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What's Newー今日の呟きー
(2003年5月)

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現在の−今日の呟き−

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6月30日  さよならだけが... Long good-bye.

 今日はStatus1の患者さんのため、ノースカロライナまで、どこのセンターでもほしがらなかった肝臓を聖先生が取りに行っていたので、ずっと待っていたところ、やはり、肝臓が適当ではないということで、キャンセルになってしまいました。

 さて、J-1の税金に関してですが、今年になったら、ソーシャルセキュリティーとメディケアーは免除されたのですが、まだ、連邦税が引かれています。Payroll Assistantに文句を言うと、「Windstar Technologiesというところのコンピューターでそう出ているから、あなたは今年は税金を払わないといけないのです。」といいます。どうも最近は、免税の対象条件をコンピューターが調べるようです。最終的には確定申告で決着をつけることになると思います。いずれにせよ、最近はコンピューターシステムで、税金が適応になるかどうかを調べているようです。ちなみに、そのシステムのサイトをあげておきます。
http://www.windstar-tech.com/public/prod.html

  ダラス徒然なるままにのサムライさんが、来週には帰国してしまうようです。出入りの激しい、駐在生活ですが(駐在員ではない?)、日記からも、寂しさがにじみ出てこちらも寂しくなってしまいます。普通の日常生活をこれほどまでに感情豊かに日記にされている方もそういないですね。最後にお会いできるといいのですが。

 今週末は、ニューオリンズに行こうかと考えているのですが、さすがにアメリカは連休、とてもホテルは取れそうにも有りません。最も、休みが取れるかは直前までわからないので、どうなることやら。

la Madeleine
 テキサスを中心としたフランス風カフェテリアチェーン店です。ダラスにも何件かあって日本人に人気があります。味はそれなりで、雰囲気もまあまあです。サンドイッチは6ドル程度です。ちょっと食べに行くのにお勧めです。 
「レストラン」を更新しました。「ダラス伝言板(ダラス・フォートワース情報伝言板)」属性設定に問題があって、作動していませんでした。どうも御迷惑をおかけしました。


6月29日   プロのバック  Professional bag

 今日もon callなので、病院で雑用を済ましたあと、4時ころ家に帰ります。看護婦さんからスペイン語講座の教科書を借りたので、fry'sに行ってきます。今日は比較的暇なので、夕食は日本人に人気があるカフェテリアの「La Madeleine」に行きます。このカフェテリアに関しては後ほど書きます。
 さて、9時ころ家に帰って、月末の事務仕事をしようと思って、「動物のお医者さん」の3番目くらいをつけると、そこでさっそくポケベルがなります。「病棟の患者さんの血圧が下がっています。」どうも話を聞くと、SVTが起こったようなので、病院へ駆けつけます。
 今日は、そんなわけで比較的のんびりしていたので、ポロシャツに短パンというBBQスタイルです。さすがに、アメリカ人でもこの格好はラフすぎるのか、結構格好について突っ込まれました。まあ、普段手術着しか見ていないですからね。
 さて、患者さんをICUへ転送して、中心静脈を取ってアデノシンを打っても残念ながらAFは収まりません。循環器内科のFellowをよんで、電気ショックをかけます。彼女は、「いつも手伝ってもらっているから。」と、CRNAをよんだのですが、これが、年季の入った老婦人で、肩から吉田カバンのようなショルダーバックに挿管チューブを詰めて、ICUに来ました。
 彼女の手伝いで、プロポフォールで眠ってもらって、150Jでショックをかけます。軽い痙攣のあと、心臓は元に戻りました。患者さんも気持ちよさそうに眠っています。
 そのようなわけで、午前1時、家に戻ってこの日記を書いています。それではおやすみなさい。

今日の紙芝居
左:お祈り
右:吉田バック風、挿管チューブ入りショルダーバック


6月28日   正しい休日の過ごし方  The way we are weekend.

 午前中聖先生は当直なのにもかかわらず、ACLSの講習なので、そのカバーです。午後からは肝移植が一件あったのですが、伴先生がドナー、聖先生がレシピエントコールなので、一応管理人はフリーです。さて、そこで、今日はIvingの日本人家族多くすむアパートにお邪魔させていただいて、アパートのプールのサイドでバーベキュー会です。
 アパートの名前が「Ground Venetian」というくらい、地中海の雰囲気?(どちらかというとバリ島)満載のプールサイドです。管理人のアパートとは大違いですね。ウォーターバレーコート、ビーチバレーをする若者やら、バーべキューをする群れなど大変にぎやかです。毎週週末こんな調子だと楽しいでしょうね。
 今日は、突然お邪魔させていただいてありがとうございました。
「ダラス・フォートワース情報板」を設置いたしました。こちらの掲示板には、ガレージセール、お店情報、集まりの情報などダラス・フォートワース関連情報を書き込んでください。また、メール配信登録をしておくと、書き込みをしたときに、自動的にメールで送られます。ふるって御利用ください。

今日の紙芝居
こんなプールサイドでバーベキュー会です。ダラスのアパートのひとつです。その他の写真は「ダラス研究者の会」のページにアップしてあります。


6月27日  夜のクリエ  Nocticlie

 忙しい日々が4日目です。昨日の晩も一晩中移植で、さすがにヘロヘロです。まだ、Potential Donorがエルパソにいるそうなので、早めに帰って寝ます。
 毎年恒例のツベルクリン反応ですが、今年は、BCGをやっているからということで、免除になりました。必ず陽性に出て物議をかもすのですが良かったです。
 帰るとSony Styleからの郵便が、届いています。SJ33のカバーが届きました。青を注文したのですが青というよりは、紫でしかもラメ入りです。ずいぶんと下品な感じですね。「夜のクリエ」というところですか。
 この4日間で管理人だけで8件の手術です。そのうち5件が執刀なのでした。

今日の紙芝居
 左から、こんな無愛想な箱で届きます。中身はこんな感じ。リターンのラベルが着いています。装着するとすごく怪しい雰囲気です。病院で使うにはすこし抵抗があるかも。

Children's Hospitalのロゴ、i の部分が風船になっている「サムライ」さんの日記で、クライアントが持っていた赤い風船はここからきています。


6月26日   なんでアルブミンを使わないの? Why did not use albumine?

 今日で3日目。On callなので、先が思いやられます。昨日退院したばかりの患者さんが、腹痛で、一般病棟に来院。朝、一人でICU,病棟の患者を全員診なければ行けないので、救急を通さずにこられても手が足りません。ちょっとみるとすでにショック状態、ICUに送りますが、ラインとりなど、他にする人がいませんので大変です。
 こっちの看護婦さんは、しっかりしている分、治療に関して質問(往々にして文句)も良く行ってきます。生理学から、説明しなければいけないので、暇なときにはいいのですが忙しいときにはなかなか大変です。
 昨日、移植を受けた患者さんは韓国人の方で、高田馬場に5年住んでいたことで日本語が話せます。最近は、看護婦さんも日本語を教えてほしいという人もいて、このHPにも日本語講座のページをおかないといけないといけませんね。
 件の患者さんは、結局、BIle Leakということで夜には手術です。再移植後の患者さんでしたが、胆道再建手術をやらせてもらいました。合併症の手術は、移植そのものよりは難しいのですが、一応、そこまでは出来るようになってきました。(もちろんAttendingがちゃんと見張っているので患者さんは御安心ください。)
 そのあとも、転院、移植とたて続き今日も眠れない夜です。転院も、何も夜出なくてもという人ばかりなのに、PCPはすぐに送ってきます。


6月25日  外科医になったね You are a surgeon!.

 今日も移植が続きます。朝肝移植を一件行いましたが、これもつつがなく4時間で終了。こういう話は、すぐに伝わるのか、堂尊先生がつかつかと寄ってきて「Now, Are you a surgeon!」と行ってきます。何のことだと思ったら、どうも手術ができるようになったねということらしいです。手術みたいな手作業は、つめてやった方が上達も早いのでしょうが、Too Muchです。
 夜には、肝移植がもう一件です。


6月24日  ご迷惑をおかけしております I am so sorry.

 何か予定が入ると、手術が入ります。今日、歓送迎会などを企画していたのですが、又お流れになってしまいました。関係者の方申し訳有りませんでした。
 さて、昨日無事に腎移植を終えた後、帰宅しちょっと落ち着いたというところで手術室から電話、ドナーの手術です。一眠りしようかと当直室に行った二時には、Parklantに状態の悪い患者さんがいるとのことで、直ちに手術です。


6月24日 猛獣注意 Danger!

