ECFMG Certification

　すべての試験がそろったらいよいよECFMG Certification (アメリカで臨床を行う資格の証明書）を請求します。アメリカでは実際にResidentにならないと免許が下りないため、(実際は免許があってもVISAが無ければ働けない。）ECFMGというところVISAを申請するためと、州の臨床許可を得るために必要な証明書になります。
　書類そのものは現在ではECFMGのWebから請求します。ECFMG Certificationの申請には必要書類として「medical education credential 」というものが必要になります。これはちゃんとその国の医学部を卒業したかの証明ということになります。日本の医学部はすべて認められているので、自分の大学に請求することになります。
　ECFMGの説明ではこの書類は直接大学から送られなければならないことになっているのですが、基本的に自分で大学の封書を使って送っても大丈夫です。この過程には非常に時間がかかるのでできるだけ早く申請を始めた方がいいです。作者の場合は３ヶ月くらいたって、忘れたころにFedexが送られてきて、中を明けてみると結構立派なECFMGCertificationが到着していました。

　ECFMGはでは2年おきにTOEFLのスコアー、３年おきにCSAのスコアーを更新しなければいけないことになっています。これも最近ではTOEFLを受験した後に、ダウンロードした申込書にサインとクレジットカードの番号を書いてFAXで送ればいいので、簡単にできるようになっています。

　アメリカに臨床留学をしている人のひとつの問題に2003年6月問題というものがあって、ECFMGがこれ以降はJ-1 VISAをACGME-accredited program 以外には出さないということがあります。

　移植外科ののfellowのプログラムはACGME-accreditedではないので、2003年6月以降はVISAがでないという問題に直面します。しかし現実的には、人手がないのでなし崩しにスポンサーシップは続いているようです。。

私の場合ですが、最後のＣＳＡ合格通知を受け取って１週間後位にECFMG certificateが郵送されてきました（アメリカ在住です）。kiraさんの言葉をお借りすれば、自動的に送られてきたことになります。

サムさんがお答えになっているので、もう余分な情報かもしれませんが、私の場合（そのときは日本にいました。CSA合格待ちの状態）、CSAの合格通知が届く前に、FEDEXでCertificateが送られてきました。CSAの合格を、Certificateの発行で先に知ったわけです。CSAの合格通知はその数週間あとに送られてきました。

更新記録
●2002年5月1日：新規掲載
●2002年11月4日：新規掲載