9月26日 さようなら |
管理人もいよいよダラスを去ることになりました。2年半に渡るダラスでの生活の中で多くの方に知り合うことができましたし、大変お世話にもなりました。とても楽しい2年半でした。 ダラスに来たばかりの頃は「ガイドブックにも載っていないしこんなところに日本人がいるのだろうか?」という場所で、そのため、このサイトを作りました。いわば、無人島でののろしのようなものでした。今では、ダラスのホームページもたくさんできてダラス情報ももっと手にはいるようになりました。今後もどんどん増えていくことでしょう。 2年半ダラスに過ごして、最初は何にもないところで非常につまらないところかと思っていましたが、今ではとても暮らしやすくて楽しむところもたくさんあるということを痛感して、ダラスから引っ越すのが寂しくてなりません。 管理人は、マイアミに移動しますので、今後ダラスに関する情報は更新されません(元々ですが)。このサイトに記載されている情報は、あくまでも参考程度にとどめて、必ず最新情報を確認するようにして下さい。 |
9月15日 アパート探し |
アパート探しもこれで3回目。引越も3回目です。海外、市内、国内遠距離と一通りの引越をすることになってしまいました。マイアミはダラスとは少々勝手が違うようですが基本的には同じです。アパートを探すには不動産屋を使う、大学のアパート紹介を使うなどといくつかの方法があるようですが、今回も持ち時間は一日だけ。いつもと同じようにapartment.comやrent.comを使ってアパートを調べた後、直接オフィスを訪ねます。 日本人が住むのでしたら、いわゆる「マイアミ」らしいビーチ方面。旧住宅地のコーラルゲーブル/ケンドール。それから新興住宅地のドラールということになるのでしょうか。このうちドラールはダラスでいったら、アービングといったところ、雰囲気も非常に似ています。 ダラスと異なるのは渋滞のひどいこと、ダラスも渋滞はしますがもっと激しいです。人口密度が高いので仕方がないのでしょうか。 アパートの値段はダラスよりかなり高くて、アービングと比べやすいドラールでも、1 Bed room $1100前後、2 Bed Room $1300前後します。ダラスに比べると$300は高いでしょうか。 しかも12ヶ月以下の短期契約の場合は$100/moの追加料金を取られたりして少し違うようです。ただ、以前にアパートの管理について痛い思いをしているので、とりあえず、短期契約にしておきます。管理状況は入ってみなければわからないので、アパートを借りるときは高くても短期契約が絶対にいいです。2年契約などをしてしまうと、出たくても出られなくて大変なことになります。 アパートの契約時に、収入補償が大変だということを聞いていたのですが、クレジットヒストリーのチェックだけで、すぐに契約はOKということになりました。ですので、契約時に必要だったものはクレジットヒストリーと契約金だけです。マイアミも、ダラスと同じように外国人ということにはまったく関心がないようです。関心があるのは支払い能力だけですね。 ちなみにこのアパート、電話などの契約はWEBを通じてできるようです。便利なものですね。 マイアミは観光地としては有名なのですが、生活に関するサイトはとても少ないのです。管理人がダラスに来たときもそうでしたが。そんな、マイアミの生活情報のサイトを紹介します。 マイアミ応援ページ http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Renge/2482/ |
9月9日 カナダ最後の夜 |
本日無事にビザをオタワにて取得いたしました。米国、カナダそして日本にて助けて頂いた方々大変ありがとうございます。おかげさまで、明日米国に戻ることができます。オタワ大使館でのJビザ更新について、ご報告します。「研究留学ネット」にも再入国した後に、報告する予定です。 今日は、フロリダを襲った台風の雲で、オタワ周辺は激しい雨です。オタワ大使館はダウンタウンの中心、国会議事堂の裏、国立美術館の横にあります。 泊まっていたモーテルは2Kmほど離れたところにあって、8時からの予約だったので1時間ほど前の7時に着くように出発しました。7時に正門についてもまだ誰もいません。折からの雨はますます激しくなったので、車の中で、入門が始まるまで待ちます。