5月18日 アンケート survey |
今日はダラスの回診の後に、フォートワースの回診。ICUの看護婦さんはこの夏から4人も学校に戻ってしまいます。その中でも仲が良かった看護士さんは来週にはやめるとのこと、そろそろ、住所をもらう時期が来ました。 さて、首里先生がまわしてくれた製薬会社のアンケート。抗生剤に関して、どんな先生の意見を聞くかと言うことを答えると、$300くれるそうです。ほんとかどうかわかりませんが、まあ、そんなに長いものではないので、送ってみることにしましょう。 論文のカバーレターを秘書に作ってもらわなければならないのですが、昨日から風邪でお休みです。病理の先生にも確認してもらって、提出の最後のチェックです。 さて、今日一日頭を悩ましているのが、外科学会の認定医の症例数です。噂によると600症例ないと行けないとのことですが、そんなにたくさんデータを持ってきていないので、増やすのが大変です。制度が変わらなければ日本に帰ってから申請するのですが、それまでには間に合わないので、こちらで仕上げなければなりません。 |
5月17日 万歩計 pedometer |
今日は学会から戻って、当直。フォートワースの回診付き。藤沢製薬のおまけの万歩計を早速つけてみます。これは、カロリー計算もできるなかなかの優れものです。腰回りには携帯が2つとポケベル、それから万歩計とすっかり重くなってしまいました。 今日の歩数は19167歩9.58km歩いて、消費カロリーは757Kcalでした。栄養士に見せたら、「明日は私に貸してと」たいそう気に入ったようです。 そういえば、ボストンの聖先生から電話がかかってきて、ポスターが部屋に見つからないとのこと。あれほど念を押したのにもかかわらず、メイドさんが片づけて閉まったに違いありません。困ったものです。 さて、いつものことですが、保健局から、「申請書類を受け取った」との手紙が届いたのですが、名字がVenoになっています。いつもいつのこの間違えばかりです。早速、秘書に電子メールを送って直してもらいますが、こうやって、書類作業が遅れていくのです。 |
5月16日 学会へ行こう Bosnton編 3 |
今日はただ帰るだけ。11時の飛行機なので、今日は出られずにそのまま、空港へ向かいます。ボストンはやっぱりいい町ですね。またゆっくり来たいものです。 昼過ぎにはダラスへ戻ります。ボストンに比べるとほんとにだだっ広いところです。アメリカらしいといえばアメリカらしいですが。 さて、今日はかねてから腎臓内科の先生が見ろ見ろとうるさくて、最近は顔を合わせるたびに「まだ見ていないのか?」と責められていた、「Lost in Transplation」を見ました。予想に反して、確かにおもしろかったです。かなりまったりとしていて、最後の別れの場面などもっと盛り上がってもいいかと思いましたが、このまったりしたところがいいところなのでしょう。ただ全編字幕が全くないので、アメリカ人が見ておもしろいのでしょうか。情緒的な映画が好きな人にとっては、まあ、おすすめできますね。 |
5月15日 学会へ行こう Bosnton編 2 |
さえt、今日は事実上学会の初日。とは言っても、プレミーティングでレクチャーが中心です。レジストレーションのブースに行ったら長蛇の列。いつもは前もって、ネームプレートなどが送られてきていたのですが、今年は来ません。そのため引き替えのすごい列です。しかも要領が悪いために、30分以上もかかります。 名前を見たら、秘書が打ち込みを間違えたのか、間違っています。まあ、名字が間違っていないだけマシと言うことにしましょう。そういえば、今年からタイトル表示がなくなったのかな。(MDとかというところ) さてレジストレーションをおえると、レクチャーに行ってきます。日本人の参加者もたくさんいらっしゃるようで、固まっているのですぐにわかります。製薬会社からの参加者も多いようですね。 さて、昼間は会場なから抜け出して、お昼ご飯を食べに。このコンベンションセンターはボストンでも大きなショッピングモールの中にあるので、充実しています。ダラスとは違って都会ですね。 お昼のチョイスはBoston Chowderを、ロブスターロールといただきます。ボストンに来たらやはりこれです。 さて、レクチャーは5時に終わって、今度は業者の展示会のオープニングです。こちら、Wine & Cheeseパーティーと言うことになっていましたが、同じ病院の腎臓内科の先生が、「今年のはすごくいいよ。」と言っていたように、なかなか豪勢なケータリングです。管理人は、この後に約束があったので、残念ながら、食べることができません。 それでも各ブースをまわって、おみやげをもらうというのも楽しみなもので、今年の、「いいもの」は藤沢製薬のデジタル万歩計でしょうか。アメリカで働いている医師は、アンケート(薬に関するもので、結構長い)に答えると、CDと、ステンレスマグカップももらえます。CDの選択はノラジョーンとジムブリックマンとエリッククラプトン。ジムブリックマンはこの前買ったばかりです。エリッククラプトンを選択したけど、ノラジョーンの方が良かったかな。 さて、この後はさらに8:30から、藤沢製薬主催のパーティーというのがあるようなのですが、それは失敬して、Union Oyster Houseへ向かいます。ホテルからタクシーで行ったのですが、道の混んでいること混んでいること。ボストンでは車は不便ですね。 こちらのレストランはアメリカでも最も古いと言われている、ミッショントレイルに面したレストランで、去年の夏には前を通り過ぎるだけでしたら、今日は、生牡蠣と、エビ、それからクラムチャウダーにムール貝。ビールはもちろんサミエルアダムスで舌鼓をうちます。 帰りには地下鉄を使います。ボストンは地下鉄が便利なのですが、工事中で乗り換えないと行かれません。でも、東京と同じように夜でも安全そうです。しかも、$1.25で安いものです。 さて、夜中には、ハーバードの前に繰り出して、Harvard Squareにある、au bon painというチェーン店へ。ダラスでは見ないと思っていたのですが、空港にはあるようです。さすがハーバードと思えるのが12時を過ぎているのにもかかわらず、チェスをお店の前でやっている人たちがたくさんいられることです。しかも、蛍光灯やタイマーまで持ち出して本格的です。まわりも学生ばっかりで、若い雰囲気でいっぱいです。学生街というのも懐かしいですね。 そんなわけで、ボストンの夜はくれていきました。 |
5月14日 学会へ行こう Bosnton編 |