 レジデントが夏休みをとったと思ったら、移植が5件連発です。今晩もまだ、Potential Donorの型がいらっしゃるようです。管理人も早く夏休みを取りたいものです。
 今、当移植外科では部屋の大改装中です。いたるところがぶち抜きで工事をしているのですが、フェローたちだけは、改装工事からはずされているので(まあそんな待遇なんです。)、工事現場の中に、部屋があります。そんなわけでフォローの部屋へは下の写真のドアを開けて入って行きます。

バンソコウ巻きのクリエ
 さて、このページに来る方はPalm関係の方が多いいかと思うのですが、最近パームの記事を書いていないですね。現在、管理人のクリエがどうなっているのかというと、下の写真の通りです。カバーがすっかり割れてしまいました。きょう、SonyStyle USAから、新しいカバーを発送したというメールが入ったので、これでもうしばらくの辛抱です。

今日の紙芝居
写真は左から、フェロー室の入り口、工事中。危険につき立ち入り禁止。右は、管理人のクリエ、バンソウコウ巻き

ダラスのガイドブック 

ダラスに暮らす ダラス日本人会編  10ドル
日本人会発行のダラスの生活ガイドです。薄い冊子ですが、内容は良くまとまっています。入手はダラス日本人会に直接問い合わせをして、送ってもらうことになります。最新の2003年版が出たと思います。

ヒューストン/ダラスに暮らす ジェトロ 1500円
こちらは似たような題名ですが、ジェトロ発行のものです。地球ライブラリーのうちのひとつとなっています。こちらは内容が少々古い(1998年出版)ですが、幅広い範囲について載っていて、役に立つでしょう。

Cox Guide for Japanese Cox Unofficial Website編 無料
Coxの日本人向け小冊子として編集されたものです。MS-Wordの100ページ近いボリュームで授業についての説明がおもですが、生活についての説明もかなり充実しています。Cox関係者以外の方にも、メールで申し込めば、送付していただけるそうです。



6月23日 レジデントは怖い Don't scare me

 今月のレジデント君、今日で最終日です。本当は、今月いっぱいまでなのですが、ご多分に漏れずに彼も休みを今月末にとるので今日までです。
 アテンディングに言わせれば「お前達もだ」といわれそうですが、レジデントの指導というものは、結構怖いものです。(右脳先生もてこずっているようですが)レジデント君たちは、カルテ書きや中心静脈などの仕事をしてくれるので、彼らがいるときはそういうルーチンワークが減って、その分手術や論文書きに当てられるのですが、尻拭いは結局フェローがすることになります。
 今月のレジデント君、まじめに仕事をこなしてくれましたが、最後になって中心静脈をとるのに大きな血腫を作ってくれました。彼は明日からメキシコ湾の島で優雅な夏休みです。管理人は当直なのでHemostasis Profileとにらめっこです。自分で挿せばよかったと思うところです。
 さて、雑誌の記事に写真がいるというので、病棟でフェローや、看護婦さん達と写真を取ります。(一人だけで写るのは恥ずかしいですからね。)ところが、この前の卒業パーティーのスライドの話も伝わっているため、すっかり、お別れの写真を撮っているように思われています。「上野先生はあと何日ぐらいいるんですか。」まだしばらくいます。

栄養士(RD, Registered Dietitian)

  移植外科では3人の栄養士がいて、食事の管理だけではなくて、経管栄養から中心静脈栄養まで計算と管理をしています。移植後にはステロイドを常用するのと、もともと糖尿病の人が多いので栄養管理は重要な役目を果たしています。そのためには栄養だけではなくて、水分と電解質の管理も必要です。必ず一人は回診について(回診には他にも臨床薬剤師とチャプレンとCharge Nurse(リーダー)もつきます。)患者の指示を出します。もちろん指示は医師しか出せないので、彼女が書いてこちらでサインをするか、それかこちらで彼女の指示を書きます。土日は彼女たちが休みなのでこちらで指示を出さなければならないとか、時々肝不全で腹水パンパンの患者さんに栄養を満たすだけに水分を入れすぎて、あわててこちらで中心静脈栄養の量を減らすというようなこともありますが、確かに日本の栄養士の方よりは役割があると思います。よく、病棟にいて患者さんの食事量から摂取カロリーを計算したり、患者さんの必要カロリーを計算しています。
 私が前いた病院では、栄養の計算も医師がしていましたし栄養士の方は術後と退院前の食事指導、といっても「やわらかいものを食べてください。」といったくらいのことだったのに比べると大きな役割を果たしていたと思います。
 もちろん医師側としては栄養管理を栄養士の方にしていただくのはとってもありがたいです。ただ、これは臨床薬剤師の問題についてもいえると思いますが、日本で栄養士の方がこちらと同じような役割を果たすためにはいくつかのハードル、特に経済的な問題が多くあると思います。

この2人とも移植外科専属の栄養士です。RDはRegistered Dietitianの略です。LDはLicenced Dietitianの略です。Jeanetteは博士号も持っているのです。上にも書いてあるように、高カロリー輸液までお任せです。だけど、週末は自分達で書かないといけません。
Katie, RD, LD Jeanette, PhD, RD

「共に働く人々」を更新しました。


6月22日 テキサスのグランドキャニオン Grand Canyon of Texas.

 さて、はたまた今日もお休みです。こんな日は家でおとなしく論文でも書いていればいいのですが、天気がそれを許しません。コープスクリスティか迷うところですが、今日はテキサスのガイドブックに良く出てくる、アマリロ近くのParo Duro Canyon state parkに向かうことにします。
 アマリロまでは、ウィチタフォールを通って278号線をひたすら西に向かいます。インターステートではありませんが、整備されて道で、ほとんど70マイル制限で走ることが出来ます。鉄道が併走していて貨物列車がひっきりなしに行きかっています。
 朝8時に出て(ドナーコールなので)、Paro Duroには2時前には着きました。ここは、予想していたのよりは大きな渓谷で、テキサスのグランドキャニオンという名に恥じないものです。入場料一人3ドルを払って園内に入ります。園内はテキサスのワイルドフラワーが咲き乱れ、時々道路がわたるクリークでは、子ども達が泥水の中で遊んでいます。
 園内は、トレールがあって、サイクリングや乗馬が楽しめます。ところが、よく写真に使われている、灯台岩が見つかりません。地図を見ると、往復6マイル近いトレールを歩かなければ下まで行かれないようです。33度以上の気温から断念して、上から眺めることにします。このときのために双眼鏡を持ってきたかいがあるというものです
 Paro Duroをあとにして、近くにあるAlibates Flint Quarries 国定記念物(先史時代のインディアンの石切り場)をのぞいてみることにします。なんとここも、予約のツアーのみで、レンジャーステーションはもぬけの殻、中に入ることは出来ません。もともとくる予定ではなかったので、調べていなかったのですが、そんなNational Monumentもあるようです。
 さて、あとは一路ダラスを目指します。テキサスの田舎町には比較的デイリークイーンというアイスクリームやさんがあります。(ハンバーガーも売っている)このお店はどこも休日は年寄りで混んでいます。どうも社交場のようですね。町で一軒しかない、大切な外食の場です。だけど、日本の感覚だとお年寄りが、ファーストフードというのは考えられないですね。
 帰り道の途中に、ICUの看護婦さんお勧めのワッタバーガーによります。お店が、効率が悪くてのろいのですが、アメリカの子ども達、どんなに小さくても、自分で注文をして、注文品が違っていたら(チーズが入っていないとか)自分でしっかりクレームをつけます。親は知らん顔です。こんなときからしっかりクレームをつける練習をしているから、大人になってからかなうはずが有りません。
 ダラスに戻ったのは11時ころ、900マイル(1440Km)の旅でした。テキサスの観光ガイドを又改定しておきます。


6月21日 テキサスのジャングル Jungle in Texas.

 昨日に引き続いて、今日もフォートワースです。
 さて、まず、朝一番に動物園に行きます。ここの動物園はダラス・フォートワース地区ではなかなかいいとの評判です。しかし、朝一番にいかないと、暑くてかないません、今日も90度を越えているので、ヘロヘロです。ここの動物園の特徴は、木が適当に茂っていて、道も狭い木道が張り巡らされていて、とても立体的です。堀が見えないようにする工夫もあります。日本の開放的な動物園とは雰囲気が違って、展示の仕方にはなかなか趣向を凝らしています。上野のパンダと同じように、目玉のコアラは冷房入りの特別室です。
 また、今はホワイトタイガーが目玉の展示で、宣伝がダラスにもしてありますが、小さい折の中でちょこんと寝ているだけで、「これを見に来るためだけに。」というのはどうですかね。
 いずれにせよ、テキサスの古い町並みや動植物の展示もあって、動物園としてはお勧めできます。
 さて、暑さに参ったところで、現代美術館のレストラン「Cafe Modern」で昼食を取ります。ここは、現代美術館の建物が一望できるレストランで、メニューには日本風の前菜や、お豆腐料理もあって日本人を意識しているのかもしれませんが、シェフは外国人です。8-13ドルとお値段も手ごろで味もまあまあです。
 さて、食後はアモンカーター美術館で涼んでダラスに戻りました。すっかり最近はフォートワースづいていますが、まあ、働くとなったら別でしょうね。明日は、たぶんウエストテキサスです。(オクラホマかもしれませんが)

メモリーとクリエ
 直接は関係ない話ですが、最近のメモリーの値段の下がり方には目の見張るものがあります。128MBのCFカードが29ドルだったので、今日デジカメ用に手を入れたのですが、同じ容量のメモリーステックも同じ値段です。メモリーステックも最近ではCFカードと同じ値段です。
 また、クリエのふたがすっかり割れてしまったので、SonyStyle USAで購入することにしました。もともと黒クリエなのですが、ふたは、青を試してみることにします。さて、雰囲気が変わるでしょうか。ちなに値段は15ドル、日本よりもすこし安いです。
「ダラス・フォートワース観光ガイド」を更新しました。


6月20日  韓国の方ですか? Are you Korean?