7時20分頃に1人現れ、7時半には守衛が到着しますがまだ入れません。4人ほど並んだ7時40分頃に中に入れるようになって、大使館の近くの立体駐車場に車を止めて大使館まで歩きます。このとき、鞄は持ち込めないので書類をFedexの袋に入れて持ち込みます。 正門の検問では、車の鍵を預け、一人づつ中に入ります。次にVISA申請書に通され、そこでアポイントレターとリストの照合。パスポート、DS156 それから$100のアメリカドル現金を確認して中に入ります。 このとき、DS157,DS158,DS2019を挟んでいなかったので、後で自分で挟み込みます。待合室の椅子は25席で、すでに5人ほど待っていました。 次に、8時20分頃7番の窓口が開いて、書類の提出とお金を渡します。どうもこの時間帯はカナダ在住者専用で、みんな永住許可書の提示などを求められていましたが、管理人の場合は何も聞かれませんでした。 このときの並び順は、おのおのが紳士的に並んでいましたね。ちなみにアメリカドル現金のみの受付のようです。待合室にコンピューターが二台あってその場でDS156を作成している人が結構見られましたが、写真機はありませんでした。 書類に不備がある人は5番の窓口で呼び出されているようでした。 8時40分頃に窓口に呼び出されて面接を受けます。面接窓口は1,2番の二カ所。原則的にお金の支払い順のようです。結構みんな長いのですが、管理人の場合は、最初に指紋を採取されて。中年の女性と面接です。聞かれたことは 「ECFMGがスポンサーなの?」「ハイそうです。」 「何かの医師なの?」「移植外科です。」 彼女はよく聞き取れなくて「すいませんねまだ英語が下手で。」「いいえ、私の耳が遠いからね。」 「出身大学はここ?」「そうです。」 「病院との契約書はある?」「契約書のコピーを見せる。」 「これからマイアミに引っ越すの?」「そうなんですよ台風が心配で。」「そうね、私も心配しているのよ。」 と、心配していた日本とのつながりや、カナダ在住者の枠で申請していることは問題にはなりませんでした。 5分ほどの面接で引換券をもらい、「また3時に戻ってきて下さい。」と終わりました。帰りがけに守衛さんが「3時では早すぎるから、もっと後の方がいいよ。」と親切に教えてくれます。全体的に、非常に好意的な面接でした。 IKEAと、国立美術館で時間をつぶしましたが、台風のような雨で、あちらこちらで冠水していて大変でした。ちなみに、国立美術館は地下駐車場もついてこういうときはありがたいです。IKEAは$1でアメリカンブレックファーストをうっているのですね。朝に、お客さんを呼び込むにはなかなかのアイデアです。 |
9月8日 J1VISAの申請書類 |
J-1VISAの申請書類にはDS156という書類を使うのですが、最近はオンラインで打ち込んでPDFファイルをバーコード付きで打ち出すようになっています。 問題なのは、この連休から表示がちゃんとされないことで、プログラムにバグでもあったのでしょうか。オンライン入力は便利なのですが、こうなると困ってしまいます。 結局、連休明けには修正されたのか、今日には無事に打ち出せるようになっていました。 |
9月7日 ECFMG |
ECFMGよりメールが届く。「どうしてカナダにいるんだ。早く電話をよこすように。」 本来、ECFMGは応募者が直接連絡を取れないようになっているのですが、最近は浴連絡が来ます。 全く誰のせいでカナダにいると思っているのでしょうか。返事のメールを出すとともに(怒りながら)、電話をします。こちらのメールを読んだ後だからか、案の定、謝るわけでもなく、書類が遅れた言い訳をいろいろとしています。最近ではこの調子にもすっかり慣れてしまいました。 |
9月3日 Large-Double-Double |
