → Grand Junction, CO

 今日は、再びページの町からです。残念ながら今日も天気は優れず、とてもボートで出かけるような雰囲気ではありません。アンテロープキャニオンのビームのビームもしかりです。この二つは残念ながら次回へ持ち越しと言うことになりました。
 8時半に宿を出てWahweapのマリーナへ向かいます。こちらも入場料を取るようなのですが、ゲートは開いたままでした。このマリーナからはボートが借りられるだけではなくて、ロッジ、船の家などいくつもの施設があってシーズン中はかなりにぎわいそうです。この時期ボートは一日借りても$168。かなり心は動くのですが、この寒空と強風の中では安全上も問題があるので残念です。
 グレンキャニオンのビジターセンター自身は、ダムの脇にあります。入り口のセキュリティーは厳しく空港のようです。ここからは、ダムのツアーも出ています。
 さて、ページの町を後にしたら、またモニュメントバレーに向かいます。ここの風景は西部の原風景のようで、何度見ても飽きません。ユタ州にはいるとメキシカンハットがあります。ここは町の名前にもなっていますが、163号からもよく見えてすぐしたまで来るまではいることができます。前回はメキシカンハットの川沿いのモーテルに泊まりましたが、今日はそのまま通過です。
 ナチュラルブリッジ国定記念物に向かうため261号線にはいるとすぐにグースネック州立公園の看板が出てきます。この州立公園はSan Juan川の蛇行を見下ろすように作られていますが、なかなかの眺めです。蛇行は一つだけではなくていくつも見ることができ、遠くにモニュメントバレーが入ります。
 261号線に入って未舗装の断崖絶壁を蛇行しながら上ると、神々の谷が見下ろせます。一気に崖を上るので、ガイドレールもない高所恐怖症の管理人にとってはすくみ上がるような道です。
 高台の道を進むと、途中からゆきがかなり激しく降って道路が白く覆われるようになってきました。この時期、(というかいつでも)チェーンの用意はしていません。幸い短い区間だったので大事には至りませんでしたが、急に吹雪くとかなり怖い目を見ます。
 ナチュラルブリッジ国定記念物につく頃にはゆきは小振りになって、園内の周遊道路に沿って、展望台からブリッジを眺めます。橋までトレールはありますがこの天気では、おりていく気になりません。アーチーズと比べると緑の中のナチュラルブリッジです。
 その後は191号線に戻ってひたすらモアブを目指します。途中、にわか雪に降られたりもしましたが、モアブに着く頃には日が差してきました。これは念願のディケートアーチが見られるかもしれません。前回モアブに来たときにはジープを借りてキャノンランズ国立公園を走り回っていましたが、今回はアーチーズ一直線です。
 6時過ぎにアーチーズ国立公園につくとビジターセンターに向かいます。アーチーズ国立公園のビジターセンターはこの時期6時半までやっていました。ビジターセンターで日没時間を聞くと8時。まだ間に合います。
 ディケートアーチのトレールは3マイルと比較的長くて一枚板の上を上っていかなければいけないので熱いときはかなり大変でしょう。しかし、ユタ州のナンバープレートにもなっているこのアーチは是非見ておきたいものです。
 6時半から上り始めて7時頃到着します。上る途中は全く見えなくて、切り立った断崖の道をぬけたときは感動ものです。アーチの前には写真を撮っている人がたくさんまだ日没を待っていて、ハッセルブラッドのカメラを携えた本格的な人も待っています。
 一人で上ってきたコロラドからのアメリカ人に写真を撮るのを頼まれたら、管理人が昔使っていた懐かしいFA。アーチの麓にたって写真を撮っていたら、カメラマンから「写真のじゃまだ」の声。ちなみに、トレールの入り口にもアーチのところにたって写真のじゃまをしないでくれと書いてありましたね。
 夕日に染まるデリケートアーチは噂に違わず、とても美しいです。コンパクトデジカメでは物足りないですね。かなりD70を手に入れることに心が傾いています。
 さて、モアブの町に戻ると、どこもかしこも通りは人手いっぱい、モーテルは全く空きがありません。どうも、カーショーをやっていて、この小さな町が人と車でいっぱいになっています。仕方がないので、30分かけてI−70におりましたが、モーテルは見あたりません。結局、さらに1時間離れたグランドジャンクションまで進んで、Days Innに泊まります。今日はクーポンで$44でした。

 本日の走行距離 480マイル(768km)
  本日のガソリン消費量 14.8ガロン(28.2リットル)
 本日のガソリンコスト  28ドル



4月22日  4日目(4/22) ナバホ国定記念物編   


Las Vegas, NV→ Zion N.P. → Coral Pink Sand Dunes S.P..→ Navajo N.M → Monument Valley → Page, AZ

 ラスベガスはそうそうに6時半頃には出発します。今回は、スロット一つしませんでしたね。管理人は実はギャンブルが嫌いなんです。さて、今回の旅行のお題は1.セリーヌディオンのコンサート 2.レインボーブリッジをボートで見に行く 3.アンテロープキャニオンのビームを見に行く 4.夕日に染まるディケートブリッチを見る の四つです。後半三つはEcho from Clivelandの山田さんの旅行記にかなり影響されていますが、まだリンクをしていないですね。旅行から帰ったらリンクをしますね。