 今日は病棟回診について書こうかと思って写真を撮りためてきたのですが、帰ってからいろいろとイベントがあったので、回診については又今度にします。
 さて、今日は On call, Donor Call, Transplant Callのどれでもないため、前回行き損ねた、フォートワースストックヤードのロデオに行って見る事にしました。ストックヤードのロデオは、毎週金曜日と、土曜日に8時から開かれています。電話で確認をしていたところ、予約は必要ないとのことなので、急遽、病院から戻ってフォートワースに向かいます。
 途中、I-20の標識が落ちて、通行止めになったりして、道路は大渋滞。時間はかかりましたが、8時にはロデオの会場であるストックヤードに着きました。
 ロデオのチケットは、一般席と、ボックス席、特別席と別れていますが、一般席で十分です。入場料は大人9ドルです。
 中に入ると前座の余興が始まっています。観客は、観光客がほとんどだと思うのですが、席は半分も埋まっていなくて、皆ステージに合わせて総立ちです。アメリカ人は、こういうときに本当に自分もステージにいるかのように一体になって、気勢を上げたり踊ったりしていますからね。
 暴れ馬に乗るいわゆる「ロデオ」は1時間半の、最初と最後に数人ずつするだけで、あとはカーボーイの投げ縄の競技や、ピエロの余興が入れ替わり立ち代わり催されます。アメリカでよくあるように、7歳以下の子ども達だけが集められて、中で子ウシ追いをさせてもらったりもします。
 雰囲気としては、田舎の地元のロデオという感じですが、かなりお勧めです。
 さて、ロデオが終わってコロシウムを出ると、突然「Are You Korean?」と、東洋人のカップルから声をかけられました。聞けば、同じ大学の法学部出身の日本人だということなので、京都の話で盛り上がったので、一緒にのみに行くことにしました。最初、Mr.Maxに行ったのですが店はいっぱいの日本人の学生、彼らはオースティンから出てきていたので、たくさんの日本人の若い人に驚いたようです。オースティンでは東洋人といったら韓国人だそうです。
 彼らは、ダラス・フォートワース観光に来るのに、このホームページを参考にしてくれたようです。管理人としては感激ですね。
 結局、ストックヤードに戻ってライブをバックに「White Elephant」にて一杯。フォートワースの夜はふけて行きました。

コンピューターの話

 webalizer, msearchを導入しました。新しい検索システムの使い心地はいかがでしょうか。webalizerはcronに登録できたのですが、msearchは文字化けでうまく作動しません。それにしても、新しいレンタルサーバーは telnetができる上に多くのコマンドが使えるのでとても快適です。しばらくはここにおいておくことにしましょう。


6月19日  すべてはこのディナーのために All this work for a dinner...

 さて、今日は久しぶりに手術の日です。今日は、術者をさせてもらえるのでなによりです。最近は病棟とデスクワークばかりで、キーボードの打ちすぎで、手が疲れました。おかげで、HPは進みましたが。
 午前中の移植腎の摘出手術です。アメリカの外科のひとつの違いにあまりドレーンをおかないということがあります。移植腎摘出後はポケットができるので、血液などがたまりやすいのですが、たまったら、経皮的に抜けば良いという考えのようです。しかし、今日はJPドレーンを入れさせてもらいました。たぶんドレーン管理に関しては日本のほうが優れているのではないでしょうか。
 さて、引き続いて、肝移植です。今日の患者さんは100kgで、肝臓もそんなには縮んでいません。今日も術者をさせてもらえました。肝移植の場合は皮膚の切り口がかなり大きいので、どうやって美しくメスを入れるかということが、気になります。患者さんにとっては、このメルセデスの傷が、一番気になりますからね。
 さて、今日は4時間で出欠量も少なく肝移植が終わりました。ここでは、バイパスを使っているので、フェローの手術時間としてはたぶん短いほうでしょう。アテンディングがわざわざカルテに時間を書いていましたから。ここにきたときは糸結びもろくに出来ませんでしたし、肝臓の手術や、血管縫合なんてまったくしたことが有りませんでしたが、1年半トレーニングを積んだら、やはりそれなりに出来るようになるようです。やっぱり外科医ですから、「あー見えても手術がうまい」と、呼ばれるようになりたいですね。
 さて、プログラムディレクターは、この前の卒業パーティーの写真をわざわざ、スライドショウにして、メールで皆に配っています。下に題字と、最後のスライドをあげておきます。

今日の紙芝居
すべてはこのディナーのために

ちなみに最後の贈る言葉がいいですね。


6月18日   綿球の値段 Cost of Bethadine ball?

 最近はすっかりインターナショナル、コーディネーターと化していて、日本の患者さんとのやり取りのお世話です。そのおかげで、病院のインターナショナルサービスとも仲良くなりました。こっちのコーディネーターの困るのは、日本で飲んでいる薬の飲み合わせについてなのですが、アメリカで使われていない薬のブランド名を聞かれても彼女達はわかりません。いまは、インターネットがあるから簡単に調べられますが、一昔前なら、管理人でも調べるのにてこずったでしょう。
 さて、うちの秘書、馬を3頭ほど飼っているCaw Girlなのですが、手に包帯を巻いてきました。聞いたら、馬が暴れて、骨を折ったそうです。馬には気をつけないとね。でも手の包帯がおしゃれでしょう。
 さて、通りを隔てた病院にも患者さんがいて、そこにも回診に行くのですが、最近、上の先生から指名を受けて二人で、行くことが多いいのです。今日も2人で回診なのですが、そうなると決まって帰りに「昼ごはんを食べていこう。」ということになって、出る話は「来年も残ってフェローを続けないか。」という話になります。VISAのことがあるというと、「そんなのECFMGに電話をして直接話をすれば大丈夫だよ。」と気軽なことを言います。ほんとに、VISAが簡単にいけばどれだけいいか。ともかく、来年の行き先と、VISAのことは頭が痛いです。

綿球のコストを気にする方へ

  これはもう常識かと思っていました。ちなみにこちらですが、前にも書きましたが、術後傷の消毒はしません。ガーゼも当てません。だから回診車や包交車というものは有りません。外科の回診時にも傷の消毒というものはしないです。開放創の場合はWet-dry dressingが基本ですし、大きな創の場合はWound-Vacというスポンジを手がダー無で囲ったみたいなもので、吸引をします。データーに関してはどなたかフォローしてくださいね。
 消毒がナンセンスなことなど、手術室のサンダルと同じようにコストは習慣になかなか逆らえないようです。文化とはお金がかかりません。
 前の病院で、婦長がいつもイソジン綿球のコストを気にしていたのが懐かしいです。

コンピューターの話
 さて、昨日のDocument to GOの話ですが、さっそくVer.5の体験版をダウンロードしてきました。まだ、簡単にしか使っていませんが、Ver.4に比べるとかなり良くなっているようです。特に、表やフォントがハイレゾでかなり正しく表示されるので、前に比べるとかなり実用性が上がりました。これは買いでしょう。
 管理人の使っているSJ33のカバーが次第に割れてきています。本体の強度は比較的強いようですが、カバーはそれほどでもないようです。落としているうちに次第に割れてきました。早晩交換しなければならないでしょう。
 さて、今日はサイト内全文検索システムを取り付けました。直接検索したいときは、検索システムをお使いください。

今日の紙芝居
写真は左から12まい:どこに危険が? 次の2つ、尾中先生のお昼ご飯とそのリソース。
一番右:馬には気をつけましょう。

ナースプラクティショナー(FRNP, Family Registered Nurse Practitioner)

 ナースプラクティショナーも看護婦の上級資格で、それぞれの特定分野において、(移植とか創傷管理とか)研修医と同じくらいのことが出来ます。つまり診察をして、カルテを書いて、薬のオーダーをします。もちろん、医師のサインがいりますので、あくまでも医師の指導の元にということになっていますが、ローテーションで回ってくるレジデントよりははるかに出来ます。

 彼女はナースプラクティショナーです。病棟ナースの経験をつんだあと、大学院に行ってマスターも取っています。基本的にナースプラクテショナーはマスターです。移植外科のRNPは無いので、彼女はファミリープラクティスの資格です。
Donna, FRNP

 「その他のリンク」「さまざまな職種」を更新しました。全文検索システムを導入しました。



6月17日  これが本当のモバイルコンピューター? Real Mobile?

 今日は、フォートワースです。フォートワースのボスは最近管理人に手術をさせるということで、直接のご指名です。フォートワースの病棟では奇妙な物を見かけました。移動式の台に、コンピューターが載っています。どうも電子看護記録のようですが、ラップトップを使ってないのですね。LANは無線ですがAC電源の無いところではもちろん作動しません。コストの点と、盗難防止の点からはこの方がいいのかもしれません。

 さて、今朝は、首里先生が新しいB型肝炎の移植後のプロトコールをビームしてくれるということでお得意です。彼は、管理人と同じSONYのCLIEを買ったので、使ってみたいのです。ところが、Document to goが開けません。どうも彼のものはVer.5に上がっていて互換性が無いようなのです。さっそくHPでみると日本語版はバージョンアップでも、製品版でも同じ値段ではないですか。ちょっとふざけた話です。誰がアップグレード版を買うのでしょうか。

手術室の床に座らないでという方へ
 手術室の床はばっちいです。でも管理人も研修医の時はよく床に座っていました。研修医にとっては貴重な睡眠時間でした。まあ、これは感染症の問題というよりも、習慣の問題のようですが。ちなみに、アメリカの病院では日本の手術室のように清潔区域というものが無いので、土足のままですし、病棟のベッドがそのまま手術室に入ります。そのために、感染症が多いということも無いようですし、術後の抗生剤の使用量も建前上は日本よりはるかに少ないです。そんなわけで、土足床なのですが、皆 床は「汚いもの」だと思っているので、床に座ることは有りません。

 昨日、丁度日本の病院建築士の方を手術に案内してあげたのですが、清潔区域が無いことに非常に驚いていました。もし、科学的に清潔区域が必要ないというデーターがあるのならば、手術室建設のコストを下げることができるので、どなたかデータを持っていないでしょうか?