一日10杯近くコーヒーを飲む管理人。カナダ滞在中も朝のコーヒーは欠かせません。コーヒーのチェーンといったらスターバックスが一般的なアメリカですが(ダラス付近では多分、他の地域もそうでしょう。)、カナダではTim Hortonsというチェーン店が、至る所にあって、コーヒーとドーナッツを提供しています。都心部ではSecond Cupや、また他のチェーンもあるようですが、東カナダ地域ではTim Hortonsの右に出るものはありません。 最初、Tim Hortonsでコーヒーを頼んだときは「いかがなさいますか?」と聞かれました。いかがなされますかと聞かれてもコーヒーを頼んでいるのにという風に思ったのですが、どうも、砂糖とクリームを入れてくれるそうです。 確かに、注文をするときに、「Large-Double-Doubleで」という風に、頼んでいるのが聞こえます。どうもそういう風に注文するのがカナダ風のようです。 スターバックスがセルフサービス何に比べると、お国柄の違いなのでしょうか。翌日からは管理人も「コーヒー、エクストララージーダブルーダブルでお願い。」と頼むようになりました。 468487 |
8月30日 犬と国境−アメリカ・カナダ国境− |
さて、管理人にとってははるかに高いアメリカーカナダ国境。一般的には日本人ならば簡単に通過できます。さて、犬連れの場合にはどうでしょうか。日本−アメリカの場合には多く知られていますが、意外とカナダに関する情報はありません。 AAAで聞いてみても。「獣医さんに聞いてくれ。」といわれ、獣医さんでは「税関に聞いてくれ」といわれます。そこで税関のページで確認すると、要するに狂犬病の予防接種がうってあればいいようです。そのため、狂犬病の接種証明書を携行して国境を越えます。 さてその実際ですが、アメリカ→カナダの場合。 「犬を連れている」と入国の職員にいうと「書類はある?」と聞くので、とりあえず、狂犬病の予防接種証明書を見せます。その後、後席のケージを見て「どんな種類の犬だ?」と聞いただけで、すぐに書類を返してくれました。特に犬を車から降ろして検査するということはありませんでした。 カナダ→アメリカの場合。 最初から狂犬病の予防接種証明書をみせ、犬がいるという旨を伝えました。入国審査官は特に関心を示さず、車のなかを見もしませんでした。はっきり言って、申告しなくても通過できたかもしれません。 このように、アメリカ−カナダ間の国境越えは非常に簡単です。狂犬病の接種証明書を携行さえしてあれば大丈夫そうです。ただし、いつ基準が変わるかはわからないので、出発前に検疫のページだけはのぞいておいた方が良さそうです。 ダラス情報板より(メールアドレスの登録もできます.) 04/08/30(月)12:51:20 投稿者[Okuda]
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8月28日 カナダでの接続事情 |
さて、管理人が普段使っている回線は、電話、ケーブル、DSL込みのセットなので、モバイル用途には向きません。そこで、Earthlinkという、全米ネットのダイアルアップサービスを残しています。 ところがこのプロバイダー、アメリカでは800番サービス(日本の0123)があるので、全米どこからでもアクセスができるのですが、カナダでは、限られたアクセスポイントを使用するしかありません。 それでは、もちろん田舎に行ったときはアクセスできないので、特に今回の旅行のようにインターネットアクセスが重要なときには、困ってしまいます。 そこで今回加入したのがプリペイド、プロバイダーMaGlobe。カナダでのアクセスポイントはEarthlinkよりも多く、またカナダ国内でも800番アクセスが使えます。 最も、モーテルの電話はほとんど20-30KBでの接続です。こんな時は、毎日メールをダウンロードするだけで1時間かかりますので、多量のスパムメールはとても腹が立ちます。 MaGlobe http://www.MaGlobe.com さて、ご心配をおかけしている方々へのご連絡ですが、秘書よりECFMGより書類が下りたとの連絡が入りました。VISAの再取得などの問題がまだまだありますが、とりあえず第1段階通過です。ご協力頂いている方々誠にありがとうございます。 E1C 1E6 |
8月23日 デジタル小物 |
管理人は地図が好きで、自分で地図を見ながら移動するのでGPSを使わないのですが、GPSを愛用されている方もいるでしょう。読者の方から、GPS付きパームに関するレポートをいただいたので、ご報告いたします。 デジタル小物 |
8月21日 モーテル談 |
