カナダ東部国立公園の旅　後編

その16　カナダ東部国立公園の旅　後編
East Canada National Parks

その16　カナダ東部(East Canada) 14501マイルの旅　後編＋引越 ^{要パスポート}

27日目(9/11)　Shenandoah National Park　編
Chambersburg, PA→Shenandoah N.P.→Colombia, SC

28日目(9/12)　Congaree Swanp National Park　編
Colombia, SC→Congaree Swanp N.P.→Miami, FL

29日目(9/13)　マイアミアパート探し　編
Miami, FL.→Miami, FL

30日目(9/14)　マイアミアパート契約　編
Miami, FL.→Pensacola, FL

31日目(9/15)　ハリケーン・イバン　編
Pensacola, FL→Dallas, TX

32日目(9/19)　Poverty Point National Monument　編
ダラス(Dallas, TX)→Poverty Point N.M→Natchez NHS→Gulfport, MS

33日目(9/20)　Castillo de San Marcos National Monument　編
Gulfport, MS→Ft. Caroline N.M→Castillo de San Marcos N.M.→Ft. Matanzas N.M.→Miami, FL

34日目(9/21)　ダラスへ　編
Miami, FL→Dallas, TX

35日目(9/22)　黒猫引越　編
Dallas, TX

36日目(9/23)　マイアミへ　前編
Dallas, TX→Barton Rouge, LA

37日目(9/24)　マイアミへ　中編
Barton Rouge, LA→Orando, FL

38日目(9/25)　マイアミへ　後編
Orando, FL→Miami, FL

　今日はまだいい天気が続いています。このモーテルはホットブレックファストついているので、食堂で朝食を取ります。レストラン側としても朝からお客さんが入って、しかもチップももらえるのでいい商売です。
　さて、今日は９時にモーテルを出ます。米国のモーテルとしては遅い出発です。駐車場で、ケージにほどよく収まるマットを持っているおじさんに声をかけたら、自分の商売で作っているらしく、すっかり自慢されてしまいました。
　I-81に乗って南に向かいます。メリーランドからバージニアに入り、今日はシェナンドア国立公園によります。３４０号線を少し南に行くと、北のスカイラインの入り口に到着します。入場料は$10でパスがあるのでフリーです。ここの国立公園はブルーリッジパークウエーもつながる、スカイラインを通る道で、山の部分だけが国立公園に指定されている、実に日本のような国立公園です。カナダの森の中から来た身としては、六甲山をドライブしているようで、いまいち国立公園らしさがありません。ワシントンDCあたりの人にとっては、まさに六甲山のように週末の休暇を楽しむために来るようなところなのでしょう。
　さて、スカイラインはそのままパークウエーになりますが、時間がかかりすぎるので、I-81に戻って先を急ぎます。このあたりはアパラチアン山脈に沿って走るので、眺めはいいですが、速度制限が65mphで警察も多いので、スピードが出せません。
　さらに、I-77に乗り換えて、南へ向かいます。サウスキャロライナには６時に入りましたが、ビジターセンターは５時半に閉まっているのでグリーンブックが手に入りません。ドッグウオークはどこの休憩所にもあって、不便はしません。多くの人が犬を歩かしています。このあたりまで来るとフロリダナンバーが多くなって、避難してきた人かもしれません。ガソリン代も1.6台になって、ありがたいですね。
　コロンビアには７時過ぎに到着。今日の宿泊はDays Innで$38+$8ペットチャージです。電話は旧型ですが、壁のモジュラージャックで接続できます。