 さて冗談はさておきとして、具体的な手術室に座らない方法ですが、日本の場合は、看護婦さんなどに気兼ねして椅子に座らないというと言うこともあると思います。(この気兼ねというのは日本の習慣ですよね)背もたれ椅子を手術室に用意して、「術後外科医専用」と書いて、いたわってあげるというのはいかがでしょうか。

 さらに、アメリカで術後外科医が床に座らないというのは、手術終了から退室の時間が非常に短いことがあります。一般的に10分以内です。挿管された患者はICUに直行ですし、抜管された患者はPACUに直ちに行くので、手術室に長居することは有りません。ただ「座らないで」というだけではなくて、このあたりの根本的なところも見ていただけたらと思います。


今日の紙芝居
左:使用中
右:電源コードがつながっている。LANは無線

麻酔看護婦(CRNA、Certified Registered Nurse of Anesthetist)

  こちらの麻酔は麻酔科医のほかに、麻酔専門の看護婦(技師じゃないです。)のCertifiedRegistered Nurse of Anesthetist、通称CRNAが麻酔をかけています。彼女達は、看護婦の資格の上にトレーニングを積んでおり、挿管、A-line, 中心静脈ラインなどの基本手技はすべて出来ます。
 外科側から、麻酔をかけてもらうときに、麻酔科医(研修医)か看護婦かは意識していません。麻酔看護婦は感覚的には研修医と同じです。いずれにせよAttendingが監督していますので同じことです。
 彼女達は病棟での挿管も行うので、たとえば、ICUで挿管が必要で挿管困難そうなときは、彼女達に依頼をします。(こちらはたまにしかしませんから。) 彼女達は給料もいいので(10万ドルくらい)看護婦の中でも、この資格を取りたいという人は多いです。

腎移植の麻酔をかける麻酔看護婦です。左はレジデントでRRNAはResident Registered Nurse Anethesiologistの略です。こちらの病院は本院とは違って、麻酔科医のレジデントがいないので、彼らの出番が多いです。でも、中心静脈で気胸になったら、処置をするのはこっちなんだろうな...
Sahah, RRNA.
John, CRNA

 「さまざまな職種」を更新しました。



6月16日  新SARS用マスク? New Mask for SARS?

 今日は、日本の病院建築士の方を「実際に手術室がどのように使われているかどうかをみてみたい」ということで、肝移植に案内しました。最近慣れっこになって気がつかなかったのですが。日本の病院は、手術室と一般病棟が線が引いてあって、一般病棟の別途は手術室に入らないようになっています。そればかりか、病院によっては、壁の途中にベルトコンベアーがあって、それで患者さんを手術室側に運ぶようになっています。又、医師も手術室にはいるときにサンダルに履き替えるようになっています。
 それに比べるとこちらでは病棟の別途はそのまま手術室に入っていますし、スタッフも土足のままです。

 さて、尾中先生はメールを送ってきて、「これは日本なのか」と言ってニヤニヤしています。見ると中国のようですが、面白い写真ですが、尾中先生これを秘書に送って配信してもらっています。そこまでやるかね。

今日の紙芝居
1.次のサイトが出典のようです。
http://www.top-greetings.com/N.py?P=20030530

2. 手術室内の靴

循環工学師(Perfusionist)

 人工心肺をまわす専門の職種です。私の病院では、医師と同じようにPerfusionistだけで、会社を作って派遣していますね。人工心肺だけではなくて、セルセーバーなどありとあらゆるポンプを回しています。日本で言うところの臨床工学士に当たるのでしょうか。They are specialists for extra corporeal circulation. They have established cooporation which sends perfusionist to each service like phsysians. They run any pump such as cell saver. Perfusionist might be  equivalent  to clinical engneer "Rinsho-kogakushi" in Japan.

 彼女は今日の肝移植担当です。手前側にあるのがセルセーバーという血液を回収して体に戻す機械です。奥にあるのが体外循環用のポンプで、無肝期に門脈と経静脈の間をバイパスするものです。She is charge for liver transplant today. Closest machine is cell saver which recovers RBC for transfusion. The fa side is pump for extracorporeal circulation connecting portal vein and IJV.
Lori

 「さまざまな職種」を更新しました。


6月15日 その後の進路は Beyond the points

 今日も患者さんの数が少ないのですが、当直です。VISAの話をしていてカナダ出身のICUの看護婦さん、フィリピン人の彼と付き合っているという話しをしていました。彼女曰く、フィリピンに行ってはみたいけれど、治安がまだだめだからという話。彼女達のその後はどうなるのでしょうか。
 さて、管理人も残るところ半年となりその後の進路のことをよく聞かれます。看護婦さんたちはどうしてアメリカに残らないんだと、そればかりです。確かに、生活のことを抜きにすればここには残りたくなるような何かがあります。洋楽やアメリカのドラマが嫌いで(英語が嫌いなものですから)、生活のことだけを考えたら日本に帰りたいと思う管理人でも、残ってまだやりたいと思う何かがあるのです。それが何かはいまだわかりません。
 さて、先ほどの看護婦さん、昨日はおすしの作り方(どうも手巻き寿司らしい)を教わったと言って喜んでいました。こっちのすしはご飯を外側に巻くのでうまく竹でまけないといいます。「ラップを使ったらいい」ということを教えてあげたらたいそう喜んでいました。うまく行くといいですね。
 そんなわけで、今日もお気に入りのおすし屋さんに言ってきました。ここは、実においしいです。
 さて、そんなときにもポケベルで呼ばれます。最近移植を受けた患者さんが呼吸不全です。すぐにICU に移して挿管となりました。こういうときの重症度のカンというのは経験でしか養えないものなのでしょうか?臨床で一番大切なのは、緊急か緊急でないかを見抜くカンだと思いますが、これは現在の状態が今後どう変化していくかを予測していくことで、これをどうやって学んで教えていくかということはなかなか難しいです。カンではあまりにも非科学的すぎますからね。
「Medical Palm」を更新しました。

英語版パームと英語版ソフトについて
 最近質問多いので更新しました。ほとんどの英語版のソフトは日本語版パームで問題なく作動します。上に上げたソフトは、ほとんど英語版ですが、管理人が日本語版ソフトで確認を行っています。一部文字化けをするソフトもありますが、動作全体には支障は有りません。
 クリエもアメリカ国内で売っているものはもちろん英語版です。また、Tungstenなど、英語でしか動かないPalmもあります。そのようなパームで日本語を使用するには山田氏の J-OS というソフトウエアーが必要になります。このソフトはシェアウエアーで山田氏のサイト Simple-Palmよりダウンロードできます。ただし、管理人としては、特に理由が無ければ、日本語版の購入をお勧めします。
   Simple-Palm (http://simple-palm.com/)

6月14日 卒業式 Graduation Party

 さて、今日も病棟がそれほど忙しくないので、あさ、ICUの患者さんを見たあとにフォートワースに行って来ました。そろそろダラス生活も残りが少ないので、おもだったところには今のうちに言っておかなければなりません。
 最初は、昨年末に著名な建築家安藤忠雄が設計したことで知られる現代美術館です。ここは、水と硝子を有効利用していることで評価の高い美術館です。管理人、現代美術はからっきしなのですが、建物は確かにすばらしいですね。アメリカのすごいところはこういう美術館を無料で運営しているところです。税制の違いがあるのかもしれませんが、すばらしいことです。
 さて、お次は、西部の町並みがのこるストックヤードです。これは、かつての家畜取引所を保存したものですが、博物館の写真を見ると以下にかつて巨大だったかがわかります。最初知らなかったので3ドルの駐車場に停めてしまいましたが、東端の駐車場は無料です。牛追いの時間は11:30と4:00、ロデオは週末になります。
 Bevoのホームページにあった牛がいました。ここで写真を撮られたようですね。お昼はRiscky'sでBrisketを食べます。ここはGrapevineとを結ぶ観光鉄道の駅にもなっていて、今度ゆっくり乗ってみたいですね。

 さて、今日は実は卒業式です。管理人は1月までなのですが、他のレジデントフェローは通常6月までなので今日卒業式があります。「今日がひとつのマイルストーンになるように。」と、いつもお世話になっている感染症かの先生がおっしゃっていたように、レジデントの終了は大きなマイルストーンです。日本にいたときはちゃんとした卒業式は無かったですね。
 7時には会場のWyndham Anatole Hotelへ向かいます。まだ会場は開いていなくてシャンパンを飲みながら外で待ちます。だいたいこういうパーティーはカップルで参加するものなのですが、するとさっきまで病院にいたICUの看護婦さんがいるではないですか。内科のドクターと付き合っていたんですね。知らなかったなー
 通常のバンケットの食事、マッシュルームのスープ(意外とおいしい)とサラダ、フィレステーキ(まったく味が無い)とロブスター(まあまあ)、食後には巨大なアイスクリームパイが出ます。だいたい、医師はあまり太っている人がいませんが、向かいの、放射線科の女医さん夫妻、ほとんど残しています。最後には、各々名前を呼ばれて卒業後の進路をアナウンスされて、証書を手渡しです。1年目のインターンを終えて、卒業という人も結構いました。私はまだ進路が決まっていなかったので、とりあえず日本に帰って移植に携わるということにしてもらいました。私がもらった卒業証書は下の写真です。
 帰りに、レジデントを捕まえて「明日は遅くていいから」と言って、帰途に着きます。