車で旅行するのにいつもお世話になるのがモーテル。同じチェーンモーテルでもアメリカとカナダでは、少し違いがあるようです。カナダにもアメリカと同じチェーンがあって、ベストウエスタン、トラベルロッジ、デーズイン、コンファートインなど、同じようにあります。ただ、アメリカではモーテル6より少しマシと言うくらいのクラスのトラベルロッジと、デーズインが、カナダでは少し偉そうにしてホテルを名乗っています。そのため、値段も$100くらいしますし。ペットも不可の場合が多いです。 そこでありがたいのがコンファートイン。比較的モーテルタイプのところが多く、値段はやはり$100近くしますが、ほとんどのところでペットが可なことです。アメリカのコンファートインでペット可なのかどうかはわかりませんが、必ずペットが泊まれるモーテル6がほとんど無いカナダではとてもありがたいことです。 モーテル6は、汚くてあまり泊まりたくはないですが、必ずペットが可なことと、値段が表示されているので、相場を調べるためには便利な点において、すばらしいモーテルですね。 また、カナダでは大都市でモーテルのある場所がよくわからないというのも困りものです。アメリカでよくある、モーテルのクーポンブックが手に入らない上に、場所が分散していることがあります。中小都市で宿泊をした方がモーテルを見つけるのは簡単かもしれません。 さて、今日は、テキサス州立大学のオースティン校に政治学留学中の水口さんのかかれているサイトをご紹介します。オースティンには、日本人に方も何人か留学されているらしく、掲示板も活発ににぎわっています。政治学博士課程の筆者の日々の日記も新鮮ですし、アメリカ留学を考えられている方への情報もあります。 テキサス☆政治学留学生活 http://members.aol.com/mnkctks/ 管理人も昨日、なぜか東急本店の右側の通りを駐車場の入り口に向かって歩いているときに、ボスとすれ違って「論文は仕上がったのか。」と言われる夢を見ました。早くしないといけないですね。 |
8月20日 つながらない |
いつもモバイルの旅と銘打って、インターネットに頼りながらの旅と歌っているのですが。ネットワークに全くつながらないと言うことになってしまいました。そんなときにどうするかということも大切ですね。 トロント小児病院の場所もわかりませんし、ファイアーストーンの場所もわかりません。そんなときには、AAAからもらったトロントの地図、通りの名前も載っているので場所を調べることができます。ファイアーストーンの場所を調べるにはイエローページ。これもたいていのモーテルには備え付けてあります。モーテル探しのガイドはAAAのツアーブック。 インターネットさえあれば、ガイドブックなんかいらないという主張も、あっさりと撤回です。 |
8月19日 旅先にて |
ホームページを持っていることの楽しみに、離れたところにいる人たちと知り合えると言うことがあります。旅行中に、そんな人たちと直に会うと言うことは、サイトの管理人としてはとってもうれしいことです。もちろん、サイト上の管理人と、実際の管理人とは別人格ですから、ちょっとした不安もありますが。 そんな、出会いの中で、トロントの小児病院。The Hospital for Sick Childrenの日本人の臨床留学されている先生をご紹介します。 この世界的に有名な小児病院は、トロントのダウンタウンにあって、アメリカの巨大なコンプレックスの病院とは雰囲気はかなり違います。今回はこちらの脳神経外科で研修されている先生、以前から掲示板に書き込んで頂くことがありましたが、今回初めてお会いすることができました。トロント駅前のきれいな日本レストランで、カナダのビールと、日本食を食べながらトロントのお話を伺うことができました。ちなみに、この日本食レストランはおみそ汁おいしいですね。 彼の病院の向かいにある、マンションに向かう途中、たまたま当直中のICUに勤務されている先生にお会いすることもできました。またまた、しばらく立ち話です。勤務中夜の11時近くまで、おつきあい頂きありがとうございました。 今日の紙芝居 |
8月18日 両替 |
昔は海外旅行に出たら、まず両替所で両替してして外貨を得たものですが、最近はクレジットカードの普及もあって、あまり現金は必要なくなりました。それでも、チップや、マックなど、現金の必要な場合も少なからずあるので、現金を用意しなければなりません。 カナダのATMでもBank of Americaのカードが使えるかどうか試したのですが、全く問題なく使えるようです。これで、両替所に行く必要はありません。 多分クレジットカードのキャッシングよりは、利息のかからない分だけ有利でしょう。 |