　今日はいよいよマイアミまで走ります。ハリケーンは西側にそれていきそうなので、マイアミは大丈夫そうです。８時に、モーテルを出発I-70に乗って、４８号線を南に行くと程なくしてコンガリー国立公園に到着します。この国立公園は昨年指定されたばかりなので、まだ、標識はNational Monumentのままです。
　８時半に到着したので、まだ他のお客さんはいません。ビジターセンターに入ると、レンジャーが「今日はトレイルが水で使っていると思うから見てきてあげるよ。」と出かけていきました。確かに、トレールの一つは水の中です。スワンプというよりは湖の上になっています。それでも、ジャングルのような原生林は、昔はサウスキャロライナの広い部分を覆っていたのに今は、大きいものはここだけになっています。貴重な原生林は昼でも暗く、十分楽しめます。
　国立公園を出た後は一路フロリダへ。I-26からI-95に乗り換えて、南へ向かいます。ジョージア州まではガソリンが安く1.6台ですが、フロリダへ入ったとたんに1.8まで上がります。フロリダへ入ったのは３じ。ビジターセンターで、ガイドブックをしっかりもらいます。また、フロリダのビジターセンターでは、いつもオレンジジュースを配っていますね。
　I-95を南へ下っていくと、ハリケーンフランシスの爪痕が至る所に見られます。パームビーチ近くでは、早々にお店をしめていたり、マックでも限られたメニューしかありません。ひどかったのは、完全にガソリンスタンドの屋根が落ちているところもありました。
　I-95を７０マイルで走ってきて、マイアミ到着は夜９時。米国にはいると、なぜかマックで英語が通じるようになります。何の違いがあるのでしょう。今日の宿泊はLa Quinta Innで$49+ペット無料です。昨日のDays Innには失敗したので、これくらいがいいでしょうか。ちなみに、LaQuinta Innはペット可のところが多いようです。

　今日はマイアミのアパート探し。キービスケインはとても気に入った地域なのですが、ペットは禁止。マイアミビーチはモールが遠いことと、コンドミニアムはちょっと高すぎます。駐車場込みだと$1500くらいかかってしまいます。そんなわけで、ドラールにアパートを探すことにしました。アパートはどこも空きがない状態で、値段も$1100台と、ダラスに比べると非常に高いです。

　結局ドラールのアパートを契約することにしました。ここでは１２ヶ月以下の短期契約の場合は$100/moの追加料金を取られたりして少し違うようです。ただ、前々回痛い思いをしているので、とりあえず、短期契約にしておきます。アパートの契約時に、収入補償が大変だということを聞いていたのですが、クレジットヒストリーのチェックだけで、すぐに契約はＯＫということになりました。ですので、契約時に必要だったものはクレジットヒストリーと契約金だけです。
　ちなみにこのアパート、電話などの契約はWEBを通じてできるようです。便利なものですね。
　お昼過ぎには、マイアミを出発。できるだけ急いで働き始めてほしいようなので、ダラスにできるだけ早く戻ります。I-95を北上して。I-10に入った後、西へ向かいます。気になるのはハリケーン　イバンの動き。ちょうどI-１０に通過点を通るようです。Lake Cityで８時になったので、モーテルを探そうとしたらどこもかしこも空き室がありません。このあたりの町が平日にいっぱいになるはずがありません。隣町のLake Oakもいっぱい。このあたりからI-10に東行きはすごい交通量です。どうも強制退去命令が出たらしくて、台風の通過点からの避難面でいっぱいです。モーテルがたくさんあるフロリダの州都Tallahasseeもいっぱい。ここでなければ、どこにもありません。帰って、台風の通過点の方が空きがあるかもしれないと思いさらに西へ向かいます。フロリダ州の西の端Miltonまで来ると少し空きができてきました。この分なら、Pensacolaまで行けばモーテルがあるに違いません。
　Pensaacola, Mobileは明日台風の直撃を受けるという予想で、町は窓ガラスが板で覆われていて物々しい雰囲気です。嵐の前の静けさです。幸い、まだ今晩だけはモーテルが開いています。今日はPensacolaのモーテル６で$39+ペット無料です。モーテルに到着したときは時差があるので１時半でした。

　予想だと、ハリケーンは今晩から明日の朝に到達する予定です。８時にはモーテルを出発します。結構な数のガソリンスタンドがガソリンがないため、閉まっています。ガソリンの口いっぱいまでガソリンを入れて出発です。
　I-10を西に行きますが避難は終わったのか、道路は比較的すいています。国営放送では（アメリカにもあるんですね。）北行きの道路は大渋滞だと放送しています。モーテルはI-20まで、無いようで、シェルターがいくつも設置されているようです。ミシシッピーのビジターセンターは閉まっていましたが、ルイジアナの観光案内所はまだ開いていて、コーヒーも支給されていました。
　さて問題はニューオリンズからの避難です。案の定I-10とI-12交叉するところから大渋滞。避難の人たちです。バートンルージュがからUS１９０に入りますがこちらも大渋滞。全く動きません。州道に入ってこちょこちょ前に進んで、やっとUS190がすきだしてから西に向かいます。I-49はさすがに流れていますが、いつもよりもルイジアナナンバーが多いです。途中のサービスエリアも車でいっぱいです。
　Sherveportにもシェルターが設置されていましたが、このあたりまで来るとモーテルも空きができているようです。
　ダラス到着は９時。１っかげつの長い旅行でした。到着したら、家を空けるとお湯のタンクから水が漏れて屋根が落ちています。全くです。