 さて、I-15をSt. Georgeまで戻って、ザイオン国立公園を貫通する9号線に乗り換えます。程なく、ザイオン国立公園に到着します。この前来たときは園内まで来るまで乗り入れられたのですが、現在は無料のシャトルバスでビジターセンターから向かうことになります。
 今回はザイオン国立公園はパスして、コーラルピンクサンド州立公園を訪れます。89号線から標識が出ているのでそれに沿って向かうと、ピンクの砂丘が見えてきます。確かに美しいのですが、ホワイトサンドの幻想的な風景を見たばかりだとどうしても規模が小さいので、こんなものかという感じになります。まわりには緑も随分繁っていますし。通りかかった際は寄ってみてください。入場料金は5ドルです。
 さて、ページの町まで戻ってきたら今日はあいにく低気圧の接近で風が強くとてもボートではありません。そこで、アンテロープキャニオンのツアーに行くことにします。ツアーはページの町からも出ているのですが、これまた山田さんの旅行記にあったとおり、ページの町をぬけて98号線を進むと、目立つ三本煙突の発電所麓にある駐車場にたどり着きます。こちらの方が一人15ドルとぺー沿いの町からよりも安上がりです。ゲートで6ドルの入場料を払って中に入っても、ツアーが始まる気配はありません。1時を過ぎて、ガイドらしい男の子に尋ねると、20−30分ぐらい後かなと曖昧な返事をします。どうも人が集まるまで出発する気がないのでしょう。しかも「もうビームは見られないけどそれでもいいか。」といわれてしまいました。とたんに行く気力がなくなり、また明日にチャレンジすることにします。
 そのため東に向かって、ナバホ国定記念物を訪れます。こちらは、メサベルデ国立公園のような先住民の遺跡が、大きな円形ドーム状の岩壁の中に見られます。国定記念物の中に入る頃には雪まで降り出して、ビジターセンターの少し先にある展望台から、遺跡を見下ろします。公園の時計を見ると1時間進んでいますナボハ国内では他のアリゾナと違って夏時間が採用されています。この地域の時間の非常にややこしいこと、ちなみにページは夏時間はありません。
 さらに少し足を伸ばして、嵐の中のモニュメントバレーを見に行きます。ダイナミックですが、やはりはれているときの方がいいかな。
 ページの町に戻ると、またコートヤードに宿を取ります。シーズンオフとはいえ、$39は非常に安いですね。すっかり気に入りました。

 本日の走行距離 606マイル(970km)
  本日のガソリン消費量 27.9ガロン(106リットル)
 本日のガソリンコスト  51ドル




4月21日  3日 ブライスキャニオン国立公園編   


Page, AZ → Grand Staircase Escalante N.M.. → Kodachrome S.P.→ Brye Canyon N.P..→ Cedar Breaks N.M → Las Vegas, NV

 今日は少し肌寒い日ですが、天気は上々。ページの街を出発して、昼までにはラスベガスに到着する予定です。7時にモーテルを出発。89号線を西へ向かいます。最初の目的地にはGrand Staircase Escalante national monument.この広大な国定記念物は通り過ぎるだけの人も多いのではないでしょうか。
 Big waterを過ぎて89号から400号線に乗り換えます。別名Cottonwood road入り口には、案内板がたっているのでわかりやすいです。この道は未舗装道路なのですが、乗用車でも入れます。ただ途中川越もあるので、雨天時は通行できません。
 この道は、川沿いを走るダート道でなかなか気持ちがいいです。1時間ほどで走り抜けて、北側の出口の近くにGrosvenor Archがあります。このアーチには、北側のKodachrome S.P.側から入った方が近いです。
 国定記念物を過ぎてすぐにコダクローム州立公園があります。赤と、灰色のツートンからの尖塔が美しいこの公園には、フィルムの名前が冠してあります。コダクローム64と言うと写真を撮っていた頃には懐かしいリバーサルフィルムですが、今ではすっかりデジタルの時代ですね。入場料は5ドルです。
 州立公園を過ぎるとすぐにCannonvilleの町で、12号線と合流します。できたばかりのビジターセンターがありましたが。かなり立派な施設で、バッチもありましたね。12号線からはわかりにくいかもしれません。
 12号線に出たら西へブライスキャニオンへ向かいます。景観道路として有名な道路です。さっきのビジターセンターで天気が下り坂だと言うことを占うように、北側から雪雲がかかっています。
 ぎりぎりのところで、ブライスキャニオンへ入ります。園内は工事中でなかなか勧めません。この時期は観光シーズン前だからか、どこも工事中です。ブライスポイントへついて、キャニオンを見下ろします。時々小雪混じりになってしまいました。何とか、日が差したところを眺めて、そうそうに立ち去ります。天気がよければ、谷底までのトレールを歩いてみたいものです。
 ブライスキャニオンを後にすると、シーダーブレークス国定記念物へ向かいます。12号線にはいるとどんどん標高が高くなって、まわりはすっかり雪景色です。公園へと向かう148号線に入ったら2マイル走ったところで道路は雪の下となってしまいました。まだまだ、閉鎖中です;
 シーダーシティーへおりると、後は15号線を一路ラスベガスへ向かいます。Barry'sのビュッフェがおいしいと聞いてきたので、$19払って、中へ。3時頃でもまだランチをやっているのですね。ここのショッピングモールはビーナスフォーラムみたいですが、あちらの方がまねしたのでしょうね。
 ラスベガスといえば安くホテルに泊まれるはずなのですが、ちょうどコンベンションと重なったため、高いの何のというよりホテルがとれません。結局とったホテルはGold Coastで$69。普段だったら$30くらいでしょうか。この時期に泊まりに来ると、全然よくないですね。
 さて、今晩はセリーヌディオンコンサートです。こちらは前もってチケットマスターでチケットを手に入れておきましたが、キャンセル待ちも長蛇の列です。ちなみにセリーヌディオンのファンクラブ会員になると簡単に安くいい席を手に入れられます。お試しあれ。
 日本だと若い人たちのファンが多かと思いますが、まわりはお年寄りばかり。入場のチケットは、Palmでチェックしています。会場は比較的広くて、ほとんどの席が埋まっていました。さすが人気がありますね。それにしても毎日このようなコンサートを続けていることには頭が下がります。