8月17日 日本スーパー |
ドライブ旅行の楽しみの一つに、日本食材店に行くことがあります。ダラスは、小さい日本食料品店しかないのですが、ニューヨーク、ロサンゼルスなどには本屋も入った大きな日本食料品店があります。 そんなに本食料品店の一つが、シカゴのミツワ。いやー、管理人は本当に感動しました。旭屋書店が入っているのですが、日本の、それなりの本屋と同じ品揃えです。日本の雑誌を絶ってから2年半。涙ものです。 管理人が、後悔していることは日本から旅行ガイドブックを持ってこなかったこと。アルファベット順に並んだつまらないこちらのガイドブックに比べれば、日本のガイドブックがどれだけいいことか、思わず地球の歩き方を買ってしまいました。 こんな大きな日本スーパーがあるシカゴの人たちは幸せですね。 |
8月16日 新連載 旅は犬連れ北米モバイル紀行 |
皆さん今晩は。日本はオリンピックで盛り上がっているところでしょうか。こちらも白熱した体操競技をNBCで観戦しています。さて、今日からしばらくの間特別企画として「旅は犬連れ北米モバイル紀行」として、北米の国立公園をD70で写真を撮りながらまわるという、非常にオタクっぽい旅行について方法について、連載したいと思います。 さて、管理人の旅行時のインターネットーコンピュータ環境ですが、基本はノートパソコンです。最近は、D70を使い出してから写真データが容量を食うので、外付けHDDも持って行かなければなりません。 旅行先のデータ収集にはインターネットが活用できますが、残念ながら結果をPalmに移してというほどPalmは便利ではないのと、書類を打ち出すためにプリンターも持って行きます。、同じく書類も読み込むためのスキャナーも持ち歩いています。これに先のデジタルカメラと、デジタルビデオもあるのでオフィスの引越みたいになってしまいます。 小物としては、マウス、カードリーダーなど。電源コード類も忘れてはいけません。また、不便なのが、充電器のコードの山。デジタルカメラから、携帯電話までモーテルに着いたら充電をはじめなければなりません。そのため、一番重要なのは、マルチコンセントの延長コードかもしれません。 次はインターネット、携帯電話と続きます。 65453 |
8月15日 帰国 |
本日、片山夫人は早朝の便にて、ダラスから日本へと戻られました。一人だけの帰りのチケットがとても痛ましく、帰り飛行がいかに長いことでしょうか。日本へ帰国されてから、無事のことが進むようにお祈りいたします。 さて、管理人もしばらく旅に出ることとしましょう。それではまた。 |
8月13日 告別式 |
本日、片山氏の荼毘と告別式が行われました。ご遺体は朝8時にコッペルの斎場を出発された後、ほど近い住宅地の中にある、火葬場へと送られました。ここは、こじんまりとした墓地の中にある、簡素な火葬場でした。 テキサスの夏とは思えないような、涼しい風の吹くなかを片山氏は静かに、湯気となっていきました。火葬場の裏は、広々とした草原になっていて、煙突が少しだけ、木々の枝先を焦がしていました 午後2時からは、ダラスファーストバプティスト教会ジャパニーズチャペルにて、しめやかに告別式が催されました。信者でないのにもかかわらず、生前からお世話をして下さって大変感謝しております。 |
8月11日 追悼 |
昨日お亡くなりになった片山氏ですが、数多くの番組製作を手がけられておられました。、その中の一つに元京都大学探検部のOBで、熱帯雨林学の井上民二先生とのお仕事があります。片山氏はかれと「日本のデビッドアッテンボローになろう。」と話しておられたそうです。その番組を見て管理人はあこがれて京都に行ったものでした。 しかし、その後井上先生は、ボルネオにて飛行機事故で非業の死を遂げられたのですが、片山氏は、現地で彼を荼毘に付し、日本に戻られたそうです。井上先生は管理人の先輩でもあるので、そのときのお話をお元気だったときに、片山氏がお話ししてくれたものでした。 そして、いま彼自身がやはり骨になって、日本に帰ることなり、その場に立ち会うことに不思議な巡り会いを感じます。その後、管理人はフィールドワークではなく、病院で働く道を選びましたが、やはり心の奥には探検部の心は持っています。片山氏が元気になっていたら、海外のいろいろな場所に取材に行かれた話しを聞くことができたのが残念でなりません。 片山氏は当地にて荼毘に付され今週末にご婦人とともに帰国の途につく予定です。帰国の前に、追悼の式がダラスにて催される予定です。時間・場所につきましては明日お知らせ致します。 この文章は患者さんのご家族のご了解の元に掲載しております。 |