今日の1枚
1. 卒業証書授与
2. 私の卒業証書(他の人はちゃんとしています。)
「観光ガイド」を更新しました。

6月13日  バースデーパーティー Happy Birthday

 昨日は結局朝の4時からの肝移植になりました。みんなすっかりお疲れです。最近、英語がそれなりに話せるようになったきがします。最初のころは何を言っているのかまったくわからないし、こちらの言いたいことも100分の一しか伝えられないので、もともと話すのが好きな私としては非常なストレスでした。最近では、すこしはさすがに英語力が上がったのか、伝わるようになってきました。それでも、毎日話し続ける職場にいてもこれだけ時間がかかるのでやはり語学の習得は大変ですね。また、スタッフのアルバムを作成するに当たって、もちろんサイトの説明をしなければならないのですがほとんどのコンテンツが日本語のため、本来英語化を急がなければいけません。ですが、なかなか進まないです。そんなわけで、取り急ぎ便利なサイトの翻訳サービスを使うことにしましょう。 http://www.worldlingo.com/products_services/worldlingo_translator.html
 さて、こちらではよく誕生日のお祝いというのを年中行います。オフィスには下の写真のような誕生日のボードがあって、それぞれのお祝いをするのです。今日は、秘書の50歳の誕生日なので、皆で持ち寄りの食事です。

今日の紙芝居
写真は右から
1.今日のランチ
2.Happy Birthday
3.皆で
4.Birthday schedule

病棟秘書(Floor secretary)

病棟の受付、電話の対応、指示のコンピューターへの入力をするスタッフです。いつも管理人のわかりにくい指示(Japanese English)を入力してくれます。They are staffs as receptionist, answering phone and to input orders into computer. They can acknowlege my bad writing(Japanese-English) to put into orders.
Tameka Marion

 「はじめに」「イヌを連れて」「登場人物」「さまざまな職種」「一般病棟」を更新しました。



6月12日  お前はホモか? Are you faggot?

 今日もダラスは嵐です。今晩はオクラホマから来る肝臓を待っています。72歳の肝臓なので、到着しだい移植しなければいけないのですが、なかなか来ないですね。
 そんなところですが、今日は残りのフェローの写真を取りました。みんなには「記念のためと、日本に紹介するために写真を撮らせてほしい。」と言っているのでが、同僚の伴先生。「お前は、男の写真がほしいなんてホモか?」との一言です。その割にはうれしそうです。
 それにしてもみんな好意的に写真を撮らせてくれますね。しかも、「おめかししてくるから明日まで待っていてね。」(コーディネーター談)という人たちも多いです。

 今日から、患者さんのレントゲンがインターネットを通じて家でも見られるようになりました。これは非常の便利ですね。電子カルテはともかくとして、レントゲンのファイリングシステムは早く各病院で導入してもらいたいものです。

今日の紙芝居

臨床薬剤師(Clinical pharmacist)

 移植外科では専門の臨床(病棟)薬剤師がいます。これは移植外科だけにかかわらずに、アメリカの病棟では薬剤師が深く臨床に携わり、共に回診も行います。彼女達の仕事は、医師の出した処方のチェック、助言などを行います。Clinical pharmacists work on transplant surgery. In most of american hospital, pharmacists join clinical services and advise to physicians. Sometimes they round with us. Their roles are check of prescriptions and give advice to physcian.

Cheryleは経験豊富な臨床薬剤師で古くから移植外科に携わっています。Amyは卒業したてで、現在はインターンとして移植外科を回っています。RPHは(認定薬剤師)Registered Pharmacistの略です。Cheryle is an expert clinical pharmacist, taking care of transplat surgery for long time. Amy is an intern who just graduate from college rounding on transplant surgery.
Cheryle, RPH Amy

 「登場人物」「さまざまな職種」を更新しました。




6月11日  停電 power down

 さて、今日は当直ですが今のところ大きなことは有りません。そんなわけで家に帰ると、これが停電です。ダラスではよく停電があります。ただ病院にいる限りは自家発電で電力が供給されるので、管理人が停電にあったのはこれが初めてです。いまどき停電になるようなことは日本ではないのでかなりと惑います。特に夏の間はエアコンも落ちてしまうのでほんとに困ったものです。
 さて、今日は日本人の建築家のお客さんが病院に見学にいらっしゃいました。日本の病院とは違う点も多いと思いますが、こんど時間があったら違いについて投稿していただきたいものです。そういえば、自分で外来の写真を撮るのを忘れました。


 さて、レジデントは1年に一回プログラムの評価表を送ることになっています。私のところにも来たのですが、評価表はこんな感じです。
A. 患者管理
1.症例  症例の多様性  症例数  患者の多様性
2.救急
3.systems based practice  Availability of system resouses
B. 学問的活動
1.学生とレジデントに対する教育
2.カンファレンス 品質 数
3.委員会活動
4.カリキュラム
5.図書館
6.リサーチ
C.職能向上
1.職員によるサポート アテンディング サポート ディレクター コーディネーター
2.コミュニケーション
D.ケアーの継続性
1.外来
E.施設
1.医学教育部門
2.職員保健室
3.福利厚生
4.勤務時間

今日の紙芝居
 いよいよ機も熟してきたのと(なんのこっちゃ)、それぞれのスペシャリティーについての質問も多いので、周りの人たちを紹介して行きたいと思います。たぶん本邦初公開ではないでしょうか。

フェロー(Fellow)

 いわずと知れた私の同僚達です。現在移植外科には私のほかに2人のフェロー、それから、膵島細胞移植のフェローの1名が同じ部屋にいます。この写真はフェロー室で撮っています。

Nick Patric
写真につきましては本人の了解の下に、このサイトにのみ利用の許可を得ています
許可無く転載、引用、リンクを行わないでください。

「病院について」「登場人物」「観光ガイド」を更新しました。


6月10日  できる男 Cool Guy  病院見学について

 さて、今日は又フォートワースで手術です。例によって、ここの病院はリッパな昼食が出ます。夕方で早く病院に帰る必要がなかったので、帰る途中にフォートワースの駅舎によって寄ってきました。今は半ば廃墟と化していますが、往年の賑わいを思わせるような大きな駅舎です。現在ではダラスとフォートワースを結ぶトリニティーエキスプレスの駅の入り口として使われています。
 さて、昨日の続きですが、医師アシスタント(Physician assistant, PA)とナースプラクティショナーの違いですが、両者とのすることはだいたい同じですが、PAは医学部を縮めたようなコースで4年生の大学。ナースプラクティショナーは大学院を修めることになるのでマスター(MS)の称号となります。医師側からのアプローチか、看護サイドからのアプローチ化ということになります。
 さて、昨日のFellow wivesのmeetingではなにが話されたのかは、よく知りませんが、興味深かったのは、伴先生の奥さんの話し。彼女はイラン出身のイラン人なのですが、イランでのエピソード。イランはご存知の通りイスラム原理主義の国ついこの間までは、家族以外は男女一緒に遊んではいけなかったそうで、一緒にいると警察に呼び止められるのだそうです。
 あるとき彼女が男友達と遊んでいるところを警察に捕まりました。彼は「俺に任せておけ」というなり、警察官と肩を組み、なにやら楽しそうに話をします。30分位したらすっかり仲良くなり「今日はあなたと友達になれてとってもうれしい、何かプレゼントをしたいのだが。」「おおそうか、今日は気分がいいからありがたく戴こう。」「それでは今日はもう行ってもいいね。」と言って彼はすかさず10ドル相当のお金を渡して走り去ったそうです。イランでは、こういう男ができる男だそうです。

病院見学について
 さて、掲示板の質問にもありましたが、ダラス通信では、当院の見学は大歓迎で受け付けています。医師の方はもちろん、夏休み前ですので学生さんなども結構です。関心のある方は管理人までメールをください。

今日の紙芝居
 

Ft. Worth Station のスライドショー。終わったらCloseのボタンを押してください。管理人最近Java Scriptにこっていますので、使えない方には申し訳有りません。


6月9日 日本風呂? Japanese Bath?
 
 今日の今日の呟きは三部構成の長編ですのでしばらくお付き合いください。
 さて明日はどうもFellow Wivesのmeetingがあるようです。伴先生何気なく近寄ってきて「明日会うみたいじゃないか、僕はいつも遅くに帰っていることにしてくれ。」 伴先生、最近仕事の後に家に帰らずにドライブに行ったり、星を見たりしているようですが、彼曰く「僕は日本風呂には行ってないから?」 「日本風呂?」と聞くと、I-35で北のほうにあるじゃないかといいます。ソープランドのこと?ダラスにソープランドなんかがあるのでしょうか、今度彼がほんとに行っていないのかも含めて追求する必要がありますね。

ナースプラクテショナーと麻酔看護婦
 さて、今日は質問のあったこの二つについてお答えします。
こちらの麻酔は麻酔科医のほかに、麻酔専門の看護婦(技師じゃないです。)のCertifiedRegistered Nurse of Anesthetist、通称CRNAが麻酔をかけています。彼女達は、看護婦の資格の上にトレーニングを積んでおり、挿管、A-line, 中心静脈ラインなどの基本手技はすべて出来ます。
 外科側から、麻酔をかけてもらうときに、麻酔科医(研修医)か看護婦かは意識していません。麻酔看護婦は感覚的には研修医と同じです。いずれにせよAttendingが監督していますので同じことです。
 彼女達は病棟での挿管も行うので、たとえば、ICUで挿管が必要で挿管困難そうなときは、彼女達に依頼をします。(こちらはたまにしかしませんから。) 彼女達は給料もいいので(10万ドルくらい)看護婦の中でも、この資格を取りたいという人は多いです。
 御指摘にもあったナースプラクティショナーも看護婦の上級資格で、それぞれの特定分野において、(移植とか創傷管理とか)研修医と同じくらいのことが出来ます。つまり診察をして、カルテを書いて、薬のオーダーをします。もちろん、医師のサインがいりますので、あくまでも医師の指導の元にということになっていますが、ローテーションで回ってくるレジデントよりははるかに出来ます。
 このあたりの細分化はアメリカは医師の給料が高いので、医療コストを下げるためにより狭い範囲の資格を作って、給料の安い人に仕事をしてもらうという事情があると思います。
 日本の場合は医師の給料がアメリカに比べて安いので、それほど導入するモチベーションが無いのかもしれませんが、アメリカの考えでは、給料の高い医師や看護婦が、テクニシャンでもできるような採血のような仕事をするのは、コストパフォーマンスの観点からばかげたことだということになります。
 実際に、外科でも肝移植は2人でします。こう引きは"Retractor"と呼ばれる看護婦がしますので、こう引きのためだけに研修医を使うというようなことは、ばかげたことだとされています。
  アメリカのすごいところは、良かれ悪しかれお金がすべてなので、”コスト”の名
のもとにはすべての既得権益を手放さざる得ないところがありますよね。