 本日の走行距離 365マイル(584km)
  本日のガソリン消費量 8.9ガロン(34リットル)
 本日のガソリンコスト  18ドル




4月20日  2日目 National Monuments編   


Las Cruces, N.M → El Malpais N.M.. → El Morro N.M.→ Walnut Canyon, N.M → Sunset Cratar Volcano, N.M → Wapatki, N.M → Grand Canyon N.P. → Page, AZ

 今日は6時から朝食。ちゃんとしたいわゆるアメリカンブレックファーストですが、コーヒー代とチップを取られ、時間もとられるので、お得かどうかは難しいところです。7時には宿を出発、
 一直線にPageというグランドサークルの中心部を目指す予定でしたが、天気がいいので、寄り道をしながら向かいます。

 I−25を北に向かうと、またパスポートコントロール。ここの職員はあまりわかっていないのかVISAスタンプで時間がかかります。それでも、問題なく北へ。アルバカーキの手前で、いにしえのルート66に入って。I−40へ乗り換えます。 
 Grantsという街には、国立公園とニューメキシコの観光案内所があって、ここでガイドマップを手に入れた後、El Malpais National Monumentへ。ここには石のアーチや氷穴などがありますが、特に見るところはないようです。
 この国定記念物のすぐ隣に、El Morro National Monumentがあります。こちらはInspiration Rockと呼ばれる白亜の巨石が並ぶ国定記念物で、先住民の遺跡もあります。どちらも園内にビジターセンターと遊歩道が整備されています。

 さて、この後は再びI-40に戻って、フラッグスタッフを目指します。ニューメキシコからアリゾナは典型的な砂漠道です。途中にはインディアのドライブインがたくさんあります。この途中には、化石の森国立公園や隕石クレーターなどの有名な見所がありますが、管理人は以前訪れたことがあるので、とばして西へ向かいます。
 また、化石の森の近くには恐竜博物館もあって、夜中に走ると屋外展示の恐竜が突然暗闇に光って非常に不気味です。

 フラッグスタッフにつく頃に、アリゾナでは夏時間がないことを思い出して1時間得をします。そんなわけで、3時にはWalnut Cayon National Monument 到着。この国定記念物は峡谷の断崖に先住民の居住後が残されています。トレールがありますが、240段の階段を下っていくので、かなり大変です。

 フラッグスタッフでガソリンを入れたのですが、ここでは1ガロンあたり、1.90ドルです。本当にガソリンが高いですね。

 ここからは89号線を北へ向かいます。時差で得をしたので、Sunset Crater Volcano National Monumentをまわります。こちらは、噴火口と溶岩流の後ですが、さながら、軽井沢の鬼押出のミニチュア版です。懐かしい風景ですね。こちらの、ビジターセンターは改装のため閉まっていました。
 この国定記念物はそのままWuptki National Monumentとつながっています。こちらは、先住民の遺跡が見られます。アリゾナから、ニューメキシコにかけては、先住民の遺跡は充実しています。

 こちらをたったのがまだ5時過ぎ、空は快晴です。ビジターセンタの壁には日の入りは7時だと書いてあります。ここで、グランドキャニオンの夕日を見ない手はありません。気まぐれに69号線を上っていって、グランドキャニオンの夕日を眺めます。この風景を見るといいカメラがほしくなりますね。何度見ても、ここの日の出と日の入りは格別です。