8月10日 訃報 |
ダラスにて肝移植を受けられて、その後GVHDにて闘病生活を続けていた片山龍峯氏が、本日11:10にGVHDに伴う敗血症のため永眠されました。享年62歳でした。 120カ国以上をまわられ精力的に番組製作をなされていた片山氏は、アイヌ語の研究家としても知られ、今回もアイヌ語辞書編纂のための資料ををダラスまでお持ちで、辞書編纂半ばでの出来事でした。非常に残念でなりません。 GVHDは輸血や臓器移植における、まれな合併症の一つで、依然非常に高い死亡率をほこっています。一時期は回復して一般病棟にあがることができたのですが、最終的には骨髄機能の低下、感染症を来たし今回の不幸な結果となってしまいました。 骨髄移植に関しては、多くの方からご支援をいただきありがとうございました。心からお礼申し上げます。また、患者さんと家族の方のダラス滞在中は、多くの方がボランティアでお手伝い頂き本当にありがとうございます。多くの方に支えられて、移植医療が提供できることを強く感じています。 しかし、同様の移植が日本で受けることができるならば、どれだけ患者さんと、ご家族の負担が軽くてすんだことでしょうか。技術的には十分可能ながら、日本で移植を受けられないことに歯がゆさを感じられずにはいられません。 片山氏のご冥福をお祈りします。 この文章は患者さんのご家族のご了解の元に掲載しております。 |
8月9日 なまけもの |
今日は病院にてデーター調べ。そこへ通りかかった大ボス。「上野はLazyにしているのかい?」「論文はどうなっているんだ。」 どこでも、大ボスというのは元気で、こういうことはよく覚えているものです。 「今ちょうど書き直しのデーターを調べているところです。」と運良くコピーを取っているところだったもので答えたところ、そのうれしそうなこと。本当に仕事が好きです。 医師という仕事はどこにいても365日仕事なんだなと思う今日この頃、人は不平等に作られたから、いつも戦わなければいけないのでしょうかね。 たまにはパームの記事も更新しましょう。必携のソフトの筆頭の、ePocrates。最近はスイート化を進めるのが方針なのか、5minute clinical consultとラボデーターとが合体したePocrates Essentialを発売しました。しかし、一年間の費用が$140だと、購入する人がいるのでしょうか? ダラス情報板より(メールアドレスの登録もできます.) 04/08/09(月)19:13:57 投稿者[梨菓]
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8月8日 空恐ろしいこと |
今日は朝から論文書きと原稿書き。そんな中で、Sur La Tableへ。ここには日本の食器や子供用の持ち方を教えるわっか付きの箸なんかが置いてあるのですね。 さて、異動の時の心配事に医療保険があります。この点についてはアメリカではCOBRAという制度があって18ヶ月間は現在の保険を継続できます。ところがこの保険料の高いこと今までの10倍近い保険料になります。 ところが、この制度60日以内に加入すればいいので、実際は保険料を払わずに保険にカバーしてもらえることになります。ややこしいアメリカの医療制度ですが、少しだけ有利なこともあるようです。 さて、皆さんYahooのPeople Searchというサービスをご存じですか。日本のヤフーにはないようですが、名前を入力すると住所や電話、e-mailがわかるというものです。お金を出せば過去の経歴までわかると言うことなのですが、空恐ろしいサービスです。個人のプライバシーなど無いのでしょうか。最も、管理人のデーターは引っ越す前のものなのですが、それでも恐ろしいものです。 ダラス研究者日本人会BBQ会のお知らせ <2003年春期UTSW,UTA,Baylor U.M.C., VA日本人会バーベキューの御案内> 日時:2004年10月3日(日) 12:30PM - 3:00PM (雨天の場合は中止) 場所:Cimarron Recreation Center 201 Red River Trail, Irving, TX 75063 Tel. (972) 910-0702 会費:未定(前回並みの、1家族あたり$2~4を予定。決定次第お知らせします。) 参加御希望の方は管理人まで御連絡いただければ、幹事に転送いたします。 |