　今日は早速ヤマトと日通に見積もりに来てもらう。このあたりは日本と同じです。それから車の引越についても見積もりを取る。電気と、電話も止める。

　午前中に見積もりが出るが$7000-$110000の見積もりが出る。車も一台あたり$750-1700これでは家具が何度も買えてしまうのでアメリカの引越業者の見積もりを取り寄せる。ヤマトが$4300まで安くしてくれたので、ヤマトに頼むこととする。病院に最後の別れを告げに行く。

　ダラスを１１時に出発。２時過ぎにはルイジアナの州境を越えます。今日は、ルイジアナの残されたNational Park Serviceのポバティーポイント国定公園によります。I-20から１７号線に下ります。ただ、標識は州立公園の標識しか出ていません。ポバティーポイントに到達すると、ここは未だに州立公園です。
　ミュージアムの中に入って、おばさんと話しをすると一応国定記念物に指定されているものの、未だに州立公園のままだそうです。４時過ぎの閉館前に入ったので、入園料＄２はいらないとのことでした。先住民族の住んでいたこの地には石器がたくさん発掘されていて、トレールと、トローリーツアーで回れるようになっています。
　さて、１７号線を南に下って、次にはナッチェスを目指します。６時過ぎに到着したのですでにビジターセンターは閉まっています。ここは、ミシシッピー側沿いの町全体に古い建物が残っていて、馬車などで回れるようになっています。今日は、遅い時間なので、全容は不明です。
　さて、９８号線を通って、I-55へ、I-10に乗ります。１０時になったので今晩の宿泊先を探します。今日は、Gulfportで泊まることにします。モーテル６で$31。ここに関しては特記することはありません。

　今日は５時３０分にモーテルを出ます。I-10を東に向かいます。アラバマ州にはいると、先日のハリケーン・イバンの爪痕が至る所に残っています。一番ひどいのが、ついこの間宿泊したばかりのペンサコラでした。ここまで来ると、I-10はとうとう通行止めになってしまいます。I-10を下りて、９０号線に乗ります。先日板うちされたデニーズはまだ閉鎖されたままです。ガソリンスタンドは大半が閉まっていて、開いているスタンドは長蛇の列です。９０号線を半分の車線は閉鎖。壁が半分落ちた病院や、屋根が飛んだ家ばかりです。庭には折れた木々が積み重ねっています。ペンサコラを越えてI-10に戻って、ひたすら東へ向かいます。先ほどまで快晴だったのがだんだん天気が悪くなってきます。
　３時過ぎにジャクソンビルのフォートキャロラインの国定記念物に立ち寄ります。最初のフランスの上陸地ですが、当時の砦が再現されています。天気も悪いのでお客さんは一人しかいません。
　さて、フォートキャロラインを後にした後はI-95を南へ。１時間ほど南に下ると、アメリカで最も古い町とされているセントオーガスティンへ。キャスティロデサンマルコスは、この町の海岸のほとりにある、国定記念物です。こちらもアメリカのよくある城の跡です。このころには、すっかり大嵐となっていました。台風でもまた来ているのでしょうか。
　ここから1A1号線に乗って南へ。Summer Havenの手前。島の南端にフォートマタンザスの国定記念物があります。こちらはビジターセンターから１時間毎にフェリーが出ています。すでに最終の４時３０分は出た後。対岸に小さいフォートを眺めます。ここはまた来ることにしましょう。
　後はI-95をひたすら南下。途中何度か嵐に見舞われましたが、１０時にはマイアミに到着。Badget Inn $32に宿泊しますが、ここは電話にも$0.5取られる始末。モーテル６より安いところはやめておきましょう。

