直線上に配置

加藤氏手術報告

 9月28日に当院で手術を受けられた加藤氏の経過について、加藤氏の御希望と御協力により報告いたします。

 加藤望氏の報告に関しては御本人の希望により、日本の皆様にお知らせするために掲載しています。写真はクリックすると拡大できます。内容は加藤望氏のHP http://www9.ocn.ne.jp/~nkisyoku/ とリンクしています。写真は加藤氏の許可と当院の許可にて掲載しています。このホームページと加藤氏のホームページにのみ掲載を許可されていますので、許可なく転載は行わないようにお願いします。


9月28日(手術当日)
 7月18日にダラスより当院に肝移植に来られていた加藤望氏は、1週間ほど前から移植の順位が1番でしたが、今日幸いにもドナーの方が現れて1時より当院にて手術を行いました。私も前立ちに入らさせていただきました。私にも朝に加
これから手術です
藤さんがPrep.(移植の準備患者)で入院してくるということをコーディネーターから連絡が来ました。午前9時ころに病棟に入院されたので、術前の診察にうかがいました。奥様とお子さんも御一緒にいらっしゃっていました。私も9ヶ月ぶりに日本語で診察することが出来ました。やっぱり日本語はいいですね。手術は午後1時より始まりました。予測されていた癒着はそれほどひどいものではなく、予定通り7時にはICUに入室いたしました。他の移植の患者さんと同じように、まだ麻酔が完全に覚めてはいないので、人工呼吸器につながったままです。予定どうりに行けば今晩中に人工呼吸器が外れて、明日は一般病棟に戻れる予定です。  


9月28日(手術中)
器械台
  

手術は別の病院でドナーの手術が始まるのと同じくして始まります。ドナーの肝臓が届いてから手術を始める場合もありますが、加
バックテーブルの器機と氷
藤氏の場合は先に肝臓を取り出してドナーの肝臓を待つことになります。
左の写真は移植の手術を待つ機械たち。右の写真が届いた肝臓を移植に適した
旧肝臓
ようにきれいにするバックテーブルの設備と、肝臓を冷やす氷です。
手術が始まってまず、もともとも肝臓を取り出します。左はもともとの加藤氏
新肝臓

の肝臓ですが、表面がでこぼこして肝硬変であることがわかると思います。ちなみに生の肝臓なので、平気な人以外は画像を拡大しないでください。

手術のスタッフ達
 右の写真は移植の手術が終わりかけて、新しい肝臓が座っているところです。表面がつるつるなのがわかりますか。肝臓の表面に糸がかかっているのは,肝生検をしたあとの止血のためです。
 左の写真は手術をしている外科医と看護婦さんです。がんがんに音楽がかかっている中で手術をしています。
手術を終えて

 手術はだいたい5時間ほどで終わりました。特に術中変わったこともなく通常どうり終わりました。
 手術を終えると挿管したままICUに運ばれます。患者さんを移動するときにローラーのついたボードを使ってICUベットに移すので簡単です。
 ICUについたら、しばらく人工呼吸器で麻酔が覚めるのをまって、夜中のうちに抜管ということになります。
 

9月29日 術後2日目
加藤望氏報告(術後2日目)
 昨晩中の通常どうり覚醒して、今日の早朝には抜管を済ますことが出来ました
ICUにて
。今朝7時の診察時には他の患者さんと同様に回復されており、循環動態も安定していたためSwan-Ganzカテーテル、体外循環バイパス回路を抜去し通常のCV lineに交換しました。朝の採血では肝逸脱酵素が高値だったため、直ちにICUを出ることが出来ませんでしたが、超音波検査の結果肝動静脈、門脈とも異常は認められず、とお昼の採血で酵素が低下したため、午後には入院時の14階の一般病棟に移動いたしました。
 すでに普通にお話も出来ますし、お水も飲むことが出来ます。明日は、病棟内を歩いていただく予定です。


更新記録
●2002年10月7日:新規公開



Copyright (C) 2002-2004 ダラス通信 All rights reserved.
文中の人物・場所は仮名、また内容には事実と異なる場合があります
プライバシー保護のため許可無く転載、引用、リンクを行わないでください