昨日の当直はいつになく大荒れ。一睡もできずに、ICUに付きっきりです。そういえば、この病院で非常に緊急で医師を呼び出すとき、たとえばCode BlueでCPRが必要なときにはコールバック番号の最後に911という番号を付けます。たとえば27273-911とかね。しかも、ダラスとフォートワースで手術があり、回診できるのは管理人一人、山のようなICUの患者さんの処置の後、病棟をおえて、何とか10時過ぎには脱出、家に戻って荷物を詰めて、Kinkoによって、ポスターをピックアップ。90×120cmのポスターなのですが、$140と結構かかります。ラミネート加工を頼んだら、てかてか仕上げになるのかと思っていたら、いわゆる本当のラミネート加工。あまり丸められないので筒に入りません。まあ、最も、ラミネートしてあれば、おれにくいので、そのまま持って行きます。ちらっと見て「Concusion」にsがぬけています。(正しくはConclusionsね。)まあ、これはご愛敬でしょう。 時間がないので、ターミナルの駐車場に止めます。$16/日でかなりするのですが、背に腹は代えられません。 いつものごとく自動チェックイン機を使っても、荷物を預けるのに時間がかかるので、普通にチェックインするのと変わりません。 空港のブリッジの前で、プリッツルのホットドッグを見つけて、食べてみましたが、これが結構おいしいです。お店の名前は、「Auntie Anne's」でした。デルタ航空の国内便は、機内食は有料と言うことになっているようです。最も最近は国内線は機内食が出ないので、4時間もの飛行で食料がなくて餓えるよりは合理的かもしれません。結構注文している人がいました。 そういえば、同じ便にいつも顔見知りの薬屋さんが乗り合わせていました。彼も、学会に行くのだそうです。しきりに窓際の席に変えたがっていましたが、今日の便はいっぱいです。 1時に出た飛行機は、4時間の飛行の後に6時にボストンに到着します。タクシー乗り場は長蛇の列で、薬屋さんと一緒に待ちます。タクシーはいっぱいいるのですが、乗り方の手順がうまくいっていません。かれは、「タクシー代は病院が持ってくれるのかい?」と聞いて、「そうだ」と答えると、自分一人でタクシーに乗っていきました。彼は、シェラトン、こちらがマリオットと近いので、自分持ちだったら乗せていってくれるつもりだったのかしら。 さて、空港からのタクシー、中南米の運転手さんでしたが、こちらが乗るなり、ラジオをクラシックに変えて、自分はひたすら携帯で話しています。とてもクラシックという雰囲気のドライバーではないのですが、携帯の着信音もエリーゼのために、ほんとにクラシック好きなのかもしれません。 さて、今回のホテルはマリオットコプリープレイス。学科以上まで去年は何のミスかスーパースイートルームでしたが、今年は狭い部屋です。どちらかというとビジネスホテルの雰囲気です。 このホテルの2階には、なんとSony Styleが入っています。新型のバイオが入っていないか、見に行きましたが、あいにくまだ入っていないようです。「学会特典あり」との掲示が出ていましたが、どんな特典が付くのでしょうか。それにつけてもボストンは都会ですね。ダラスとは相当違います。友達も何人かボストンに留学していますが、観光には最高ですね。 そういえば、行かれなくなった京都の学会、6月1日までにファイルを送れば、ポスターに関してはCD化してくれるようです。学会の抄録のCD化ははやりですね。確かに検索は便利です。ポスターに関しては、空白で逃げるしかないですが、口演の方はどうしましょうか。んー。 今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.) |
5月13日 提出 submission |
今日はダラスの当直。 学会用のポスターに手直しが必要になったので、Kinkoに電話をして、原稿を差し替えてもらう。電子メールで、原稿を送ればいいので簡単です。ただ、Power pointだと、フォントの問題があるので、PDFファイルなら早いのですが、あいにく管理人はまだAcrobatを持っていません。はやくSnapScanを手に入れたいですね。 そういえば、論文も提出のOKがやっと出ました。まだ、長い道のりですが、ここにいる間に提出できてほっとしました。ボスに「学会発表は見栄えはいいけど、論文にならなければ意味がないんだ。」と、一言いわれて、あと、もう一本仕上げなければならないので、まだまだ忙しいです。それにしても、どんなに忙しいときでも、ボスは論文なり発表をあっという間に手直しをしてくれます。管理人の場合は情けない英語の手直しも多いのですが。 タダ、こういうところは提出にしても秘書が全部やってくれるのですね。ありがたい話しです。 さて、いよいよVAIOがフルモデルチェンジをしました。現在管理人はR505Rを使っているのですが、蒙古の機種も3年です。今までは、いつも1.5−2年おきに買い換えていたのに比べると、本当に長く使っています。今回発表された、Type Sはかなり心をくすぐっています。前回の505は妙な段差がついて、デザイン的に今ひとつだったのに比べると、かなり見栄えは良さそうです。管理人の場合は、いつも持ち歩いているので、この大きさが一番手頃ですね。 今までのCPU遍歴を考えるとPentium M 1.5MHzというのはちょうどいい頃合いです。 Z80A 4MHz 自分で設計したワンボードコンピューター 80286 12MHz 大学で初めて使ったPC-9801 486 20MHz 香港で買ってきた怪しいデスクトップ Pentium 100MHz 大阪で買ったPC互換機 Pentium 133MHz 学生の時の富士通のノート Celeron 300MHz 藤枝に行く前のVAIO 505です Pentium 3 850MHz アメリカに行く前のVAIOR505R それでは明日からボストンです。ポスターは10時にはできると言っていたけど、大丈夫かな。 |
5月12日 夜の町 night town |
今日はダラスの回診の後、フォートワースの回診。 さて、まだ、日本行きがキャンセルになったショックがさめやらぬまま、仕事が続きます。日本に戻ってから、準備しようと思っていた外科の認定医の申請手続きもこちらで行わなければ行けません。航空券に関しては旅行代理店IACEトラベル経由で購入したのが功を奏して、また後日と言うことでどうにかなりそうです。 さて、今日中に諸々の書類を提出して、ポスターを印刷しなければなりません。こんな時に強い味方は、24時間営業のビジネスセンターKinkoと、中央郵便局です。ぎりぎりまで書類を書いてからKinkoへ。ダラスにも何軒か24時間営業のKinkoがあります。ほとんど、12時近いのにもかかわらず、結構な混みよう。Power Pointのファイルを手渡して、明日の夕方までにはできるようです。しかし、口演なら、タダなのにポスターだとお値段がはります。 さて、次は書類を出しに、中央郵便局へ。日本行きはExpress Mailで。封筒が国内のものと同じなのでややこしいです。日本でのEMSに当たる郵便ですね。国内宛は、Priority MailとCertified Mailの組み合わせで。重要な書類を送るときはこの組み合わせが便利です。配達の状況はどちらも、日本と同じようにインターネットで確認できます。 そういえば、先月で日本人会も退会ですね。ほとんど何もしていませんが、終わりが近くなるとなんだか寂しいものです。異動といったら、昔、高校の同級生に連れられていった「プルメリアの伝説」、この映画はどうでもいいのですが、その同時上映だった、「刑事物語2」。武田鉄矢主演のこの映画は、なかなかいい映画なのですが、映画の度に武田鉄矢は異動になって、一人寂しく町を去ります。ああいう静かな去り方がいいですね。 |
