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その5 フロリダキーウエスト編


その5 フロリダキーウエスト(Florida, Key West) 3,000マイルの旅

1日目(12/14) ChristmasPark編 
ダラス(Dallas, TX)→Christmas Park → Marshall, TX

2日目(12/15) 今日はただ走るだけ編
Marshall, TX→Tallahassee, FL

3日目(12/16) Everglades National Park編
Tallahassee, FL→Tallahassee, FL→Everglades N.P.→Homestead, FL

4日目(12/17) Key West編
Homestead, FL→KeyWest, FL→Miami, FL

6日目(12/19) JFK Space Center編
Miami, FL→JFK Space Center, FL→Orlando, FL

7日目(12/20) Disney World編
Miami, FL→Disney World, FL→Orlando, FL

8日目(12/21) JFK Space Center編 その2
Orlando, FL→JFK Space Center, FL→Mobile, AL

9日目(12/22) お帰り編
Mobile, AL→ダラス(Dallas, TX)


1日目(12/14) ChristmasPark
ダラス(Dallas, TX)→Christmas Park → Marshall, TX

 「来週から休暇だったら、明日から休みにしないのはおかしい。」というプログラムディレクターの金曜日の手術中の一声から、急遽土曜日からフロリダ行きということになりました。ただ、仕事の整理もありますし、車の修理(また空気が抜けていく。)もあるので、土曜日の夕方から出発ということになります。
 夕方5時にダラスを出発します。夏の旅行と違って、この時間にはすっかり暗くなっています。ダラス市街地を抜けると真っ暗です。アメリカの高速は街灯がほとんどないので、夜のドライブは出来るだけ避けたいものです。新しく手に入れた音とび補正つきポータブルCDカセットテープキットの調子はすこぶる良好です。

Christmas Park


 I20号をひたすら東に向かいます。途中、バラで有名なTylerを過ぎたところで、異常に道路が混んでいる科と思ったら、Santa Landというクリスマスの飾り付けをした公園(クリスマスパーク)があってそこに向かう車の列です。さすがにこの列に並んだら軽く2時間ぐらいはかかりそうなので、ここは通り過ぎます。
 さらに東に向かって、Marshallという待ちの近くに、Chrismas Parkという名前の同じようなクリスマスパークがあります。ここは混んでいなくおあつらえ向きです。中はどちらかというと子ども達が作ったようなクリスマスパークですが、そこが田舎の手作りの良さでかなり楽しめました。入場料は1台12ドルです。
 中には、サンタがいて、こちらが写真をとっているといい写真が取れたら送ってくれといわれました。ここのHPもまるで手作りのようで温かみがあります。田舎を旅行するときのよさですね。
 Marshallという町に着いたときは9時を回っていたので今日はここで、宿を取ることになります。今日はあまりゲインがないので安宿のモーテル6にします。

 本日の走行距離 160マイル(256km)


2日目(12/15) 今日はただ走るだけ編
Marshall, TX→Tallahassee, FL

 今日はゆっくりと朝7時に起きた後、Wal Martで地図やコーラなどを仕込んでいたら、結局9時の出発になってしまいました。冬は日のある時間が短いのでもったいない使い方です。
 今日はひたすらルイジアナ、ミシシッピー、アラバマと抜けてフロリダまで走り続けます。I-10は海岸に近い湿地地帯をぬけていきますが、70マイルの走りやすい道です。ルイジアナはレストエリアが貧弱ですが、フロリダに入ってからは、きれいなレストエリアです。ただ、昔レストエリアで日本人が殺人事件に巻き込まれたように、危険だからか、警察官の警備がなされていました。
 およそ800マイル走ったところで夜9時を回ったので、フロリダの州都でもあるTallehsseeに宿を取ることにしました。今晩はDaysInnの選択でしたが、古いモーテルでダイアルアップも使えず、これははずれでした。

 本日の走行距離 786マイル(1257km)


3日目(12/16) Everglades National Park編
Tallahassee, FL→Tallahassee, FL→Everglades N.P.→Homestead, FL

