アメリカ大陸横断

その21　アメリカ大陸横断
Corner to Corner

その21　アメリカ大陸横断(Corner to Corner) 7964マイルの旅 ^{要パスポート}

１日目(9/22)　Adios Miami 編　
マイアミ(Miami, FL) → Orlando, FL

２日目(9/23)　Hurricane Rita 編　
Orlando, FL→Sherevport, LA.→Dallas, TX

3日目(9/24)　Dallas 編　
Dallas, TX→Wheatherford, TX

４日目(9/25)　White Sand National Monument 編　
Wheatherford, TX→White Sand NM→Las Cruces, NM

５日目(9/26)　Arches National Park, 編　
Las Cruces, NM→Arches, NP→Moab, UT

６日目(9/27)　Canyonlands National Park, 編　
Moab, UT→Canyonlands N.P.→Capitol leaf N.P.→Richfield, UT

７日目(9/28)　Yellowstone National Park, 編　
Richfield, UT→Yellowstone N.P.→West Yellowstone, MT

８日目(9/29)　Grand Teton National Park , 編　
West Yellowstone, MT→Yellowstone N.P.→Grand Teton N.P.→West Yellowstone, MT

９日目(9/30)　Yellowstone National Park , 編　
West Yellowstone, MT→Yellowstone N.P.→Grand Teton N.P.→Jackson, WY→Salt Lake, UT

10日目(10/1)　Grate Basin National Park 編　
Salt Lake, UT→Grate Basin N.P.→Reno.NV→Sacrament, CA→Stockton, CA→San Francisco, CA

11日目(10/2)　Yosemite National Park 編　
San Francisco, CA→San Francisco, NHP→Yosemite, N.P.→Fresno, CA

12日目(10/3)　Sequoia and Kings Canyon National Park 編　
Fresno, CA→Giant Sequoia NM→kings Canyon N.P.→Sequoia, NP→Visalia, CA→Modesto, CA

13日目(10/4)　Lassen Volcanic National Park 編　
Modesto, CA→Led Bluff, CA→Lassen Volcanic N.P.→Whiskeytown NRA→Arcatra, CA

14日目(10/5)　Crater Lake National Park 編　
Arcatra, CA→Redwood, NP→Smith RIver NRA→Grants Pass, OR→Crater Lake, NP→Roseburg, OR

15日目(10/6)　Mt. St. Helens National Volcanic Monument　編　
Roseburg, OR→Mt. St. Helens, NVM→Olympia, WA

16日目(10/7)　USDA 編　
Olympia, WA→Bellevue, WA

17日目(10/8)　最後の夜　
Bellevue, WA

１日目(9/22)　Adios Miami 編　
マイアミ(Miami, FL) → Orlando, FL

　今日でマイアミともお別れです。これから、最後のアメリカ旅行、シアトルへ向かいます。先日、MercuryのMounteineerを借りておきました。基本的にFordのExplorerと同じ車種なのですが、ちょっと高級な作りとなっています。しかし、後輪に釘が刺さっていることを発見。空港のBudgetまで交換しに行きます。こういうときにレンタカーは便利です。
　ところが、Mounteineerはもう無いとのことで、FordのExplorerに戻ります。ただし最初に貸してくれたものはリモコンがついていませんし、取扱説明書もありません。もう一度交換してもらって、それなりの車になりました。やっぱりMercuryの方がいろいろと機能がついていて良かったですが仕方がありません。
　さて、そんなこんなで積み込みに時間がかかります。アパートの鍵を返して、ＵＰＳでＤＩＳＨを返して、郵便局で船便を出して、マイアミを出発します。ちなみに、アパートのゴミ捨て場は粗大ゴミを捨てるたびになくなってしまいます。誰かが見ていて、持って行くのでしょうか。
　さて、最終的な出発は２時半。ターンパイクに乗ってオランドを目指します。Sunpassを使うのもこれが最後です。West Palm Beachでリカルドが電話をかけてきてくれました。最後のプレゼントを渡してくれるはずだったのですが、あうことができずに病院を出てしまったのです。
　オランドまでは順調なドライブで６時半には到着します。インターナショナルドライブのLa Quinta Innは珍しく一杯です。きっと、コンベンションがあるのでしょう。ユニバーサルスタジオ近くは新しいLa Quntaが空いています。一泊$39と破格の値段です。
　ちなみにこのLa Quinta Inn　ペットがかならずＯＫだというところが売りの一つです。Motel 6よりもかなり良いので最近のお気に入りです。モーテルをとった後にInternational Driveのロブスター食べ放題のお店に行きます。店構えはいかにもやすそうですが、一人一回一匹ずつしかくれないロブスターは小振りながらもなかなかおいしい味です。