5月11日 まだ遠い far a way |
昨日は当直の代わりで泊まり。今日も当直です。 さて、管理人京都の学会に行く予定だったのですが、「人手が足りないから行かないでくれ。」とのこと、航空券も買って大使館のビザの面接の予約も取ったのに、キャンセルになりそうです。 国際学会で発表できる機会なんかもうないのかもしれないのに、残念ですね。成田からの電車の中で、2年ぶりの漫画を読むのが楽しみだったのですが、まだお預けのようです。 そうそう、今回は、スナップスキャンとハードディスクも買ってくる予定だったのですが、これも、送ってもらわないと行けなさそうです。 最近見続けている、銀河鉄道999のビデオ。こんなくらいアニメをよく子供の時に見ていたものです。今見ても、おもしろいアニメですね。 |
5月10日 45例目 45th Liver Transplant |
今日はダラスの回診。昨日はドナーの情報が錯綜して一晩中電話が鳴り響き、全然寝られません。 先日、とうとう45例目の管理人が術者をした肝移植がありました。最近はドナーに行くことはないのですが、その日は、朝から自分で取りに行って、持ち帰ってきた肝臓をありがたく移植させて頂きました。 管理人の移植外科のプログラムは、移植外科学会の認定プログラムで、トレーニングの用件が、肝移植の術者45例だったと思うのです。 今セコセコと書類を書いている外科学会の認定医と同じように、45例したからどうだというわけではないのですし、ましてや日本では評価されないですが、まあ、ダラスで移植外科のフェローをして、一区切りついたと言うところでしょうか。 まだ、論文という問題が残っていますし、まだ道のりは険しいですが。 ちなみにダラスでどれだけ移植ができるかと言うことで今日までの管理人の件数ですが。 肝移植 術者 45例 第一助手 100例 腎移植 術者 42例 助手 60例 膵移植 助手 6例 ドナー 術者 37例 助手 23例 でした。 |
5月9日 昔の患者さん Memories of the patient |
今日はダラスの回診。 さて、管理人の頭を悩ましているものに、外科学会の認定医の抄録書きというものがあります。締め切りが来月の頭なので、アメリカ出書類を書かなければなりません。全部の資料をこっちまで持ってきていないので、結構困難です。 それでも、研修医時代に作った、File Makerベースの患者管理ソフトには、500人ほどの患者さんが入っているので、これから抄録を作っています。 それぞれの症例通りに分けていくのですが、非常に懐かしいですね。しかし、余命幾ばくもない癌患者さんも多かったので、その後どうなっているのかと言うことも気がかりになります。 こういう抄録書きももっと時間があるときだったら、昔を振り返りながらでいいんですけどね。 |
5月8日 リドカイン Lidocaine |
今日はダラスの回診。当直ですが、比較的静かなので、事務作業。来週の学会用のポスターを作ります。管理人、日本にいたときは一枚刷りのポスターなどを作ったことがなかったので、どうしたものかと思ったのですが、パワーポイントを使えば、簡単にできるのですね。あとは、kinkoでプリントアウトして終わりのはずなのですが、最後のまとめがまだ書けていません。 日本だと、よく「予宴」もとい、「予演」というのがあって、みんなの前で発表の練習をするのですが、ここは、抄録を出した後はほったらかし、このまま出してほんとにいいのかしら? さて、書類作成のために必要な証明写真。病棟の秘書が「タウンイーストモール」に証明写真の機械があるからと、行って見るもあるのはプリクラの機械だけ。本当に証明写真は見つかりません。 仕方がないので、JC Pennyへ。ちなみにWal MartやSearsなどにも、写真屋さんはあります。そこで、証明写真を撮ってもらったもののその写真のひどいこと。アルバイトみたいなお姉さんがとっているので写真もひどいし、切り方なんて、自分で切った方がマシです。それでも21ドルも取るんだから全く納得がいきません。ちなみにパスポートをとるときは郵便局で写真も撮ってくれるみたいです。 リドカインといえば、ドラマ er のなかで、よく「ライドケーン」と叫ぶ場面がありました。アメリカに来て、看護婦が「ライドケーン」と叫んでいるのを聞いて、「アメリカに来たんだな。」と感じさせたものです。 さて、またリドカインに関する事故が起きたようですね。リドカインには1%と5%の2種類があって、かねてからアンプルの取違による事故が指摘されていて、問題になっています。取り違えはある一定の確率では起こるもの、最も事故を防がなければ行けない医療の現場で、Fail Safeの思想が立ち後れているのは非常に不思議なことです。今回の事故でも、医師からも「研修医の知識不足」を指摘する声があり、こういう思想が、改善を遅らせているのではないでしょうか。 最も、私が働いている病院では、薬を医師が詰めることはなく、基本的に薬剤部、緊急のものでも看護士が指示に基づいて詰めるだけです。日本にいたときに、薬をすわされていたのが、懐かしいですね。 |
5月7日 ブログ blog |
今日は、ダラスの回診の後、フォートワースで移植とそのほかの手術。この2日間は相変わらず忙しかったです。 管理人のかつていたクラブのHPがBlogに変わったようです。日記だけではなくて、クラブのサイトまでBlogになるほど最近は世の中Blogがはやっていて、あまり新しいものには飛びつかない管理人としては、どこが今までの日記と違うのかよくわかりません。ともかく、自分のファイルを他人のサーバーに預けるというのには抵抗があり、しばらくは、今の形式のままの日記が続くでしょう。 J-1,H-1ビザなどを日本で更新される方も多いかと思いますが、そのときに威力を発揮するのが、「研究留学ネット」のビザ取得データーベース。旅程を決めるためにはとてもありがたい情報です。日本に帰ってからも、このようなデーターベースを維持されているのは誠に頭が下がります。 |
5月6日 君は今日から来なくていいよ Fired |