 できるだけ日が出ているうちに走りたいので、今日は7時にはモーテルを出発しました。ここのDays Innは部屋は汚かったですが、朝食はまあまあのものがついていたので、コーヒーをマグにつめてドーナッツを片手に出発です。今日は予定では600マイル走って5時にキーウエストに到着予定です。
 時間を稼ぐために積極的に有料道路を利用しました。Florida's Turnpikehaは日本と同じようにチケットをもらって支払う区間もあります。但し、カードは使えないので注意してください。Orlandの西からMiamiまでの全区間では合計20ドル近くかかります。

Everglades N.P.


 フロリダはさすが観光に力を入れているだけあって、観光案内所は非常に充実していますし、アメリカのモーテル探しの友のグリーンブックも、フロリダ州だけは厚さが違います。
 さて、今回のドライブから偏光サングラスを使うようにしたのですが、最初その効果のほどが疑問だったのですが、フロントガラスに映った影を消す効果が大きいのですね。よく、ヤンキーが白い毛皮を前に敷いてフロントグラスに映って見にくくないかと心配していましたが、偏光サングラスを使えばばっちりです。
 さて、最初はキーウエストに泊まろうと思ったのですが、ここのモーテルはダイアルアップが使えないといわれ、また日が短いので日没までにはたどり着けそうにもないとのことで、先にEverglades 国立公園に行くことにしました。Homesteadの町から国立公園に向かいます。ここはフラミンゴをはじめとして野鳥の観察で有名な国立公園でフロリダ半島の南端に位置しています。園内は、湿地帯の中を海岸までの車道が続き、途中、池の周りには野鳥観察のトレールがあります。ワニやヒョウが生息しているらしいので、あまりトレールから離れない方がいいでしょう。港にはマリーナがあって、そこから、船に乗ってのツアーがあるようです。但し、いつものように時間がぎりぎりだったので、日暮れを見て今日はおしまいです。
 夜の宿泊はグリーンブックにLANが引いてあると書いてあったComfort Innにすることにします($42)。ここは部屋も新しい上に無料でLANが使えるのでなかなかお得です。最近は夜はいつもSubwayのRoastBeefになってしまいます。日本にいたときは大しておいしく感じませんでしたが、ハンバーガーばかりだと、野菜の多いSubwayはなかなか貴重な食料です。

 本日の走行距離 586マイル(937km)


4日目(12/17) Key West編
Homestead, FL→KeyWest, FL→Miami, FL

 今日は最終目的地のKeyWestを目指します。朝7時にモーテルを出て、WalMartで、ペプシを買い、郵便局で残りのクリスマスカードを出した後、US1号線を一路南に向かいます。KeyWestまでの道は、比較的大きな道路ですが、一車線の区間が多いのと、最高速度が55マイルなので、時間はかかりそうです。ただ途中にはガソリンスタンドや、マック果てはBigKまであるような道路なので、そんなに心配するようなことはありません。

7 mile road

 途中は有名な海の上を走る7マイルロードを抜けていきます。空はどこまでも青く、ダラスからは信じられないくらい暖かです。Homesteadから2時間半ほど走ると、Keywestに到着します。
 ヘミングウェイの愛したこの島は、US1の終点で郵便局の向かいに0マイルのポストが立っています。旧市街地はトロリーバスやトラムが巡っています。旧市街地は車を泊める場所に苦労するので、ホテルから、送迎バスなどで来た方がいいかもしれません。また、日本のスクーターが沢山走っているので、それをレンタルするのも一向です。
 

0 マイルポスト

せっかく島に来たということで、旧市街地の"Top Roof"というカフェで魚料理を頼んで見ました。私は今日の魚料理というのを頼んでみましたが、マタマタという魚のグリルでした。さすが南の島だけあって味はまあまあでした。時間があったら、長期滞在して夜な夜なパブでいっぱいというものを楽しんでみたいですね。
ここはリゾートの島なので、長期滞在するためにビーチだけではなくていろいろなアトラクションがそろっています。
ただ時間がないのでアトラクションには目をつぶって、ヘミングウェイの家と最南端の碑にだけ行くことにします。