　本日の走行距離 275マイル(904km)

　今日はテキサスを目指します。　I-10を通ってヒューストン経由で行った方が近いのですが、ハリケーンリタの接近で強制退去命令が出ています。そのため、少し遠回りをしてダラス経由で西を目指します。
　I-4からI-10に乗り換えてひたすら東を進みます。お昼過ぎにはフロリダ州を後にします。本当に片道旅行です。Pensacolaの東に架かる橋は、去年マイアミに引っ越したときにはハリケーンで通行止めでしたが、いまでもまだ工事をしています。去年の傷跡は癒えていません。
　アラバマ州を過ぎて、ミシシッピー州にはいるとハリケーンカトリーナの傷跡が至る所に残っています。このあたりから、ハリケーンリタの雨風が強くなってきます。ガソリンも入れておかないとこの先はなくなってしまうかもしれません。去年もニューオリンズからの避難と一緒でしたが、今年もハリケーンに左右されています。ラジオで、ハリケーン情報を聴きながら西へ向かいます。ちなみにこのあたりはガソリンが安くて2.49ぐらいで入れることが出来ます。何とか、ガソリンはまだあるようです。
　ルイジアナに入ったところで、I-10とI-12に分かれるのですが、もちろんニューオリンズ方面は通行止めになっています。時々強い雨が降り続きます。バートンルージュを過ぎたあたりからは本当に台風の風雨となってきます。ラファイエットには６時頃につきますが、全くモーテルはありません。
　Ｉ－４９に乗り換えて北へ向かいます。ハリケーンは午前２時頃にこの近くに上陸しそうです。強い風雨の中を北へ向かいます。さすがにExplorerはこういうときに強いです。Shereveportに１１時過ぎに到着しますが、全くモーテルはありません。このあたりはまだハリケーンの雨は来ていません。
　仕方がないのでI-20をダラス方面に向かいます。I-20の途中のモーテルも絶望的なほど空きがありません。唯一の利点はガソリンは手にはいることです。
　結局ダラスについても全くモーテルは見あたりません。きっとヒューストンからの避難民であふれていることでしょう。もう３時なので仕方がないので車で夜を明かします。

　今日は久しぶりのダラスです。昔住んでいたWhite Lakeにあるアパートによって近くを散歩します。はじめてアメリカに来たときにいつも行っていたスターバックスも昔のままです。湖の湖畔に降りて散歩をします。この場所はお気に入りでしたが、これも今日でお別れです。
　アレンのアウトレットモールに行って、スシプレイスで食事を取ります。最初はうまくいくかと心配していましたが繁盛しているようで何よりです。小さなお店ですが、少なくともマイアミのどのお店よりもおいしいですね。まだ論文が書き上がっていないので、今日は前いた病院にはよらずに、そのまま西を目指します。
　ダラスを後にした後はI-20を西に向かいます。今日はさすがに眠いので、フォートワースを過ぎてすぐの町WheatherfordのLa Quinta Innにします。ＡＡＡ割引で$71です。ここはインターネットアクセスも無料なので、たまっていたメールを片づけます。昨日までは台風の避難民であふれていて水曜日からずっと予約が取れなかったようです。台風一過の今日になってやっと止まれるようになったとのことでした。

　今日は８時にモーテルを出発します。La Quintaは朝食が付いているのですが、逆に朝食を食べていると出発時間が遅くなるので良かれ悪しかれです。
　モーテルを出発した後は、I-20をひたすら西へ向かいます。この道は、今まで何度も通った慣れ親しんだ道ですが、道沿いに、Wal Martが増えているのが目につきます。I-10に入ってさらに西へ向かいます。El Pasoに到着したのは３時半頃。時差があるので一時間得をしています。ニューメキシコ州に入って、これでテキサスともお別れです。州境の案内所でモーテルのガイドブックをもらった後に、Las Crucesで７０号線に乗り換えてWhite sand NMを目指します。この道は３年前は工事中でしたがいまでは片側２車線の非常に走りやすい道となりました。インターステートを下りてからまだ50マイルもあるので、この道の善し悪しが時間に関わります。
　５時過ぎに国境警備隊の検問を、パスポートを見せて問題なくパスした後国定公園に入ります。これで４回目の来園ですがそれぐらい魅力のある国定公園です。５時半頃にAlkali Trailの駐車場に着け、トレイルに向かいます。ここの公園は夕暮れ間近になって砂丘に影が出来た方が美しいので日中の暑いさなかに来るよりも日暮れ間際に来るのが良いですね。今日は、雲一つ無い空で、Nikon D70で写真を撮ります。ちなみに、この国定公園珍しいことにペット禁止ではなくて、犬連れでも入っていいようです。
　真っ赤に染まる砂丘を見ながら夕日を眺めます。この風景だけはいつまでたっても忘れることはできません。アメリカの、No.1の風景といってもいいかもしれません。
今日の宿泊はLas CrucdesのLa Quinta Innです。こちらは$54でしたが、部屋のバスの部品が古くて、何度も部屋を交換してもらわなければなりませんでした。また、無線ＬＡＮが通じるということになっていましたが、フロント近くだけで部屋まではつながりません。全く困ったものです。ハリケーンをなめていてはだめだということですね。