昨日の当直のまま、朝4時から肝移植、ダラスの回診をして、M&Mのプレゼンテーション、それからフォートワースの回診です。 さて、いつも回診をしている病棟薬剤師が朝見あたりません。先週は風邪で休んだ日があったので、今日もそうかと思ったら、「昨日1時にもう来なくていいと言われたんだ。」と代わりの薬剤師が教えてくれました。 何でも、人員削減のためとのことですが、その日のうちに解雇というのはさすがアメリカ。やっぱり怖いですね。彼女はマネージャーでその分高い給料をもらっていたので、真っ先に解雇されたようです。 さて、アメリカらしいといえば、学会事件。 管理人の「自分の都合で人の予定を動かしたら弁償するもの。」という考えが、日本人特有なのか、それとも常識としていいのかと他のアティンディングに聞いていたら。「自分一人だけが学会に行くとはけしからん。」というように、あるアテンディングが怒り出してしまって。結局、管理人は学会に行くことになりそうです。 管理人としては、「面接があるから仕方がないし、お金は貸したと言うことにしよう。」という、まあ、大岡裁きのようなところで決着がつけばいいと思っていたのですが。 「自分の面接で、他のフェローが学会に行かれなくなるのはフェアーでない。」という正義が押し通されることになってしまいました。 日本人の感覚としては争いごとをさけたいと思うところなのですが 、こちらの考えでは、争ってても正義を通す(この正義というのが誰の正義かと言うことが問題になるのですが。)ということになります。意外な方向に話しが行って、ちょっと聖先生がかわいそうです。 この2つの出来事は、全く郷に入っても郷に従わない管理人には考えされるものでした。 |
5月5日 労働2倍給料半分 Double work half salary |
今日はフォートワースの回診の後、ダラスの回診。 さて、今年ナースプラクティショナーの学校を卒業する看護婦さんが、仕事を探しています。看護婦さん達も勉強熱心で、より高給のもらえる、ナースプラクティショナーや、麻酔看護士などの学校へまた戻る人も多いのです。 ナースプラクティショナーなら労働時間は我々の半分で、給料は3倍近いです。ICUの看護婦さんと話しをしていて、「医師になってもいいことなんてないじゃない。」ということになります。 逆に言うと、レジデントやフェローなどの安くて、やめさせることのできる労働力を確保できるプログラムは、できるだけナースプラクティショナーを雇わずにすましたいと言うことになります。 猫の手も借りたいこのプログラムでも、結構あまり経験のないレジデントなどを採用しなかったりします。また、ナースプラクティショナーも雇ってはくれません。そんなわけで、まだまだ、フェローの受難の日々は続くのです。 |
5月4日 証明写真 photos |
日々これ書類作業に追われている管理人です。一つめんどくさいのが、証明写真をとる機械がないことです。日本だったら、24時間いつでも写真が撮れるのですが、昼間の空いている時間に写真を撮らなければいけません。 さて、日本行きのチケットなどを探していると、必ずしもインターネットの方が安いわけではないようです。しかも、旅程の変更などに対応できることを考えると旅行代理店のメリットも十分にあるようです。 ちなみに現在日本行きのチケットはexpediaでは$940, 日系の旅行代理店であるIACEトラベルは$935とほとんど値段は変わらずに、旅程の変更などに柔軟に対応してくれます。 |
5月3日 経済格差 a disparity in economic power |
今日はダラスの回診の後、フォートワースの回診。 さて、あさからプログラムディレクターより、「大ボスからお咎めがあると思うけれど何かしたの。」とのポケベルが、どうも昨日の夜中のICUへの患者の移送に管理人が立ち会わなかったとのこと。もちろんそんなことはないので、さっそく、大ボスのところに異議申し立てに行った後に、大ボスに告げ口をしたICUの婦長に抗議に行きます。 「どうして患者を見なかったなんて言うんだい。カルテに直筆で書いてあるじゃないか。」 「時間がカルテに書いていないでしょ。そんなのいつかいたかわからないわ。」 「転送の指示(プリントアウトしたもの)に時間が入っているじゃないか。この指示も、直筆でしょ。」 といっても、埒があきません。最もこの婦長には他のアティンディングもよくやられているので、プログラムディレクターも「まあ、気をなだめて。」といったところですが、所詮第三者です。 だいたい、人のカルテの記載を信用しないなどと、医師ー看護婦の信頼関係の根底を揺るがすので、看護部長に手紙を書こうかと考えているくらいですが、争いごとを好まない日本人としてはそこまではしないんだろうな。 こういう日はトラブルが続きます。 今月半ばの学会。いつになく、昼食などに誘うのでおかしいなと思っていたら、今日になって突然、「16日に面接があるから。」と聖先生が言ってきます。 つまり、学会期間全部を行きたいというのです。彼も人生がかかっているので100歩譲って、行かせましょう。しかし、 「航空運賃のキャンセル料は払ってくれるんだろうね。」 「僕の面接は仕事だ、何で払わなければならないんだ。」 管理人は唖然。仕事ではなくて自分の都合でしょう。でも彼は全く悪気がなく言ってのけるのです。こういうことは一度きりではありません。 こっちこそ、「何で君のためにキャンセル料を払わなければ行けないんだ。」 こういうことはたびたびあるのですが、こういうときに国ごとの常識の違いというのが大きく出てきてしまいます。 いくら、「同じフェローで同じ給料だ。」といっても、コーヒー一杯$10の国から来ている管理人に比べたら、同じ$100の価値は何倍も違います。「D70がほしい↓」などとほざいている管理人に対しては、「向こうは全く貯金もなくてアメリカに来ているんだから、それくらいは許してやってくれ。」ということになってしまいます。 全く割り切れないものを感じつつも、「出世したら返してくれ。」といって許すしかないんでしょうね。 |
5月2日 還付申告 Tax Return |
ちょっとのぞいたら、「研究留学ネット」の門川さんもニコンのD70を手に入れたようですね。管理人も今ほしくて仕方がないですね、ちなみにこちらだと、$1299で日本よりも1万円ほど安く手に入ります。 さて、アメリカに来る前に購入したIXY 200も随分長いこと使用してきましたが、そろそろ(というかだいぶ前から)デジタル一眼レフを手にしたいものです。さて、そんなことを行っているうちに、確定申告のTax Returnがもう振り込まれていました。2ヶ月分の給料に相当する額ですから、非常に大きいです。これで、D70の購入に弾みがつきそうです。 よく知られているように、J-1研究留学では、最初の2年間は税金がかかりませんが、臨床留学でも同様に税金がかかりません。管理人のように大学病院でない一般病院でも同様にして、税金が返ってきます。 Tax Returnの申告方法は基本的に研究留学の申請に準拠します。 臨床留学のためのTax Returnガイドも書かなければなりませんね。 |
5月1日 開設2周年 |