 また元に戻ってPageの街に着いたのは9時。今日はCourtyardに泊まります。シーズンオフだからか39ドル。随分お得です。

 本日の走行距離 786マイル(1257km)
  本日のガソリン消費量 26.5ガロン(100リットル)
 本日のガソリンコスト  48ドル


4月19日  1日目 ホワイトサンド編   


ダラス(Dallas, TX)→Chamizel Nat'l Mem. → White Snad N.M.→ Las Cruces, N.M

 さて、またまた今日から一週間の休暇です。今回はラスベガスのセリーヌディオンのコンサートに行くため、ラスベガス周辺のグランドサークルと呼ばれている国立公園群をまわってきます。
 アメリカのドライブで車の故障は致命的、今回はバッテリーの交換、オイル交換もすませ準備良好。特に大切なのがタイヤの空気圧調整で、アメリカの悪い道ではパンクの原因となります。また最近はガソリン代が高騰しており、ガソリン代が旅行費の大半を占める管理人の旅行では、かなり大きなウエイトを占めます。

 あさ、7時にダラスを出発。もっと早く出たいのですが、犬を預けるために遅い出発となります。ダラスからしばらくは小雨交じりの天気ですが、ミッドランドに到着するときはすっかり雲のない天気となりました。今日中に今日はホワイトサンドまで足を伸ばすため、ここはフォードトーラスの最大航続距離を生かして(500マイル)、エルパソまで660マイルを1給油停車で走りきります。エルパソまでは9時間。その日のうちにホワイトサンドにつくにはぎりぎりです。
 エルパソ到着は3時。時差があるので1時間得をします。エルパソでは、Chamizel National Monumentを訪れます。アメリカとメキシコととの領土紛争の解決を記念してできた記念館ですが、これといってみるべきものはありません。
 エルパソを過ぎるとLas Crucesの街へ。ここからホワイトサンドへは70号線に乗っていきます。前回来たときはまだ工事中でしたが、今日はすっかり道路ができあがっていました。
 おきまりのホワイトサンドの案内所前での国境警備隊によるパスポートチェックは、今回はパスポートを見せてあえなく終わり。

 ホワイトサンドは2回目の訪問。この白い幻想的は光景は何度も来たくなるものです。今回はビジターセンターとおみやげ屋も開いていました。ただしぎりぎりの5時です。

 今日は前回よりも早い時間なので、Alkali Flat Trailを歩いて見ることにします。およそ5マイル(8km)のこのトレールは、砂漠の中をポールを頼りに歩いていきます。砂丘のアップダウンが激しくて結構大変ですが、見渡す限りの白い風景は一見の価値があります。それにしてもどうして白人はみなは出しで歩くのでしょうか。
 砂丘を越えるとAlkali Flatと呼ばれる平原が広がります。ここが、砂丘の大元ですね。このトレール2時間ほどかかって、帰り着いたのは7時、夕日に赤く染まる砂丘を見ながらかえります。
 White Sandは夕暮れ時が一番きれいです。

 さて、今日はLas Crucesに戻って宿を取ります。すでに9時になってしまいました。それでもまだ薄明るいですね。これが、夏の間の旅行のいいところです。宿はBest Westernで$46ちゃんとした朝食付きです。
 ただ、なぜかネットワークにつながらないため、今日の更新はお休み。

 本日の走行距離 796マイル(1274km)
  本日のガソリン消費量 26.6ガロン(101リットル)
 本日のガソリンコスト  46ドル


4月18日  移植患者の集い Transplant Roundup   

 今日はダラスの回診の後、腎移植の手伝いをしてフォートワースの回診。
 さて、今日の午後には毎年恒例の移植患者さんの集いがあります。肝臓移植だけではなくて、心臓から腎臓まで、すべての当院で移植を受けた患者さんが集うのですが、3年目ともなると、管理人の携わった患者さんも多いので、とても楽しみです。その模様については、移植患者さん達のページにアップしてあります。
 さて、その後は、ダラスで活動して2年目になる、コーラスグループの「秋桜」のコンサートに顔を出します。管理人が伺ったのは最後の一曲でしたが、故郷から始まる12曲の懐かしい曲もメドレーでしみじみと楽しむことができました。伴奏もよかったですね。団員も募集されているようで興味のある方はどうぞ。

コーラスグループ秋桜(Choir group COSMOS)
http://www.y-tx.com/cosmos/


「患者さん達」「日本人会」を更新しました。

今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)

コンサートの様子です。
ビデオクリップはこちら。  故郷


4月17日  ブルーボネットはここに!   