旅行記の続き
 ダラスを8時に出発したあとにI-35を南に向かいます。ダラスは嵐ですが南のほうは天気が良いようなので、ひたすら走ります。先々週訪れたオースティンを過ぎると、サンマルコスの大きなアウトレットモールの看板が目に付くようになります。
 サンマルコスにあるアウトレットはテキサスでは最大規模のモールでプライムアウトレットとテンジャーアウトレットが合体しています。プライムアウトレットのほうが幾分高級で、他のアウトレットには入っていないコーチなども入っています。
 さて、サンマルコスを過ぎて、最初の目的地はNatural Bridge Cavernsです。ここはサンアントニオの郊外にある、テキサスで最大規模の鍾乳洞です。となりにはサファリパークも併設されています。
 ここは、2つのツアーがあって、随時出発するガイド1名のツアーについて鍾乳洞に入ります。ツアー料は14-16ドル日曜日だからかかなりの賑わいです。ツアーはチケット売り場兼お土産やの裏から出発して、名前の由来にもなった自然に出来た石の端の下から洞窟に入ります。鍾乳洞は比較的整備されていて、道はすべて舗装されています。
 ここの鍾乳洞は、アメリカのほかの鍾乳洞に比べても鍾乳石が発達しているので、かなり楽しめると思います。 いつでも思いますが、アメリカの子どもは本当にガイドによく質問をします。こういう小さいときから訓練されているので、学会とかでもよく質問するのでしょうね。
 さて、洞窟を出た後は、ダウンタウンへ向かいます。I-35を降りてアラモの砦へ向かいます。サンアントニオはメキシコの雰囲気いっぱいの町で、(もともとメキシコだったから当たり前ですか)ダウンタウンの治安もそんなに悪く有りません。 アラモの砦はダウンタウンにあって、車をRiverwalk Parkに泊めてアラモまで歩きます。駐車場は1日5-6ドル程度です。
 アラモの砦はテキサスの聖地で、テキサスの独立を目指した人々が1936年に最後までメキシコ軍と戦って、陥落した場所です。そのあとに、テキサスは共和国となって独立しましたが、今でも最後まで戦った戦士たちは伝説となっており。その聖地に入る男達は、もちろん帽子を脱いで入らなければなりません。その伝説は、忠臣蔵のように日本人好みのものです。
 以下パンフレットからの引用です。
 
 アラモの司令官トラビィスは期待していた援軍が消えうせたときに、地面に線をひき、「ここにとどまることに同意するものは、この線を越えてくれ。」と頼んだときに、一人を除いて全員その線を越えました。防御者たちがみたように、アラモを護る事はテキサスを護ることの鍵になり、サンタアナ将軍に降参するより全員命を捧げる決意を示しました。

 「もし成功すれば、国は我々のものである。広大な範囲にわたりそして越えたとちは、われらが骨を折って進むに十分な報いになることであろう。もし失敗すれば、自由の為に死,そして人間性におののき震える理由ではない。銃は我々のそばにあり、それは選ばれた銃であり、、我々はなにが自分達を待ち構えているか理解していた。そして、それに出会うための用意をした。  ダニエル クラウド

 ともかく、オースティン、サンアントニオはテキサスの歴史を知るにはいい場所です。入場は無料で、5時半までです。
 さて、アラモのとりでの跡は、そのままリバーサイドウォークへ歩いております。これは大洪水の後のに再開発をされた場所ですが、今でも都市再開発の成功した好例として注目されています。市内に通した運河の両脇にお店が並んで、いたるところに滝や噴水があります。一種のベイエリアのような雰囲気になっています。水の国から来た人間にとってはこのような町はとてもうらやましいですね。ダラスには水が無いですからね。
 一軒のメキシコレストランに入って川沿いの席に着きます。遊覧船(一回6ドル)がひっきりなしに行き買います。遊覧船は夜の9時までやっています。ここで、誰もメキシコ人の入らないお店のメキシコ料理を食べて(異様に安くて一人8ドルくらい)ダラスへ帰ります。
 往復1000キロ近い距離なので、東京から京都まで往復したのと同じくらいの道のりです。こういうことが日帰りで出来てしまうのがアメリカの良さですが、ここは又期待と思わせるような素敵な町でした。

 在米ホスピス研修
 管理人が学生のときにお世話になったコロラド、プエブロのホスピス実習は今年で11年目を迎えるようです。主催されている南先生も今年で69歳をお迎えになるのですが、まだまだ実習を続けられています。ご自身でもホスピスを運営されていて続けることが以下に大切かということを教えてくださいました。この研修自体は阪大の環境医学実習の一環ですが、阪大の学生にとどまらず、看護学生、社会人なども受け入れられています。今年は締め切られているかとおもいますが、興味ある方は管理人までどうぞ。
「共に働く人々」「ダラス近郊ガイド」を更新しました。


6月8日 テキサスの心 The Heart of Texas

 今日は珍しく本当のOffです。昨日腎移植をした患者さんを朝7時にICUで、無事尿が出ていることを確認したあと、サンアントニオへ日帰りドライブです。ここはみんながすばらしいというので、一度は行かなければ行けません。
 往復960kmのドライブで、結局帰り着いたのは夜の11時過ぎ。東京から京都まで日帰りでドライブをするようなものです。明日までに書かなければいけない書類もあるので続きは又明日。


6月7日 安全ということ Fail safe

 今日は当直で、腎移植二件です。他の2人のフェローを休みにして研修医と二人です。
さて、東京女子医大のNHK特集についてとあるメーリングリストで盛り上がっているのでコメントをひとつ
 臨床をしていればわかるとおもますが、薬のオーダーで間違えないこと、又必ず指定されたとおりにオーダーがでることはありえません。そのために リスク管理の方法は、誰でも間違えるという性悪説にたってなされるべきなので、計算式を書くというような方法では、「もっと気をつけるように頑張ります。」という、小学生の回答のようです。
 リスク管理は「誰でも(機械でも)ある一定の確率で間違える。」「組織の中には規則に従わない人がいる。」という前提に立ってなされるべきで、そのためには、解決方法としては
1.チェックを多重にする(確率が小さくなる)
2.Fail safeとする。(間違えた場合には安全なほうにする。)
3.間違える確率を減らす(ハイリスクパーソン、マシーンを排除する)
 ということになります。ことに医療の世界での安全対策は、間違えたことをしかるという方向に行きがちなので、3.の方向に話が進みがちです。これはきっと、医師や看護婦は聖職で間違えるはずが無い、もしくは間違えてはいけないということからきているのかもしれません。しかしそのことが、安全対策を遅らせているともいえます。
1.コンピューター、臨床薬剤師などの多重チェック
2.一般用量、用法以外で投与するときは電話、指定用紙など手続きをめんどくさくす
る。
などの方法が必要だと思います。

 いつも臨床薬剤師にお世話になってばかりの管理人でした。
「リンク」「その他のリンク」「ダラス近郊ガイドを更新しました。


6月6日 五月晴れ Sunny sky in the rainny season

 さて、昨晩は10時半からFt. Worthでドナーの手術、そのまま朝5時からChildren'sでレシピエントの手術です。手術は順調で午後1時に患者さんをICUの小児科医に送ってからはフリーです。昨日はディレクターから働きすぎだといわれたので病院に戻るのはやめることにしました。
 今日はダラス地方、朝方の雨は上がり涼しい五月晴れです。こんな日はど過去へ出かけたくなります。どこかへでかけたくなります。ダラスは、テキサスでも北のほうにあるため、オクラホマまでは2時間弱です。家に戻って急遽オクラホマに向かうことにしました。
 最初の目的地はTurner FallsでI35沿いにダラスから2時間ほどです。ここはDavisしが運営していて、キャンプと川があって、子ども達がみんな泳いでいます。アメリカのどこでも同じですが、滝としてはまあ、それなりで特に見る価値は無いと思います。
 そこからは進路を東に変えてDavis市を通りぬけます。どこの市でも、昔の駅は鉄道博物館や市の記念館になっているのですね。
 さて、お次はChickasaw National Recreation Areaです。ここについたときにはもう5時を回っていてのですが幸いにも展示室は9時まであいています。湧水へいたる遊歩道1時間ほど歩きます。6時ですが、夏時間のためまだ明るいです。こういうときに夏時間というのはいいですね。せみの音と、小川のせせらぎまるで日本にいるようですが、横切るアルマジロがここをアメリカだと感じさせます。
 さて、オクラホマでちょっとした夏休みを楽しんだあとは、Planoに新しく出来たお店「Susbi Place」のお寿司を買いに行きます。9時ごろ電話で予約をして、結局ついたのは10時です。ここは9時まだだそうですがまだ待っていてくれたそうです。18ドルの請求にところが所持金が16ドルしか有りません。 カードは機械が10時に閉まったので使えなくなったしまっています。結局2ドル負けてくれました。
 1ヶ月前にオープンしたばかりだそうですが、御主人と奥さん(たぶん)でまるで、愛の貧乏脱出大作戦のように、頑張ってやっているという雰囲気でとても印象的でした。
 さて肝心のお寿司ですが、これが結構おいしいのです。おみせは、スーパーの一角なので、お持ち帰り寿司の範疇なのですが、値段からしてネタの味はさておきとして、シャリは日本のものにかなり近いです。ダラスは、東海岸や西海岸と違ってお寿司の味はイマイチです。新鮮なネタが手に入らないのはさておきとして、なぜかシャリがイマイチです。どこもお米の焚き加減が...
 ここのお寿司は予想以上でしたと言っておきましょう。(2ドル負けてくれたからじゃないよ)
 さすがに今日は眠いので続きは又明日。みなさんおやすみなさい。