読者の皆さんこんにちは。「ダラス通信」の管理人です。皆様にはいつも読んで頂いて大変感謝しています。おかげさまで、2年間続けてくることができました。 ダラスを離れるときももうじきですが。今しばらくおつきあい頂けたら幸いです。 さて、そんなわけで、そろそろ(と言い続けていますが)学会、論文もまとめなければなりません。先週はすっかり遊び回っていましたし、今月はボストン、来月は京都と旅行が続きます。学会に行くときに、旅費が出るという制度はとてもいいですね。去年は、何の間違いかスイートに泊まれてしまいましたが、今年はそんなに幸運は続かないでしょう。ただで旅行ができるとなると、気合いが入ります。 さて、今日はやっと白い巨塔の最終回にたどり着きました。ちまたでは、非常に高い視聴率だったようですが、前回の田宮次郎のものに比べてやはり重みが足りなかったですね。20年近い昔ですが、今でも、手術室の時計の針を進める場面や、財前教授が鏡を見て黄疸に気がつくところ、肝性脳症でうわごとを繰り返すところ、解剖に付されながら遺書が読まれるところなど、昨日のことのように記憶に残っています。最後の場面も黄昏時の中をモーツワルトのレクイエムをバックに運ばれていくところなどは、今回のものよりもはるかに情緒的にできていました。初めて、病棟で5−FUを使ったときには、「白い巨塔の中で出てきた抗ガン剤だ。」と感慨にふけったものです。それを考えると、前回の白い巨塔の時から、癌治療というものはほとんど進歩していないのですね。 そういう意味では、肝臓癌における肝移植は癌治療の中でも大きな治療の進歩だと思います。是非とも、日本の患者さんがアメリカに移植に来る必要がないような社会に早くなるといいですね。 318124 |
4月30日 掲示板復活 |
今日はダラスの回診、比較的早く終わりました。 さて、ダラスの老舗のサイト、Wild flower Trailでは、掲示板が再開されたようです。ダラス、プレノー周辺の情報や、北米先住民に関するお話、アメリカの学校教育やバイリンガル教育などに関する話題など自由に意見・情報交換をしていただけたらとのことです。 Wild Flower Trail http://www.geocities.jp/jasmineksjp/index.html |
4月29日 海外でインターネット |
朝5時から回診して腎移植、そのままフォートワースの回診。 さて、現在インターネットは必要不可欠のものです。特に、海外に短期滞在するためには、情報を得たり、メールをやりとりするためにインターネットは不可欠なものです。アメリカは、電圧もモジュラージャックも日本と同じため、日本から持ってきたノートパソコンをそのまま、つなぐことができます。しかも、市内通話は時間制限がないため、プロバイダーがダイアルアップ無制限なら、事実上常時接続と同じことになります。 もちろん、アメリカのプロバイダーにはいるのは住所や、クレジットカードの都合で大変なので、日本のプロバイダーに事前に入っておく必要があります。その中でも、海外ローミング(海外で接続すること)サービスが無料な、So-netやAsahi-netは便利ですね。 So-netの海外ローミングサービス Asahi-netの海外ローミングサービス いずれにせよ、アメリカに来てからトラブルがあってもインターネット自身に接続できないので、にっちもさっちもいきません。必ず、日本からアクセスポイントに国際電話をかけて、接続できることを確認してから来るのがいいでしょう。 |
4月28日 認定医 |
今日も当直。研修医がいないので聖先生と一日おきの当直。ちょっと参りますね。夜中は44例目の肝移植です。そのまま泊まり。明日も肝移植と腎移植3件。 さて、管理人も外科研修を5年間しているのでそろそろ、認定医というのをとらなければいけません。ところが、制度が変わって認定医は専修医というものに変わってしまいます。これは、事前に各症例を登録しておかなければならない上、海外の経験はカウントされません。つまり、帰国後からまた1からやり直さなければなりません。 ところが、認定医をとるには4年の経験が必要になります。しかし、管理人は3年半しか日本で研修をしていないんですね。これは、困った。結果的にはどうにかしてくれるようなのですが、どうにかなったらまたご報告しましょう。 いずれにせよ、申請書を書くには過去の症例が必要になります。でも、全部の記録をわざわざアメリカまで持ってきてはいません。これもまた困りましたね。研修医だった頃、先輩が認定医申請のために手術記録を調べに大学病院に戻ってきていたことが思い出されます。このままだと同じ轍を踏むことになりそうです。 |
4月27日 日記 |
今日はダラスの回診の後、フォートワースの回診。 |
4月26日 ザ・ドッグ The Dog |
今日は、当直けん夜中に手術があるため、病院の向かいのマックに食事の買い出し。いつものごとく、オペ着に白衣を肩からかけてマックに入ります。(さすがに白衣を着たままだとね。) お目当ては、今、キャンペーン中のThe Dogのマスコット、今回旅行中朝昼晩とマックのハッピーミールを食べ続けて、目下五種類が集まったところです。日本のキャラクターがアメリカのマックで採用されるのは珍しいですね。 マックの店員、「こんな小さなジュースでいいのですか?」と聞いてきます。それでいいんだと行っても怪訝そうな顔。 挙げ句の果てには「おもちゃもいりますか?」 そうじゃなきゃ買わないよといいながら、ポテトをかじりつつ、病院に戻ります。 クリーブランド 生活情報、アウトドア http://www.yamada.md/ クリーブランドで研究留学をされて、もうじき帰国される山田さんのサイトです。アウトドアに関する情報が盛りだくさんで、クリーブランドに留学される方だけではなくて、アメリカを遊び倒す人にはとても参考になるサイトです。今回の旅行にもかなり参考にさせて頂きました。 |
4月25日 7日目 大砂丘国定記念物編 |
今日は時差調節のため5時には起きます。天気予報を見れば「大雪」。4月下旬とはいえ、コロラドまだまだ冬です。ここはまだロッキーの山中のため、そうそうに5時45分に宿を出発します。 本日の走行距離 847マイル(1355km) |
4月24日 6日目 ダイナソー国定記念物編 |
今晩は。今はコロラドのサリダというスキーの基地でフードチャンネルを見ながら書いています。サーモンバーガーという和風の怪しいバーガーを作っていますね。この続きは、アメリカ版の料理の鉄人をやるらしいです。日本の吹き替えだけではなくてとうとうアメリカ版までできたようです。サカイ氏とモリモト氏が、アメリカの鉄人と戦うようです。今日はマス対決ですね。モリモトがインタビューで英語で答えているのですが、字幕スーパーがついていますね。んー 本日の走行距離 507マイル(811km) |
4月23日 5日目 アーチーズ国立公園編 |
今日は、再びページの町からです。残念ながら今日も天気は優れず、とてもボートで出かけるような雰囲気ではありません。アンテロープキャニオンのビームのビームもしかりです。この二つは残念ながら次回へ持ち越しと言うことになりました。 本日の走行距離 480マイル(768km) |
4月22日 4日目(4/22) ナバホ国定記念物編 |
Las Vegas, NV→ Zion N.P. → Coral Pink Sand Dunes S.P..→ Navajo N.M → Monument Valley → Page, AZ ラスベガスはそうそうに6時半頃には出発します。今回は、スロット一つしませんでしたね。管理人は実はギャンブルが嫌いなんです。さて、今回の旅行のお題は1.セリーヌディオンのコンサート 2.レインボーブリッジをボートで見に行く 3.アンテロープキャニオンのビームを見に行く 4.夕日に染まるディケートブリッチを見る の四つです。後半三つはEcho