 今日はダラスの回診。夜はレジデントのカバーで散々救急の入院に呼ばれて、参りました。
さて、救急に呼ばれる前に、再びエニスに足を運びます。昨日から明日まで、エニスではブルーボネット祭りが開かれています。
 エニスのお祭りはこれまた管理人の好きな、地元チックなお祭りです。受付のおばさんに今年の見所を教えてもらって訪れます。Route 3のSuger Ridge Dr.がきれいなようです。去年とは違った景色ですが、今年もまたブルーボネットを堪能することができました。

今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)

ダラス情報板より(メールアドレスの登録もできます.)
04/04/18(日)06:53:34 投稿者[UTSW JJC世話人]
【No.47】 タイトル[UTSW JJC特別企画のお知らせ]
ダラス通信管理人様にもご参加いただいている、テキサス大学サウスウエスタンメディカルセンター日本人ジャーナルクラブ(略称UTSW JJC、または日本人研究者の会)からのお知らせです。来る4月21日水曜日に、特別企画として、T崎弁護士(日米の弁護士資格を持ち、現在ダラスの法律事務所でご活躍中です。)による法律講話を予定しています。ご興味のある方は、当日午後6時30分頃会場(UTSWサウスキャンパス自販機コーナー)にお越しください。あるいは、投稿者までメールしていただいても結構です。
以下、T崎弁護士にいただいた予告編です。

メインテーマとしては特許のお話をさせていただこうと思いますが、その前に、法律
家がどのような発想をする人種であるかをご理解頂くために「要件事実論」からお話
させて頂こうと思っています。要件事実論というのは、混乱した事実関係を裁判にお
いてどのように整理し、事実の主張・立証責任をどのように当事者間で分配するか、
という議論であり、裁判実務に直結する議論です。
次に特許法についてお話しますが、個々の論点に深入りするのではなく、全体像を大
まかに掴んでいくことに主眼を置こうと思っています。その中では、日本の特許法と
米国の特許法の発想の違いについても触れるつもりです。
最後に、今、ホットな話題である「職務発明」における「相当の対価」についてご説
明する予定です。職務発明というのは、会社や研究所において従業員又は研究者がそ
の職務に関連して完成させた発明のことを言います。会社や研究所は、契約なり職務
規程に定めをおいておけば、職務発明に係る特許を受ける権利を、従業員又は研究者
から吸い上げることが可能です。しかし、その際には「相当の対価」を支払わなけれ
ばならないことになっています。
この「相当の対価」の算定方法についてはつい最近までまともな議論がされていな
かったのですが、青色発効ダイオード事件で東京地裁が数百億円の請求を認めたこと
で、その法律構成の当否・今後の特許実務に対する影響等について識者の間で様々な
議論がされているところです。このようにホットな話題であることに加えて、皆さん
が将来世界的な発明をして所属されている組織から「相当の対価」をめぐって争われ
る可能性も踏まえて、最後にこの判例について簡単にご紹介したいと考えています。

以上です。異次元の世界を覗くつもりで気軽にお越しください。


4月16日  税務所次第? It depends on IRS   

 今日はダラスの回診の後に、フォートワースの回診。昨日は、夜中に当直のバックアップで呼ばれて眠いです。夜中にICUの看護婦さんから
「上野先生8月以降はどうするの?」
「それはIRS次第だね。」
「???」
 そう、IRSは国税庁のことで、確定申告の季節で眠い頭がこんがらがっていました。VISAを出すのはINS(移民局)ですね。

 さて、アメリカ人とつきあうので苦労することは、「相手を思いやって発言する。」ということが、日本人に比べて少ないことです。日本的な感覚で言ったら自分勝手といったところでしょうか。もちろん、理詰めではんろんしてもいいですし、こちらも自分中心で振る舞っても言い訳ですがなかなか慣れないものです。
 イラクの誘拐事件でも関しても「イラクに残りたい」という発言を、アメリカ人が聞いたらどういう風に考えるでしょうか。この記事に関しては、フォートワースの地元紙Star Telegramでも写真入りで扱われていました。ちなみにフランスのルモンド紙では、賞賛するような記事が載っていたようですね。残された人質の方々の安全と、殺害されたイタリア人の方のご冥福をお祈りします。

 さて、管理人の目標にテキサス旅行ガイドとアメリカ国立公園大全の編纂があるのですが、本業に阻まれて遅々として進んでいません。そんなわけで、アメリカの国立公園ガイドのサイトを三つ紹介します。こちらのサイトはリンクにも掲載させていただきます。リンクフリーと書いてあったから多分了解を取らなくてもいいのでしょう。

  アメリカ国立公園ドライブ旅行ガイド
http://homepage.mac.com/furup/top.html

 名前の通りに国立公園のドライブガイド。主に南西部をカバーしています。ホームページは見にくいのですが、内容は盛りだくさんで写真付きの旅行ガイドはハプニングもあって楽しめます。

  アメリカ国立公園紀行 もん吉とゆき造
http://comehome.to/index.shtml

 こちらはサンフランシスコにお住まいのもん吉とゆき造さんの国立公園紀行こちらも西部、アラスカの国立公園が主体となっています。サンフランシスコのガイドもあります。

OKA−SANのホームページ
http://oka.main.jp/

 このページはすごいですね。アメリカだけでなく、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアそれから日本をカバーしています。1942年生まれということは結構なお年のはずなのですが(失礼します。)この行動力とページ。脱帽致します。スワンの夢と並んで、数少ない全米をカバーするサイトです。