8月7日 しばしの滞在。 |
久しぶりにダラスに戻ってくると、ほっとしますね。2年半の短い滞在でしたが、すっかり慣れ親しんでしまいました。今日からしばらくダラスにいます。本当にダラスではいろいろな人にお世話になりましたし、まだまだお世話になりどうしです。 |
8月3日 恥ずかしいこと |
昨日は、海辺のリゾートマンションのような部屋を見に行ったら、気がつかないうちに、足に小バエのようなものが、さわるとぴょんぴょん跳んでいます。前にすんでいた人が、犬を飼っていたからか、のみが足にたかっていたのです。未だかつて、あんなにたくさんののみを見たことはありません。ただ、アパートを見に行っただけなのに、足はすっかり腫れ上がってひどい目に遭いました。 去年はポイズンアイビーにやられて、今年は”のみ”。どうも夏は、何かひどい目に遭うようです。 昨晩は、「日本人を紹介してあげよう。」といわれて、お会いした先生。最初の一言「ダラス通信の”ウエノタケヒサ”さんですね。(フルネームがみそです。」「研究留学ネットのメーリングリストで方でいつも拝見させて頂いています。」 さて、こんなサイトを作っている管理人ですが、初めての方にお会いするときに「ダラス通信の上野さんですか。」といわれるのが、実はとても恥ずかしいことなのです。穴があったら入りたいというところです。 さて、またダラスに新しい方がいらっしゃるようです。ホームページもお持ちのようですので、ダラスの記事が楽しみですね。 ダラス情報板より(メールアドレスの登録もできます.) 04/08/03(火)03:56:47 投稿者[ノマ男@川崎市] <http://www.geocities.jp/moritas_homepage/>
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8月1日 病院のかかり方 マイアミ編 |
皆さん今晩は。月日がたつのは早いもので、もう8月になってしまいました。さて、アメリカでの病院のかかり方ですが救急にかかられる方も多いのですが、救急はあくまでも救急で重症の患者さんから治療がなされる上、医療費を払えない人も受診に来たりするので(診療を断れない)、日本の外来のように受診するのはあまり向きません。 基本的には家庭医(Primary Care Physician)に連絡をして、予約を取って診察を受けることになります。もちろん救急の場合、たとえば、胸痛とか、重度な腹痛などのとても翌日まで待てない場合に受診をした方がよいです。この場合は、トリアージ(患者の選択所)で優先的に見てくれるので、待たされません。 さて、家庭医ですが、アメリカの場合は保険が医師の選択の場合に重要になるので、基本的には保険会社がカバーしている医師を選ぶことになります。心配な方は、引っ越してきたときに、検診(たいていの保険は年に1回くらいはカバーしていると思います。)などの目的で家庭医を受診して、信頼できる医師かどうか判断すればよいかと思います。 子供の場合にも通常は家庭医が診察できるので、特に信頼できない医師でない限りは大丈夫だと思います。 専門医を受診したい場合でも、最初から自分で専門医に予約を取るよりも、家庭医を一回受診して、それから紹介してもらった方が早くて確実な場合が多いです。また、保険の種類によってはこれはひっすうになります。 ともかく外来受診の仕方は日本とは違います。信頼できる家庭医を作るのが最前の方法です。最も、日本もその方向ですね。 さて、話は変わって、今日はアメリカ人をよく観察しているShinさんのご紹介します。オハイオの大学院に留学した後、エンジニアとしてケンタッキーで駐在をしているShinさんのホームページです。アメリカ人の同僚や上司の観察日記がおもしろく、共感させられることも多々あります。アメリカ人の生態について知りたい方は日記をどうぞ。 楽しくてこそ人生!? http://f16.aaacafe.ne.jp/~wonderss/ 435660 |