from Clivelandの山田さんの旅行記にかなり影響されていますが、まだリンクをしていないですね。旅行から帰ったらリンクをしますね。 本日の走行距離 606マイル(970km)
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4月21日 3日目 ブライスキャニオン国立公園編 |
今日は少し肌寒い日ですが、天気は上々。ページの街を出発して、昼までにはラスベガスに到着する予定です。7時にモーテルを出発。89号線を西へ向かいます。最初の目的地にはGrand Staircase Escalante
national monument.この広大な国定記念物は通り過ぎるだけの人も多いのではないでしょうか。 本日の走行距離 365マイル(584km)
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4月20日 2日目 National Monuments編 |
Las Cruces, N.M → El Malpais N.M.. → El Morro N.M.→ Walnut Canyon, N.M → Sunset Cratar Volcano, N.M → Wapatki, N.M → Grand Canyon N.P. → Page, AZ 今日は6時から朝食。ちゃんとしたいわゆるアメリカンブレックファーストですが、コーヒー代とチップを取られ、時間もとられるので、お得かどうかは難しいところです。7時には宿を出発、 本日の走行距離 786マイル(1257km) |
4月19日 1日目 ホワイトサンド編 |
さて、またまた今日から一週間の休暇です。今回はラスベガスのセリーヌディオンのコンサートに行くため、ラスベガス周辺のグランドサークルと呼ばれている国立公園群をまわってきます。 本日の走行距離 796マイル(1274km) |
4月18日 移植患者の集い Transplant Roundup | |||
今日はダラスの回診の後、腎移植の手伝いをしてフォートワースの回診。 さて、今日の午後には毎年恒例の移植患者さんの集いがあります。肝臓移植だけではなくて、心臓から腎臓まで、すべての当院で移植を受けた患者さんが集うのですが、3年目ともなると、管理人の携わった患者さんも多いので、とても楽しみです。その模様については、移植患者さん達のページにアップしてあります。 さて、その後は、ダラスで活動して2年目になる、コーラスグループの「秋桜」のコンサートに顔を出します。管理人が伺ったのは最後の一曲でしたが、故郷から始まる12曲の懐かしい曲もメドレーでしみじみと楽しむことができました。伴奏もよかったですね。団員も募集されているようで興味のある方はどうぞ。 コーラスグループ秋桜(Choir group COSMOS) http://www.y-tx.com/cosmos/ 今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.)
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4月17日 ブルーボネットはここに! | ||||||||||||||||
今日はダラスの回診。夜はレジデントのカバーで散々救急の入院に呼ばれて、参りました。 さて、救急に呼ばれる前に、再びエニスに足を運びます。昨日から明日まで、エニスではブルーボネット祭りが開かれています。 エニスのお祭りはこれまた管理人の好きな、地元チックなお祭りです。受付のおばさんに今年の見所を教えてもらって訪れます。Route 3のSuger Ridge Dr.がきれいなようです。去年とは違った景色ですが、今年もまたブルーボネットを堪能することができました。 今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.) ダラス情報板より(メールアドレスの登録もできます.) 04/04/18(日)06:53:34 投稿者[UTSW JJC世話人]
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4月16日 税務所次第? It depends on IRS |
今日はダラスの回診の後に、フォートワースの回診。昨日は、夜中に当直のバックアップで呼ばれて眠いです。夜中にICUの看護婦さんから 「上野先生8月以降はどうするの?」 「それはIRS次第だね。」 「???」 そう、IRSは国税庁のことで、確定申告の季節で眠い頭がこんがらがっていました。VISAを出すのはINS(移民局)ですね。 さて、アメリカ人とつきあうので苦労することは、「相手を思いやって発言する。」ということが、日本人に比べて少ないことです。日本的な感覚で言ったら自分勝手といったところでしょうか。もちろん、理詰めではんろんしてもいいですし、こちらも自分中心で振る舞っても言い訳ですがなかなか慣れないものです。 イラクの誘拐事件でも関しても「イラクに残りたい」という発言を、アメリカ人が聞いたらどういう風に考えるでしょうか。この記事に関しては、フォートワースの地元紙Star Telegramでも写真入りで扱われていました。ちなみにフランスのルモンド紙では、賞賛するような記事が載っていたようですね。残された人質の方々の安全と、殺害されたイタリア人の方のご冥福をお祈りします。 さて、管理人の目標にテキサス旅行ガイドとアメリカ国立公園大全の編纂があるのですが、本業に阻まれて遅々として進んでいません。そんなわけで、アメリカの国立公園ガイドのサイトを三つ紹介します。こちらのサイトはリンクにも掲載させていただきます。リンクフリーと書いてあったから多分了解を取らなくてもいいのでしょう。 アメリカ国立公園ドライブ旅行ガイド http://homepage.mac.com/furup/top.html 名前の通りに国立公園のドライブガイド。主に南西部をカバーしています。ホームページは見にくいのですが、内容は盛りだくさんで写真付きの旅行ガイドはハプニングもあって楽しめます。 アメリカ国立公園紀行 もん吉とゆき造 http://comehome.to/index.shtml こちらはサンフランシスコにお住まいのもん吉とゆき造さんの国立公園紀行こちらも西部、アラスカの国立公園が主体となっています。サンフランシスコのガイドもあります。 OKA−SANのホームページ http://oka.main.jp/ このページはすごいですね。アメリカだけでなく、カナダ、ニュージーランド、オーストラリアそれから日本をカバーしています。1942年生まれということは結構なお年のはずなのですが(失礼します。)この行動力とページ。脱帽致します。スワンの夢と並んで、数少ない全米をカバーするサイトです。 |