「アメリカドライブ」「その他のリンク」を更新しました。


4月15日  どうしたものか    

 今日は確定申告の最終日。大渋滞の中央郵便局を横目に、フォートワースへ回診。戻ったら書類作業。学会用のフィルムがやっとあがってきたのでデジカメで撮影。今は高価なフィルムスキャナーを使わなくてもいいので簡単ですが、画像システムからダウンロードするだけよりは手間です。

 さて、来週のグランドサークル行きですが。どこに行くか迷うところです。レイクパウエルでボートを借りてレインボウブリッジまで行くというのが急に浮上してきて。どれを捨てるか迷うところですね。ネバダや、コロラドの国立公園もまわりたいので、まだしばらく考えましょう。とりあえず、月曜日にホワイトサンドに行って、それから火曜日にラスベガスと言うところでしょうか。

 たまには、移植のことでも書きましょう。

肝臓癌と移植リスト
 アメリカの場合は肝臓移植のリストの順位付けは、MELDスコアーというPT,T.B,Crの肝腎機能を表す検査結果から導き出される値によって決められています。移植臓器の割り振りはUNOSという機関によって決められており、この基準は全米で同じとなっています。Polycystic Liveなど一部の病気をのぞき、この基準が適応されています。
 さて、肝臓癌の場合ですが、一般的には5cmまでのものが一つか、3cmまでのものが3つ以内というものが適応になっています。肝臓癌の場合2cm以内のものならMELD20,それ以上ならMELD24という比較的高いスコアーが与えられるので、それだけ早く移植が受けることができます。


4月14日  書類手続き Paperwork   

 今日はダラスの回診の後、フォートワースの手術と回診。戻ってきてダラスで書類作業です。
今月は監査が入るため、カルテのサインも早めにする必要があって、毎日毎日書類の作業です。学会用に、資料をそろえようにも、レントゲンが電子化されたためにかえって昔の写真は倉庫から取り寄せてもらわないといけないのでかえって手間になります。昨日取り寄せを頼んだのにまだ届いていません。病院の手続きの書類も山のように作って発送しないといけないのに、中央郵便局に行けば長蛇の列です。そういえば明日が確定申告の締め切りでしたね。今週は移植がない代わりに書類作業に追われています。


4月13日  ブルーボネットはどこに?   

 今日もダラスの回診の後、フォートワースの回診。
さて、この時期はエニスのブルーボネットがいいころです。今週末はお祭りも開かれます。昨年一面のブルーボネットを見て、感激したのですが、どうしたことか今年はまばらなようです。
 昨年一面のブルーボネットの畑もごらんの通り地肌が見えています。時期がずれているというわけではなくて、どうも少ないようですね。どなたか今年の絶好のポイントをご存じの方がいたら教えてくださいね。
 そういえばいつの間にかに30万ヒットですね。いつもご愛読ありがとうございます。

今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
左2つが昨年の写真。右が今年のもの、同じ場所でとっているのにもかかわらず、一面のブルーボネットが見られません。今年はどうしたことでしょうか。


4月12日  ラスベガス Las Vegas   

 今日はダラスの回診の後、フォートワースの回診。
さて、ドラマ禁にして学会の準備をしているのは、来週休暇を取って旅行に出かけるからなのですね。今回は、久しぶりにグランドサークルあたりということにしようかと思っています。ニコンのD70とかなり迷うところなのですが、やはり時間は買えませんから今回も旅行をとることにしましょう。おまけで、ラスベガスでのセリーヌディオンのコンサート付きです。こちらもチケットマスターで$75から手に入ります。比較的いい席を取るために、ファンクラブまで入ってチケットをとりました。
 それにつけても、この時期のラスベガスのホテルの高いこと。ラスベガスと言ったらモーテル並みの料金でいいホテルが泊まれるところがいいところなのに、どこもかしこも高いのです。しかも最近はガソリンも値あがっているのでドライブ旅行には踏んだり蹴ったりです。
 旅行に行く前に、近くの獣医でフィラリアの健康診断。獣医の様子については、明日あたり時間があったら書くかもしれません。
 ともかく来週はグランドサークル。来月はボストンで楽しみです。そういえば大学の同級生がボストンに留学してくるはずだったのですがどうしているかな。


4月11日 復活祭  Easter   

 今日は復活祭ですがあいにくの雨模様。エニスのブルーボネットも見に行かれなさそうです。昨日は夜中に腎移植でそのままフォートワースの当直、早朝ダラスを回診して、午前中はフォートワースの回診。

 おお、そうだ。今日は「ビギナー」の最終回だった。最初は見ていなかったけど、結構おもしろいですね。ところが、今はケーブルテレビが壊れていて見ることができません。
 そういえば、管理人先週からドラマ禁にしていたんだ。学会発表3本と、論文2本を抱えて、さすがにドラマを見ながらでは間に合わなくなってしまいました。抄録を出すのはいいけれど、後が大変です。セントルイスの仕事部屋の管理人さんは、論文が通ったようでおめでとうございます。うらやましいですね。

 ダラスでは、看護婦のJillが恒例のバニーの格好をしています。彼女も3年連続でイースターに働いていますね。彼女はTylerから通っているので、週末に泊まりで勤務しています。そういう勤務形態もあるのですね。

 たまたま見つけた中央青山監査法人のサイトの中に「ダラスの常識」と題して、駐在員便りが掲載されています。なるほどと思うところが多いので、関心のある方はどうぞ。

中央青山監査法人−海外駐在員便り−
http://www.chuoaoyama.or.jp/jbn/column/030418_0101.html

今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
1.2年前
2.1年前
3−4.そして今年のスタイル。彼女の成長ぶりが見て取れます?