6月5日 安楽死へ Ask for Termination

 さて、移植外科のオフィスは胸部移植外科が向かいの建物に移ったのに伴って、拡張工事中です、彼らの使用していた部分をつぶして、その分広げます。このあたりのリホームの容易な設計が、アメリカの病院のひとつの特徴ですね。

 さて、昨日飛び入りでダラスに寄られた先生、患者さんの紹介状と写真をおいていかれたのですが、全部日本語。今日、大ボスと相談するときに、もちろん英語で説明しないといけないのですが彼が一言「これ、移植委員会用に全部翻訳して。」 管理人涙です。
 涙といえば、今日もM&Mのプレゼンテーション、今のフェローでは管理人しかノートを持っていないので、このコンピューターにファイルが入っている、以上管理人がプレゼンテーションをすることになります。だいたいあとの2人はNative spearkerなのに、なんで私がというところなのですが、聖先生曰く「僕はNativeにあまり話をしないから。」だそうです。ちなみに、M&MはCMEの1部なので、このような評価表が毎回配られます。(写真参照)

 さて、アメリカの病院の多くはひとたびターミナルケアーに入るとなると、いろいろな人たちがサポートしてくれます。しばらくICUにいた、CMV肺炎の患者さん治療の甲斐も無く容態は悪くなる一方です。まだ28歳で、2歳の子どもがいます。日本の感覚だと、最後まで治療したいと思う(日本だったらそうしたでしょう。)のですが、直る見込みが薄いということになり家族と安楽死について相談です。
 もちろん家族がすぐには納得はできないので、Ethics(医療倫理)の先生とチャプレンとが入って家族と相談することになりました。こういう相談は日本では医師が全部やらなければいけないので負担が非常に重いところです。
「レストラン」「共に働く人たち」を公開しました。

今日の紙芝居
 

1.M&Mの評価表、さて今日は何点でしょう。
2.プレゼンテーションのときのスープ
3.誕生日のケーキ
4.引越準備に大忙し
5.引越先


6月4日 暇にしています Slow Service

 最近移植が有りません。昨日は5人、今日も4人退院したので病棟も空き空きで、このような状態のことをSlowだとか、Lightだという風に表現します。そんなときは、学会で影響を受けたばっかりのところなので、おとなしく、データー集めでもしましょうか。
 尾中先生はプレジデンシャルスイートが偉く気に入ったのか。わざわざビデオを撮ってきて、「Fellow award in ATC」という題の、プレゼンテーションビデオを作っています。一番最初に泊まった伴先生だけが普通の部屋だったので、管理人が「The God looks at us」といったら、妙に納得していました。
 
 そういえ月初めの挨拶がまだでしたね。今月は総ヒット数も66000となり、1日500人ぐらいが見てくださっているようでどうもありがとうございます。最近は、コンピュータに向かっている時間が長かったので、デザインがすこし変わったりしたと思いますがいかがでしょうか。
 「おとうさんはアメリカじゃけん」のホームページが被害を受けたように、まだまだ、インターネットには闇の部分がたくさんあります。まあ、そういうサブカルチャーの部分が楽しいのですが、(別冊宝島の愛読者でしたから。)臨床に携わっているので、気をつけなければいけませんね。

 さて、今日は「ダラス★徒然なるままに」との第2回合同Off会です。今日は、ワシントンから日本に帰る途中の先生の乱入もあって総勢12人でした。久しぶりに日本酒も入って良い気分です。最初は、7時から近くの寿司矢間の予定でしたが、水曜日は幕の内弁当が半額のため予約が取れないとのことで、急遽IrvingのMr.Maxです。ここは、新宿のガード下のような居酒屋で日本人ばっかりですか。
 こんど、ダラスの売ります買いますの情報のようなメーリングリストを作りましょうか。

今日の1枚
 
  Mr. Maxの店内アメリカにはこういう日本の居酒屋があるのです。


6月3日 救急の待合にて In the waiting of ER

 夕方、端末を除くと見慣れた患者さんの名前がERにあります。すでに、移植外科からは退院しているはずの患者さんなのですが、すぐまた舞い戻ってしまします。今は7時、救急に行くと、部屋にはいません。受付の看護婦に聞くと16人待ちだそうです。この調子だと、夜中になってから救急医の診察を受けて、管理人が呼ばれることになります。(今日は当直なので)
 それは避けたいところなので、病棟に電話して婦長に患者さんを送ってもいいかと聞くと、快い返事、本来はいけないことなのですが、彼女を病棟に送って診察します。頭痛はありますが、神経学的な所見は無く、食事も取れます。今日は、帰っていただいて、明日、血液検査に来てもらうことにします。
 アメリカの病院では、基本的に一般外来は予約の患者しか診ないので、日本の外来にあたる部分は救急が補っています。そのため、救急の部屋数も多いのですが、患者さんも多いので6時間待たされることは平気であります。

 さて、話が変わって今度、精神科の先生がPalmのTungstenを買いました。なかなかうれしそうで、ゲームを病棟の看護婦さんに見せびらかしています。彼女も思わず、「やらしてほしいと、」勤務中に熱中しています。罪作りなTungstenでした。

今日の1枚

1.Tungstenにいそしむ看護婦さん
2.そのアップ


6月2日 学会へ行こう−3日目− Let's go meeting -Day3-

 今日は管理人にとっては最終日です。今朝、主目的である人と会う予定だったのが昨日のうちにすんでしまったので、のんびりです。最初は7時に朝食を御一緒させていただく予定だったので、朝おきられるかが心配でしたが、安心して寝ていられました。
 さて、あさは7時からセッションがあります。みんなこんな早くからと思いますが、移植患者の出産に関してのセッションは超満員です。会場の外にはコンティネンタルブレックファストと称して、パンがつんであります。さて、午前中のセッションが終わって、飛行機の時間までは少し時間があります。チェックアウトをして、空港まで地下鉄で行きがてら、ホワイトハウスを見に行くことにしました。もと鉄ちゃんとしては、鉄道を見逃すわけにはいけません。タクシー代も病院かなでるのですけれどね。ちなみに、ワシントンのタクシーはゾーン制で、目的地で距離が決まっているので旅行者にも安心できます。
 チェックアウトのときに、以上に高い値段を言われるのではないかと心配になったのですが、一泊380ドルほどで、スイートルームにしては非常に安いです。ちなみに、市内通話は1回1ドルで、もちろんインターネットも同額です。
 地下鉄の駅はホテルのすぐ下で、国会議事堂前のような長いエスカレーターを通って降りて行きます。キップは自動販売機で購入するのですが、初乗り1.1ドル、一日パスは5ドルです。クレジットカードも使えます。地下鉄がある辺りは、東京に似ています。電車は頻繁に走っていて治安はそんなに悪くなさそうです。ホワイトハウスの近くの駅で降りて歩いて行きます。セキュリティーが厳しいかと思ったのですが、それほどではありません。幼稚園児たちがのんびりと遠足をしています。ホワイトハウスの前にはワシントンのモニュメントもあって、良かれ悪しかれ、ここが世界の権力の中心部なんですね。イヤーまったくおのぼりさんです。
 アメリカも歴史が少ない割には、重々しく作った建物が多いです。
 地下鉄が、空港まで通っているのですが、時間が無いのでやはりタクシーを乗ります。タクシーの運転手さん、最近Respitory Therapistの学校をでたばっかりで、今度試験を受けると言っています。11年前にエチオピアから出てきて、学校をでてまた職を探すらしいです。この資格はまだ就職先がたくさんあるので、きっと見つかるでしょう。タクシーの運転手を士ながら学校に3年通うなどなかなかできることではありません。助手席には、肺の絵のついた教科書のコピーがあります。頑張ってほしいものです。調子に乗って話をしていて、領収書をもらうのを忘れました。なんてこった。
 さて、国内線は、ここでもカウンターで機械でチェックインをしてから荷物を預けます。前に、グランドホステスがいるので、彼女がやったほうが早そうなんですが。ただ、日本のチェックイン機と同じように、座席が自分で見ながら出来るのはいいことです。エコノミーだと後ろのほうに席を取らないと、たとえ窓際でも翼の上になってしまいますので。
 リーガン、国内空港はこじんまりとしていますがきれいな空港です。買い損ねた、スミソニアン博物館ぐっつを買います。ここで、桜祭りのぐっつが安売りで販売していました。ワシントンの桜はとてもきれいなんでしょうね。アメリカの首都を日本のソメイヨシノ(そうですよね?)が飾っているのは、なんともいいことです。心が温まります。
 飛行機に乗る前にマックで昼ごはんを買ったのですが、店員ののろいこと、空港内の店なのに。久しぶりにこんなにのろい店員達を見ました。テキサスのほうがもっときびきびしているようなきがします。
 飛行機内では、太ったおばさんと乗り合わせです。ところがこのおばさん、管理人がVAIOを使っていると、なんとPocket PCを使うではないですか。MP3でなくて、CDを聞いているあたりはまだまだですが。人は見かけによらないもの、管理人はかなり驚きました。
 無事ダラスに着くと、駐車場の送迎バスで自分の車のところまで送ってくれます。荷物が多いと便利ですね。 
「臨床留学とは」を公開しました。