ヘミングウェイ


 ヘミングウエイはこの地に3番目の妻と9年だけ過ごしたのですが、この家で全作品の7割を書いたそうです。ガイドツアーつきで入場料は10ドルです。ガイドツアーはなかなか面白くて、ヘミングウエイがどうして灯台のふもとの家にしたかだとか、猫の水のみの逸話などいろいろな話をしてくれます。これはお勧めですね。ここは日本人にも人気があるのか、何人かの日本人を見かけました。

最南端の碑

 ここを出るころには3時を回ってしまったので、最南端の碑だけを見てマイアミに戻ります。最南端の碑は住宅地の中の道路の角に立っていて、あんまり趣はありません、でもその碑よりも南側に家が建っているので、そちらが本当の最南端ではないでしょうか。
 途中マイアミまで戻る途中、7マイルロードあたりで、日は落ちてしまいました。メキシコ湾に落ちる夕日は、なかなか美しいものです。
 マイアミに戻る7時ころになりすっかり真っ暗です。ホテルを探しますが、マイアミは一大観光地だけあってモーテルはいくらでもあります。マイアミビーチに面した、DaysInnが星の数が多かったので泊まることにしたのですが($45)やはり値段相当だけあって、部屋は最悪でした。なかなか安モーテル探しは難しいです。

 本日の走行距離 330マイル(528km)


5日目(12/18) 一日休み

マイアミビーチ

 今日はマイアミ大学病院の見学で朝7時の回診に出るのに6時にモーテルを出ます。ここのモーテルはHot Breakfastが売りなのですがどんなものか見ること無しに出発です。






 本日の走行距離 30マイル(48km)


6日目(12/19) JFK Space Center編

 ここのDaysInnは部屋は最悪でしたが、マイアミビーチから見る夜明けはなかなかのものです。このクラスのモーテルには珍しく、卵やベーコンがつくReal Hot Breakfastでした。I-95を乗り継いでOrlandへ向かいます。朝の交通渋滞もなかなかのものです。
 Orlandoのモーテルは、供給過剰だからかどれも破格の安さです。今日泊まることにしたBestWesternでも$35です。ここのモーテルでディズニーワールドの券が2人で50ドル(通常は一人58ドル)だと言ってきます。条件としてはアメリカに住んでいることと、英語が話せることだそうです。その他の条件としてリゾートホテルの会員券の説明を朝に聞くことというのがあります。
 ディズニーワールドに行く途中には格安チケットのブースがたくさんあって、どこでも似たような話で2人で35-40ドルでチケットを売っています。怪しい話なので結局買いませんでしたが、どなたかこの話に乗った人がいたら体験談を教えてほしいものです。
 さて、こんなそんなでJFK Space Centerについたときには、2時半になってしまいました。行って入場のブースを見てびっくり最後のツアーは2時15分だと書いてあるではないですか。ここまで来て、スペースシャトルの発射台を見れずに帰るのはあまりのショックなので、呆然としてしまいました。行き当たりばったりの旅行も楽しいのですが、時間は事前に調べた方がいいようです(ディズニーワールドの6時までだったし。)土曜日にまたで直します。
 夜はタコベルです。最近出たReal Beefのタコスというものを、試してみました。それでもまだ、メキシコに旅行に行ったときの露天のタコスにはかないません。アメリカ旅行の難点はやはりおいしいものが食べられないことですね。
 夜に、なんと無しにラジオをつけたら聞き覚えのある声です。なんといつも聞いていたデライラのラジオ番組がここでも放送しています。実はデライラというのは有名人だったみたいです。ダラスのローカル番組かと思っていました。

 本日の走行距離 486マイル(777km)


7日目(12/20) Disney World編

 今日は、朝から嵐です。これではディズニーワールドどころではないようなひどい嵐だったのですが、天気は早めに回復しそうだったので、先に今晩のモーテルを探すことにします。今日のモーテルはLa Quinta Innです。Orlandoはモーテルの値段が非常に安いので、普段は泊まれないモーテルに泊まることが出来ます。ちなみにここは一泊39ドルです。