4月15日 どうしたものか |
今日は確定申告の最終日。大渋滞の中央郵便局を横目に、フォートワースへ回診。戻ったら書類作業。学会用のフィルムがやっとあがってきたのでデジカメで撮影。今は高価なフィルムスキャナーを使わなくてもいいので簡単ですが、画像システムからダウンロードするだけよりは手間です。 さて、来週のグランドサークル行きですが。どこに行くか迷うところです。レイクパウエルでボートを借りてレインボウブリッジまで行くというのが急に浮上してきて。どれを捨てるか迷うところですね。ネバダや、コロラドの国立公園もまわりたいので、まだしばらく考えましょう。とりあえず、月曜日にホワイトサンドに行って、それから火曜日にラスベガスと言うところでしょうか。 たまには、移植のことでも書きましょう。 肝臓癌と移植リスト アメリカの場合は肝臓移植のリストの順位付けは、MELDスコアーというPT,T.B,Crの肝腎機能を表す検査結果から導き出される値によって決められています。移植臓器の割り振りはUNOSという機関によって決められており、この基準は全米で同じとなっています。Polycystic Liveなど一部の病気をのぞき、この基準が適応されています。 さて、肝臓癌の場合ですが、一般的には5cmまでのものが一つか、3cmまでのものが3つ以内というものが適応になっています。肝臓癌の場合2cm以内のものならMELD20,それ以上ならMELD24という比較的高いスコアーが与えられるので、それだけ早く移植が受けることができます。 |
4月14日 書類手続き Paperwork |
今日はダラスの回診の後、フォートワースの手術と回診。戻ってきてダラスで書類作業です。 今月は監査が入るため、カルテのサインも早めにする必要があって、毎日毎日書類の作業です。学会用に、資料をそろえようにも、レントゲンが電子化されたためにかえって昔の写真は倉庫から取り寄せてもらわないといけないのでかえって手間になります。昨日取り寄せを頼んだのにまだ届いていません。病院の手続きの書類も山のように作って発送しないといけないのに、中央郵便局に行けば長蛇の列です。そういえば明日が確定申告の締め切りでしたね。今週は移植がない代わりに書類作業に追われています。 |
4月13日 ブルーボネットはどこに? |
今日もダラスの回診の後、フォートワースの回診。 さて、この時期はエニスのブルーボネットがいいころです。今週末はお祭りも開かれます。昨年一面のブルーボネットを見て、感激したのですが、どうしたことか今年はまばらなようです。 昨年一面のブルーボネットの畑もごらんの通り地肌が見えています。時期がずれているというわけではなくて、どうも少ないようですね。どなたか今年の絶好のポイントをご存じの方がいたら教えてくださいね。 そういえばいつの間にかに30万ヒットですね。いつもご愛読ありがとうございます。 今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.) |
4月12日 ラスベガス Las Vegas |
今日はダラスの回診の後、フォートワースの回診。 さて、ドラマ禁にして学会の準備をしているのは、来週休暇を取って旅行に出かけるからなのですね。今回は、久しぶりにグランドサークルあたりということにしようかと思っています。ニコンのD70とかなり迷うところなのですが、やはり時間は買えませんから今回も旅行をとることにしましょう。おまけで、ラスベガスでのセリーヌディオンのコンサート付きです。こちらもチケットマスターで$75から手に入ります。比較的いい席を取るために、ファンクラブまで入ってチケットをとりました。 それにつけても、この時期のラスベガスのホテルの高いこと。ラスベガスと言ったらモーテル並みの料金でいいホテルが泊まれるところがいいところなのに、どこもかしこも高いのです。しかも最近はガソリンも値あがっているのでドライブ旅行には踏んだり蹴ったりです。 旅行に行く前に、近くの獣医でフィラリアの健康診断。獣医の様子については、明日あたり時間があったら書くかもしれません。 ともかく来週はグランドサークル。来月はボストンで楽しみです。そういえば大学の同級生がボストンに留学してくるはずだったのですがどうしているかな。 |
4月11日 復活祭 Easter |
今日は復活祭ですがあいにくの雨模様。エニスのブルーボネットも見に行かれなさそうです。昨日は夜中に腎移植でそのままフォートワースの当直、早朝ダラスを回診して、午前中はフォートワースの回診。 おお、そうだ。今日は「ビギナー」の最終回だった。最初は見ていなかったけど、結構おもしろいですね。ところが、今はケーブルテレビが壊れていて見ることができません。 そういえば、管理人先週からドラマ禁にしていたんだ。学会発表3本と、論文2本を抱えて、さすがにドラマを見ながらでは間に合わなくなってしまいました。抄録を出すのはいいけれど、後が大変です。セントルイスの仕事部屋の管理人さんは、論文が通ったようでおめでとうございます。うらやましいですね。 ダラスでは、看護婦のJillが恒例のバニーの格好をしています。彼女も3年連続でイースターに働いていますね。彼女はTylerから通っているので、週末に泊まりで勤務しています。そういう勤務形態もあるのですね。 たまたま見つけた中央青山監査法人のサイトの中に「ダラスの常識」と題して、駐在員便りが掲載されています。なるほどと思うところが多いので、関心のある方はどうぞ。 中央青山監査法人−海外駐在員便り− http://www.chuoaoyama.or.jp/jbn/column/030418_0101.html 今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.) |
4月10日 オペ室を呼ぶには How to post a surgery |
今日はダラスの回診の後、フォートワースの回診。ルーペを持ってきていなかったので、ダラスに一度取りに行って夜中にフォートワース。 さて、休日の緊急手術の時の手術室の呼び方ですが、基本的に日本と同じです。患者さんが手術適応だとわかったら、手術室に連絡してオンコールの看護婦さんを呼んでもらいます。手術そのものも大変ですが、この手術を行うかどうかの判断がなかなか難しいのです。 藤枝にいたときもよく、盲腸の手術の判断の練習をさせられていましたが、基本的には移植後の合併症でも変わりません。 手術室を読んだら、患者さんの家族に説明、インフォームドコンセントをとりますが、これも細かな時がたくさん印刷している以外はほとんど変わりません。 手術が終わった後は、麻酔科の先生がピザをとっておいてくれて少しおなかをこしらえてから、夜の腎移植です。 ダラス情報板より(メールアドレスの登録もできます.) 04/04/07(水)14:41:13 投稿者[TS]