4月10日 オペ室を呼ぶには  How to post a surgery   

 今日はダラスの回診の後、フォートワースの回診。ルーペを持ってきていなかったので、ダラスに一度取りに行って夜中にフォートワース。
 さて、休日の緊急手術の時の手術室の呼び方ですが、基本的に日本と同じです。患者さんが手術適応だとわかったら、手術室に連絡してオンコールの看護婦さんを呼んでもらいます。手術そのものも大変ですが、この手術を行うかどうかの判断がなかなか難しいのです。
 藤枝にいたときもよく、盲腸の手術の判断の練習をさせられていましたが、基本的には移植後の合併症でも変わりません。
 手術室を読んだら、患者さんの家族に説明、インフォームドコンセントをとりますが、これも細かな時がたくさん印刷している以外はほとんど変わりません。
 手術が終わった後は、麻酔科の先生がピザをとっておいてくれて少しおなかをこしらえてから、夜の腎移植です。

ダラス情報板より(メールアドレスの登録もできます.)

04/04/07(水)14:41:13 投稿者[TS]
【No.45】 タイトル[天気と洋服]
ゴールデンウィークにダラスに遊びに行くのですが、気温はどの位を想像すればいいのでしょうか?真夏のような暑さになるのかな?それとも東京のように夜は少しまだ肌寒くなるんでしょうか?あと、服装ですが、ノースリーブとショーツなどといった真夏の格好でOKですか?夜に外を歩くなら長袖の上着は必要ですか?できればお早めに誰かアドバイス下さい。お願いします。
04/04/10(土)22:52:02 投稿者[じゃすみん] <http://www.geocities.jp/jasmineksjp/index.html>
【No.46】 タイトル[ダラスの天気と洋服について]
TSさん、こんにちは。直接メールしようと思ったのですが、ほかにも同じ質問をする人がいるかもしれないので、こちらにお返事を書きますね。

ずばり、ダラスのゴールデンウィークは真夏です。気温は摂氏25〜35度で、とにかく日差しの強さにびっくりされるでしょう。日本と違って空気が非常に乾燥しているので、べとつく暑さではありませんが、その代わり一気にガ〜ンと頭をやられてしまいます(苦笑)。熱射病予防にも水分補給に気をつけてくださいね。ただ、1日の温度差も結構激しく、日によっては朝晩冷え込むかもしれませんので、念のため軽いジャケットかカーデガンを持っていらっしゃるといいかもしれません。レストランなどでもかなり冷房がきついので、冷房対策も必要ですし。
ホテル宿泊でしたら、プール付のところをお薦めします!
こちらの気候は4月中旬から泳げますので、水着も持参でどうぞ。
では、Have a nice trip!


4月9日 最後の診断  The Final Diagnosis   

 今日はダラスの回診の後、フォートワースの回診。
 この前の手術の後、患者さんの様子が安定しません。外回りの看護婦さんが「そういえばこの患者さんは、この前も同じエピソードがあったはね。」といいます。
 一緒にいたアテンディング。「君は病理医みたいだね。」と一言。

 皆さんはアーサー・ヘイリーの小説「最後の診断」をご存じでしょうか。その中で、
「内科医は何でも知っているが、何もしない。外科医は何も知らないが、何でもする。病理医は何でも知っているが、いつでも遅すぎる。」というフレーズがあるんですね。言い得て妙です。


4月8日 日記   

 ダラスの回診。抄読会。それからフォートワースの回診。
 さて、今来ている研修医君彼女に振られたばかりです。アメリカで不思議なのは、ほとんどの人がカップルなのでどうやって彼女を見つけるかと言うことです。抄録会の後に、薬屋さんがいる場所でそういう話しをしていたら。
「シルバーシティー(だったと思う)にいったら、たくさん女の子がたくさんいるよ。」
「それって素人なの。」
「そりゃそうだよ。今度連れて行ってあげますよ。」
日本にいたときも国公立病院ばっかりで、そういう接待を受けたことのない管理人には、未知の世界なのでした。
「そういえばブルーフィッシュにも女の子がいるよ。」
「どこにだい。」
「カウンターに座れば。口説けるよ。」
「日本人だったら「お寿司の食べ方を教えてあげるよ」って口説けるじゃない。」
お寿司の食べ方を教えて口説いている人を見たことがありません。