 モーテルをとった後、ディズニーワールドに向かいます。空港のような大きな敷地で、駐車場からトラムです。ディズニーワールドの解説については、リピーターの方が沢山HPを書いていると思いますので、そちらをご覧になってください。たしかに、パレードといい、花火といいよく出来ていますし。アトラクションも並ばずに乗れる様に予約券を出すような仕組みになっています。しかしディズニーランドは学生時代以来ですね。学生時代に、幽霊屋敷の二人乗りのトラムで、キスをするのがはやっているという話があったことを思い出して、懐かしくなりました。
 夕飯は中華料理のビュッフェです。ホテルが安いことや、ビュッフェが充実しているところなどはラスベガスに良く似ています。但し今回は、以前ラスベガスのビュッフェで生牡蠣を食べてひどい目にあったので、それは避けることにしました。

 本日の走行距離 40マイル(64km)


8日目(12/21) JFK Space Center編 その2

 今日は予定では朝からダラスへ向けて出発する予定だったのですが、スペースシャトルの発射台を見ずにフロリダに着たとはいえないので、朝一番にスペースセンターにもう一度行ってから帰ることとしました。朝8時にオーランド空港の近くのモーテルを出たあと、9時ごろにスペースセンターに到着します。Add onのツアー(up close tour)の券を買って(46ドル)10時からのツアーを予約します。NASAもずいぶん取るものです。このアドオンツアーは普通のツアーに比べると、発射台の近くまで行かれます。そのために20ドルが安いか高いかですが、子どもずれ6人家族などもいましたから結構な出費です。さすがにこういうツアーに参加する人は、望遠レンズのカメラと、ソニーのビデオカメラは必携のようです。

コロンビア号


 ツアーそのものはバスで発射台の近くまで連れて行ってくれます。現在一月に打ち上げ予定のシャトルがすえつけてあります。発射台そのものはアポロ計画でも使われたもので、ガイドの説明もアポロ計画を中心に話をしています。なかなかこのガイドユーモアがあって楽しいです。話は、宇宙の話もさることながら、園内のワニとアルマジロの説明が多く、ワニがいるたびにバスが止まって、みんなカメラを構えます。さながら、ワニ園サファリパークといったところでしょうか。
 個人的にはスペースセンターは非常に良かったです。ディズニーランドのついでにぜひ出かけてみてください。日本人の観光客も今日になるとずいぶん見かけました。ただくれぐれも気をつけてほしいのが、ツアーの出発が2時15分が最終です。ツアーに出かけないといった意味がないので、是非とも早めに到着するようにしてください。
 あまり遅くなると、勤務に間に合わなくなるので、2時にはセンターをあとにして帰途に向かいます。I-95から、I-10に乗り換え、一路西へ向かいます。全体的に制限速度は70マイルですが、相変わらずいたるところにレーダーのパトカーがいて安心できません。ただ、西向きには時差1時間分稼げるので、得した気分です。
 夜10時にはMobileというアラバマ州の町に着いたので、今晩はここに宿泊することにします。今日はローカルのモーテルで一泊39ドルです。電話回線が安定しないので速度が24Kしか出ませんが、良しということにしましょう。

 本日の走行距離 614マイル(982km)


9日目(12/22) お帰り編

 今日はモバイルの町から一路ダラスです。朝7時に出発して行きとまったく同じ道をたどっていくために、一週間前のことが思い出されて、帰りの足取りが重くなります。旅行というのはこのように帰り際がいやなものです。途中幾分工事渋滞をしている箇所もありましたが、スムーズにダラスに到着しました。午後5時半と明るいうちの到着することが出来ました。今回の旅行では、国立公園はほとんど回りませんでしたが、フロリダ半島はなかなか奥が深いです。またぜひ行って見たいものですね。

 本日の走行距離 654マイル(1046km)


更新記録
●2002年12月14日:新規公開



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