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4月9日 最後の診断 The Final Diagnosis |
今日はダラスの回診の後、フォートワースの回診。 この前の手術の後、患者さんの様子が安定しません。外回りの看護婦さんが「そういえばこの患者さんは、この前も同じエピソードがあったはね。」といいます。 一緒にいたアテンディング。「君は病理医みたいだね。」と一言。 皆さんはアーサー・ヘイリーの小説「最後の診断」をご存じでしょうか。その中で、 「内科医は何でも知っているが、何もしない。外科医は何も知らないが、何でもする。病理医は何でも知っているが、いつでも遅すぎる。」というフレーズがあるんですね。言い得て妙です。 |
4月8日 日記 |
ダラスの回診。抄読会。それからフォートワースの回診。 さて、今来ている研修医君彼女に振られたばかりです。アメリカで不思議なのは、ほとんどの人がカップルなのでどうやって彼女を見つけるかと言うことです。抄録会の後に、薬屋さんがいる場所でそういう話しをしていたら。 「シルバーシティー(だったと思う)にいったら、たくさん女の子がたくさんいるよ。」 「それって素人なの。」 「そりゃそうだよ。今度連れて行ってあげますよ。」 日本にいたときも国公立病院ばっかりで、そういう接待を受けたことのない管理人には、未知の世界なのでした。 「そういえばブルーフィッシュにも女の子がいるよ。」 「どこにだい。」 「カウンターに座れば。口説けるよ。」 「日本人だったら「お寿司の食べ方を教えてあげるよ」って口説けるじゃない。」 お寿司の食べ方を教えて口説いている人を見たことがありません。 |
4月7日 今度の旅行はどうしようか。 |
今日はダラスの回診。今月末には、再び休暇です。今度は、久しぶりにグランドサークル方面に行くことにしましょう。ラスベガスのホテルをとろうと思ったら、その高いこと高いこと。何かコンベンションでもあるのでしょうか。 |
4月6日 中国からの留学生 |
今日はダラスの回診の後、フォートワースの回診。また戻ってきて、たまりにたまった書類仕事。さて、この前フェローの候補者が面接にきて、例によって昼食を一緒にしました。首里先生が「オフィスに薬屋さんの中華料理が来ているから一緒に食べないか。」といってくれたのですが、フェローとの昼食は面接だけではなくてプログラムの裏話を聞くためにも重要なので、ここは別にカフェテリアに行くことにしましょう。 、かれは、ほんとの中国人で、アメリカでレジデントと移植のフェローをした後に中国に戻るそうです。アメリカに残りたがる、中国人もおおいですが、このような青年もいるのですね。 彼のいた、北京では、やはり日本と同じように3年前から脳死肝移植をはじめたのですが、過去三年で300例近い肝移植をしているようです。日本全体の10倍近いですね。 なかなか、好青年の上、中国の肝移植事情で花が咲きました。まあ、だいたいフェローの面接といってもこのようなうちは話で、一緒に働いて楽しそうかどうかということをはかると言うことになります。管理人は中国の病院などにも行ってみたいですね。 |
4月5日 学会の準備もしなきゃ |
なかなか進まない学会の準備。抄録を書いたのはいいけれど、肝心の中身はからのまま。皆さんも心当たりのある方もおおいでしょう。来月、再来月と立て続けにあるので、早いところ作らないと悲惨なことになりそうです。 特に抄録の締め切りから発表までは、半年近くあるので、その間にあれもこれもと増やしたくなります。ただ基礎の発表と違って、実験を積み上げる必要はありませんから。ただ、逆に言うとデーターがないと再現することができないのでそれがつらいところです。 ただ、来月の学会はボストン、再来月の学会は京都であるので楽しみですね。 |
4月4日 ブルーボネット速報 |
今日はフォートワースの回診のあと、検査を待つまでの間、郊外のFt. Richerdson S.H.P.へ。こちらは復元された1800年代後半の病院などがある、明るい公園です。 さて、昨日から高速沿いの土手にはブルーボネットが咲き始めています。さて、ブルーボネットで有名なエニスはどの程度かと言うことで、少し車を走らせます。 昨年と同じ場所で比較しましたが、まだ、少々早いようです。多分、来週以降が見頃なのではないでしょうか。いずれにせよ、ダラスに来たら、エニスのブルーボネットは必見なので、是非とも言ってみてください。エニスのブルーボネットのお祭りは4/16−18です。 今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.) |
4月3日 確定申告はすみました? |
昨日の当直の後、ダラスの回診、そしてフォートワースの回診。 さて、確定申告の締め切りの15日が迫ってきましたが、皆さんお済みになったでしょうか。犬にも扶養者控除が必要ですので、1040-dogへの記入も忘れないようにしましょう。 今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.) |
4月2日 やっぱりAAA |
今日は朝から肝移植の術者。午後はフォートワースの回診。ところが、駐車場で車のエンジンがかかりません。最近、調子が悪いと思ったら、どうもバッテリーが上がってしまったようです。 とりあえず、AAAを読んだところ、通りがかりの看護婦さんが、「エンジンがあがったの?」と声をかけてくれました。結構かよわい系の看護婦さんなのに、ジャンパーケーブルを持っているあたりがさすがにテキサス。ところが、かかりません。「やぱりだめかなー」と彼女は去っていきましたが、後から気がつけば金属に見えたコードをつないだ先は、プラスチック。エンジン内にプラスチックを使うなよな。 いったんオフィスに戻ると「警察に頼んだら。」それはいい考えだ。病院の警察に電話をすると、すぐに、駆けつけてくれました。しかも、パーキングサービスの車には、ジャンプケーブルのコネクターまでがついています。こういうおまぬけがそれだけいると言うことでしょう。 そういうわけで、無事に、エンジンはかかりました。すぐに、バッテリーを交換してフォード・トーラスはますます元気になりました。 今日の紙芝居(クリックすると拡大します。Click a picture to enlarge it.) |
4月1日 エイプリルフール |
皆さん今年のエイプリルフール特集は楽しんで頂けたでしょうか。研究留学ネットのホームページは前もって作ってあったのですが、あちらの方も4月1日にリニューアルをしてしまったので、また作り直さなければいけないというハプニングもありました。 途中から研究留学ネットのホームページも、ダラス通信の合併の記事が織り込まれて、一瞬どちらが偽物かわからなくなってしまいましたね。 セントルイスの仕事部屋も相乗りして頂くことになって、おかげさまで無事今年のエイプリルフール特集も終わることができました。 それでは、今後とも「ダラス通信ー臨床留学ガイド−」を御贔屓に。(まだ身売りはしません。) 290361 |