4月7日 今度の旅行はどうしようか。   

 今日はダラスの回診。今月末には、再び休暇です。今度は、久しぶりにグランドサークル方面に行くことにしましょう。ラスベガスのホテルをとろうと思ったら、その高いこと高いこと。何かコンベンションでもあるのでしょうか。


4月6日 中国からの留学生   

 今日はダラスの回診の後、フォートワースの回診。また戻ってきて、たまりにたまった書類仕事。さて、この前フェローの候補者が面接にきて、例によって昼食を一緒にしました。首里先生が「オフィスに薬屋さんの中華料理が来ているから一緒に食べないか。」といってくれたのですが、フェローとの昼食は面接だけではなくてプログラムの裏話を聞くためにも重要なので、ここは別にカフェテリアに行くことにしましょう。
 、かれは、ほんとの中国人で、アメリカでレジデントと移植のフェローをした後に中国に戻るそうです。アメリカに残りたがる、中国人もおおいですが、このような青年もいるのですね。

 彼のいた、北京では、やはり日本と同じように3年前から脳死肝移植をはじめたのですが、過去三年で300例近い肝移植をしているようです。日本全体の10倍近いですね。
 なかなか、好青年の上、中国の肝移植事情で花が咲きました。まあ、だいたいフェローの面接といってもこのようなうちは話で、一緒に働いて楽しそうかどうかということをはかると言うことになります。管理人は中国の病院などにも行ってみたいですね。
 


4月5日 学会の準備もしなきゃ   

 なかなか進まない学会の準備。抄録を書いたのはいいけれど、肝心の中身はからのまま。皆さんも心当たりのある方もおおいでしょう。来月、再来月と立て続けにあるので、早いところ作らないと悲惨なことになりそうです。
 特に抄録の締め切りから発表までは、半年近くあるので、その間にあれもこれもと増やしたくなります。ただ基礎の発表と違って、実験を積み上げる必要はありませんから。ただ、逆に言うとデーターがないと再現することができないのでそれがつらいところです。
 ただ、来月の学会はボストン、再来月の学会は京都であるので楽しみですね。


4月4日 ブルーボネット速報   

 今日はフォートワースの回診のあと、検査を待つまでの間、郊外のFt. Richerdson S.H.P.へ。こちらは復元された1800年代後半の病院などがある、明るい公園です。
 さて、昨日から高速沿いの土手にはブルーボネットが咲き始めています。さて、ブルーボネットで有名なエニスはどの程度かと言うことで、少し車を走らせます。
 昨年と同じ場所で比較しましたが、まだ、少々早いようです。多分、来週以降が見頃なのではないでしょうか。いずれにせよ、ダラスに来たら、エニスのブルーボネットは必見なので、是非とも言ってみてください。エニスのブルーボネットのお祭りは4/16−18です。

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フォートワースへの高速の土手。みんな車を停めて見に行っています。


4月3日 確定申告はすみました?   

 昨日の当直の後、ダラスの回診、そしてフォートワースの回診。
 さて、確定申告の締め切りの15日が迫ってきましたが、皆さんお済みになったでしょうか。犬にも扶養者控除が必要ですので、1040-dogへの記入も忘れないようにしましょう。

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オフィスの壁に貼ってある、1040-dog フォーム。


4月2日 やっぱりAAA   

 今日は朝から肝移植の術者。午後はフォートワースの回診。ところが、駐車場で車のエンジンがかかりません。最近、調子が悪いと思ったら、どうもバッテリーが上がってしまったようです。
 とりあえず、AAAを読んだところ、通りがかりの看護婦さんが、「エンジンがあがったの?」と声をかけてくれました。結構かよわい系の看護婦さんなのに、ジャンパーケーブルを持っているあたりがさすがにテキサス。ところが、かかりません。「やぱりだめかなー」と彼女は去っていきましたが、後から気がつけば金属に見えたコードをつないだ先は、プラスチック。エンジン内にプラスチックを使うなよな。
 いったんオフィスに戻ると「警察に頼んだら。」それはいい考えだ。病院の警察に電話をすると、すぐに、駆けつけてくれました。しかも、パーキングサービスの車には、ジャンプケーブルのコネクターまでがついています。こういうおまぬけがそれだけいると言うことでしょう。
 そういうわけで、無事に、エンジンはかかりました。すぐに、バッテリーを交換してフォード・トーラスはますます元気になりました。

今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
フロントには専用のソケットが。


4月1日 エイプリルフール   

 皆さん今年のエイプリルフール特集は楽しんで頂けたでしょうか。研究留学ネットのホームページは前もって作ってあったのですが、あちらの方も4月1日にリニューアルをしてしまったので、また作り直さなければいけないというハプニングもありました。
 途中から研究留学ネットのホームページも、ダラス通信の合併の記事が織り込まれて、一瞬どちらが偽物かわからなくなってしまいましたね。
 セントルイスの仕事部屋も相乗りして頂くことになって、おかげさまで無事今年のエイプリルフール特集も終わることができました。
 それでは、今後とも「ダラス通信ー臨床留学ガイド−」を御贔屓に。(まだ身売りはしません。)

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