　さて、今日は車をおいてダラスへ戻る日です。朝５時半にモーテルを出ます。ここはキーデポジット$5を取られていたので、返却してもらった後に空港へ。マイアミの空港は市内にあるので、ダラスより便利ですが駐車場は不便です。車に荷物を置いたまま残すので、少々高いですが、空港の駐車場$12/日に停めます。
　チケットはアメリカンのE-ticketなので、そのままチェックインすればいいのですが、４５分前でないといけないとのことでカウンターにてチェックイン。
　ここから、オーランドまでは５０分ほどのフライト。ドラールは本当に町のはずれの湿地帯のところに立っています。オランドには定刻通りに到着ですが、ここからダラス行きのフライトは１時間遅れ。壁際のコンセントにコンピューターをつないでメールの整理です。壁際にコンセントがそんなにあるわけではないので、取り合いになっています。
　ダラスの空港から病院まではイエローチェッカーのスーパーシャトルを使います。一人の時は、これが便利です。ダウンタウンの病院まで$19でした。これに乗る場合に、チップがいるのかどうかは謎です。
　最後に、病院のスタッフにお別れを言います。しっかり、「今月末までに論文を仕上げるように。」といわれてしまいました。

　今日は、荷物の搬出の日です。電話と電気を止めてしまったのは失敗しました。１週間ほど余裕を見た方がいいかもそれません。６年間で７回目の引越です。
　ヤマトの引越はパッキングもしてくれるので、基本的には何もすることはありません。９時半に３人のスタッフが２台のトラックで来てくれました。２０日に、段ボールを自分たちで詰める分は持ってきてくれます。
　最初は自分で持って行くもの捨てるものを、テープでチェックします。その後は、さすがプロですね。手際よく段ボール箱でパッキングしています。この作業に半日かかりました。段ボールにパッキングをした後は。トラックへの積み込みです。一階からの積み込みでしたが、パッキングに比べるとあっという間に積み込んでしまいます。プロの流れ作業はあっという間です。
　夕方４時頃には引越荷物を積んだトラックがアパートから去っていきました。残されたのはがらんどうの部屋です。いつになっても、引っ越した後のがらんどうの部屋は寂しいものですね。明日はいよいよマイアミへの出発です。

　今日はダラスを発つ日です。ダラスは今日もいい天気です。いつものトーラスではなくて、今日はカローラでの旅行。燃費がどれくらいなのかが興味深いです。すぐにダラスを発ってしまうのはもったいないので、ちょっとプレーノーに足を伸ばします。お昼をスシプレースで仕入れた後、プレーノーにできたという１００円ショップへ。本当の日本の１００円ショップです。スルメイカを２年半ぶりに仕入れて出発です。
　お昼は、途中の州立公園によって食べます。湖畔の州立公園ですが、テキサスの州立公園もこれが最後です。今日は平日だけあってすいていてボートに乗った人が３人いるだけです。
　お昼を過ぎたら!-10それからI-49と慣れた道を走るだけです。今日は出発が遅かったので、ニューオリンズの手前のバートンルージュで宿を取ります。Microtelで$39+$10ペットフィーです。

　今日は７時にバートンルージュを出発します。世界で一番長い橋コーズウエーを通って、ニューオリンズへ。ルモンドによって朝ご飯に、ベニエとカフェオーレを仕入れます。
　さて、その後は、ひたすらI-10を東に向かいます。フロリダのウエルカムセンターはまだ復旧していなくて、閉まっています。I-10は先週と同じようにペンサコーラの先が通行止めになっているので、ここからUS９０を通って迂回します。ガソリンスタンドの列は解消されましたが、まだまだ復旧作業のまっただ中です。それでも、ハリケーンイバンTシャツを売っている商魂のたくましさには感動しました。
　また、I-10に戻って東へと向かい、I-75に乗り換えた後、オカラの先から、フロリダターンパイクに乗って、オランドを目指します。ところがオランドのモーテルはいっぱい。どうもまたハリケーンが来ているので、避難の人たちでいっぱいのようです。年中ハリケーンばかりです。結局、町中の方がモーテルがあって、いつものLaQuintaに潜り込むことができました。$39でペット無料です。

　さて、今日はいよいよマイアミです。ところがハリケーンのため、海岸沿いでは避難が始まっています。フロリダターンパイクは無料になっているのですが、マイアミに近づくにつれて渋滞してきます。I-95も渋滞しているので、２７号線を通って、直接マイアミ市にはいることにします。
　この道にはいるところでも避難の渋滞。ガソリンスタンドは長蛇の列です。みんな、対策のため窓に板をうっています。それでも、内陸の湿地帯を走る道。海岸線よりは少し雨が弱いようで、昼過ぎにはマイアミ到着。アパートの契約をします。

その16 カナダ東部国立公園の旅 後編 East Canada National Parks

その16　カナダ東部国立公園の旅　後編
East Canada National Parks