今日の紙芝居
1.コンチネンタルブレックファスト
2.地下鉄の券売機
3.路線図 東京みたいでしょう
4.ゲートは自動
5.ホームはこんな感じ
6.左下がキップ
7.ホワイトハウス
8.モニュメント
9.チェックインカウンターの機械
10.発券機の搭乗券ぺらぺら
11.空港にはすし屋もある
12.スミソニアンミュージアムショップが空港にあって、「友情ギフト」と書いてある。
13.ペンタゴンは航空路の真下。


6月1日 学会へ行こう−2日目−  Let's go meeting  -Day2-

 さて、朝起きると、やっぱりスイートに一人きりです。(写真は下ね。)しかし朝7時半から始まっているのでそんなにゆっくりは出来ません。引き換え券を持って、抄録とバックをもらいます。ATCのバックは結構リッパで、スポンサーはいつも藤沢製薬です。今年は、この御時世だからかIDバッチはアメリカの国旗がモチーフのようです。どこもかしこも、Patriotismですね。
 朝の、セッションはContinental Breakfastがでます。また、スターバックスも長蛇の列です。今回何の手違いか、秘書が学会会場の良いホテルを取ってくれたのですが、やっぱりそのまま下に下りればいいだけというのは、とても楽ですね。
 学会場は、分子生物学会ほどではないですがかなり広いです。プレゼンテーションも、何枚かのスクリーンが垂れ下がっています。アメリカの学会でもみんなスーツが多いいですね。でも、みんなへ行きで床に座っています。
 この学会は、日本人の発表も多いですし、会場には日本人もたくさん見られます。みんなできて楽しそうですね。ただ、日本人だけが英語が話せません。今回も日本人の発表のときに、発表は最悪原稿を棒読みにすればいいのですが、質問に答えられません。だいたいアメリカの学会だとこれでもかというくらいに質問が来るのですが、何を言っているのかがわからないのです。こちらでも見ていて心が痛みます(経験者)。質問は、紙に書かせるとか座長が通訳をするとか(していたけれど)何らかの手を打たせるべきですね。久しぶりにあった、前にいた前にいたアテンディング「通訳をしてあげたら。」と言っていましたが、アメリカ人は英語がわからないというよりも質問がわからないととるのでそこが悔しいです。
 さて、会場では他の病院のフェローにも良く逢います。一人のフェローはまだ職が決まらないとぼやいていました。彼にとっては大事な就職活動の場でもあります。
 まあ、こうやって学会に来ると世界は広くて、あちらこちらで面白いことをやっているなと思いますね。でも、自分の発表が無いとつまらないです。来年はボストンですが、発表できるように頑張りましょう。
 さて、口演の時間が終わり、ポスターとメーカの展示の時間になります。メーカー展示では、おまけをたくさん配っているのが味噌です。戦利品の数々は下の写真です。今年のトレンドは、巻き込み式のモバイル電話コードでした。そういえば、アンケートに答えるとCDをもらえるというブースもあったのですがアンケートの長いこと、最後のほうはすっかり疲れてしまいました。草々ただではくれません。
 そういえば、ポスターセッションで、日本の研修医時代にお世話になった先生のところの発表を見に行ったら、ポスターが有りません。どうしてしまったのでしょうか?SARSの影響かな。
 学会はまだまだ続きます。7時から、今度は薬屋さん主催のお食事会です。今日はロッシェで場所はスミソニアンの自然史博物館です。最初一時間ほど公園があるのですが、インタラクティブな講演で、「下痢の定義は?」などと、出席者に聞いて数が表示されるというようなものです。それぞれの医者の定義が違って意外に面白いです。講演のあとはお食事会です。
 このお食事会のすごいのは博物館を借り切って、通路に全部ビュッフェやテーブルが置いてあります。日本だったらまったく考えられません。今回、博物館も見ずに帰らなければいけないとおもっていたのですが、これは儲けものです。食事もなかなかで、生演奏もあります。こういうことは日本ではなかなかできないですね。
今日の写真

1.管理人の7つ道具
2.シャンデリアのあるダイニング
3.キッチンもあり
4.LANは一日10ドル、市内通話は一回1ドル
5.受付
6.バックと、IDバッチ
7.インターネットカフェの長蛇の列
8.発表会場
9.戦利品基本形1 ペン
10.戦利品基本形2 メモ
11.ブラシ?
12.バンドエイド
13.15分かかったあんけっとの結果獲た戦利品
14.巻き取り式電話コード
15.同スケルトンタイプ
16.なぞのボール
17.スミソニアン
18.こんな感じで食事をする
19.Real food
20.展示品です。
21.生演奏あり


5月31日 学会へ行こう Let's go meeting

  さて、今日から、ワシントンDCにて、アメリカ移植学会総会です。今日から伴先生と入替えに管理人がワシントンに向かいます。午前中の学会を終えた後、いったん家に戻ってパッキングをします。飛行機旅行は久しぶりなので、忘れ物がないかはなはだ不安です。
 出発時刻の3時間ほど前に家を出発します。いつもの道をダラスフォートワース空港に向かいます。ここは、東京へのGatewayなので、何かこみ上げるものがあります。昔、京都にいたときも、新幹線を見ると「これに乗れば帰れるんだと。」思ったものでした。
 さて、この空港には3つのパーキング(交通のページ参照)があるのですが、病院がお金を出してくれるということもあって、中間のExpress Parkingを利用することにしました。ここは一日9ドルで、チャーター機に乗るところと同じところにあります。(旧AAバリューパーキングです。)この駐車場Expressというだけあって、駐車すると、送迎バスが車のところまで来て、荷物と体をピックアップしてくれます。
 バスはあっという間にアメリカン航空のターミナルCに連れて行ってくれます。この空港は全米でも最大規模で、アメリカン航空はここをハブとして使用しているので、ターミナルは広いです。ただ中のお店はあまり充実していません。
 チケットはE−チケットなので、航空券はなく、その場で免許証を見せて発券して貰います。その他にもクレジットカードがあれば発券機も使えますが、ゲートはこの御時世のためがらがらです。荷物を預けたあと、ケーとに向かうのですが、セキュリティーはそれほど厳しく有りません。ただ、前に苦労したことがあるのか、いきなり目の前のインド人が靴を脱いでエックス線に通しているのにはびっくりしました。
 管理人の体もエレクトロデバイスの7つ道具を装着しているので(クリエ、デジカメ、ボイスレコーダー、ポケベル、携帯、車のキーのロック)、それをはずして金属探知機を通ります。
 あとから気づいたのですが、車のキーホルダーがアーミーナイフなのにもかかわらず、通過できてしまいました。そういえば、昔、家庭教師に大阪と東京を毎週行ったりきたりしていたときもスーツケースの中にアーミーナイフが入れっぱなしだったのが、長いこと気がつかれませんでした。
 さて、出発時間まで2時間もあるので、空港の中を探検します。バンクオブアメリカのATMはいたるところにあります。移植外科のオフィスで使っているSiatle Bestのコーヒーショップもあります。コンピューター用の個室サービスやホットスポットもありました。
 アメリカン航空の使っている3つのターミナルは動くほどうと、無人電車でつながっていて巨大なターミナルを簡単に移動できるようになっています。
 飛行機は定刻どうりに出発しましたが、機内はガラガラです。夕方のフライトなので、サンドイッチくらいは出るかと思ったら、プリッツ2袋(100Kcal)だけです(国際線の最初に出てくるようなもの。)。ワシントンに着くのが11時過ぎなので、これではたまりません。なんと言っても倒産寸前の会社なので、こんなところにも合理化の波が押し寄せているのでしょう。ただスチュワーデスに「このままでは飢え死にしてしまう。」といったら、もう2袋持ってきてくれました。
 さて、飛行機は午後11頃に予定通り小雨の降るワシントンDCに降りて行きます。ちゃんと秘書が町中のリーガン空港を取っていてくれたようです。ダレス空港だったら遠くて大変でした。
 多くのテキサス人と同じように、東海岸ではTシャツ一枚のお間抜けさんとなっています。やっぱりテキサスと違って、こっちは寒いのですね。
 空港からはスーパーシャトルという乗り合いバスを利用してみます。1人10ドルでどこでも行ってくれますが、たぶんタクシーでも15ドルくらいです。途中財務省やFBIなどの観光案内つきで、乗り合わせたみんなほとんどおのぼりさん状態です。
 結局ホテルに着いたのは、深夜0時を回ったころ、学会場のホテルを取ってくれたため、ホテルは学会の参加者でまだにぎわっています。チェックインを済ませると、フロントのお兄さんが「部屋は広いからね。」というのでどんなところかと思っていたら、これがびっくり、2ベッドルームにリビングが3つ、キッチンとダイニングつきの豪華マンションです。いわゆるスイートルームです。ここに、今日一人で寝るのはちょっと怖いかもしれません。

今日の1枚

1.車の後ろまでつけてくれる送迎バス
2.Seattles Bestのコーヒースタンド
3.床屋カット15ドルなり
4.ホットスポット
5.インターネット個室
6.除細動器の案内場所(空港内ですよ)
7.ウエディングドレスを持っていちゃつくカップルと無人電車
8.がらがらの機内
9.今日の夕食

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