本日の走行距離 735マイル(327km)

　朝天気予報を見ていると、Grand Circle地方の天気が明日から下り坂だと言うことが判明します。今回の旅行の目的は今まで旅行した場所で心に残る場所、White Sand、アーチーズ国立公園のデリケートアーチを撮ると言うことがあるため、天気が悪くならないうちにアーチーズ国立公園を目指します。８時にモーテルを出た後、I-25を北に上がってアルバカーキーへ、途中の検問は今日はしまっていて、そのまま素通りです。
　アルバカーキー手前で、旧ルート６６を通ってショートカットをします。I-40を西に向かってGallupから一般道へ、途中のHubbel Trading Post. NHPへ少しだけよって、１９１号線をひたすらモアブへ目指します。
　アーチーズ国立公園に着いたのは午後６時、日没が７時９分だとのこと。３０分で上って、６時４０分にはスタンバイです。デリケートアーチのまわりには、日没の瞬間を捕らえるカメラを抱える人たちで一杯です。若者が、例によってアーチの下で記念写真を撮っていますが、周りのカメラマンからブーイングを浴びています。彼らもなれたもので、悪びれる様子もなく、ゆっくりとアーチのしたから去っていきました。
　幸いなことに、夕方の日差しがディケートアーチにかかって、岩の色がどんどん赤く染まっています。ここの景色も、絶品です。写真を撮っている人の中には、日本人の青年もいました。
　日没後７時４０分に下に下ります。日没をすぎてから上ってくる人もいて、この人たちは星空とアーチを取りに来ているようです。少々歩く場所ではありますが、それに答えてくれるだけのことはあります。
　モアブのまちは、７年前にも訪れた懐かしい町です。あのときはジープを借りましたが、今日はエクスプローラーできているので大丈夫です。宿泊はおきまりのLa Quinta Inn $86　です。中国人の団体がここまでも占領しています。この日は近くのスーパーで"Arizona Roll"という、巻きずしを見つけました。こんな山の中でもすしが手にはいるのには驚きです。　

　モアブで朝の天気を見ていたら、イエローストーンの週末の天気が下り坂です。予定を変更して先にイエローストーンへ向かうことにします。なんといっても国立公園の旅行は転帰が一番重要です。ここの、La Quintaはドッグランなどもあって大きいのですが、今朝は中国人の団体で朝食になかなかたどり着きません。石油会社のミーティングもあるようですが、こんなところでミーティングができるなんてうらやましい限りです。
　管理人のお気に入りの国立公園の一つである、キャニオンランズ国立公園に向かいます。小雨交じりのためバーベキューはやめにしておきましょう。モアブを中心とした地区は、４ＷＤのメッカで世界中から人が集まってきます。４ＷＤ用の地図が何冊かでていて、スーパーなどで手に入ります。管理人も"Moab West - Mountain Bike Map - Waterproof"を手に入れて、ルートを考えます。Ｓcinic 279号線を通ってデッドホース州立公園へ向かいます。先ほどの地図、難易度が書いてあるのですが、中級向けの割には結構険しい道です。大岩の下を抜けて車が走っていて、まるでエクスプローラーの宣伝のようです。
　最初は、デッドホース州立公園に向かいます。ちなみにここは州立公園ですので、National Park Passは使用できません。州立公園に入る頃には雨も降り出してしまいましたが、ここから見下ろすキャノンランズの眺めはすばらしいです。これから、降りていくであろう谷底の道が上からよく見下ろせます。
　さて、州立公園を出るとこのまま台地の上を走って、キャノンランズのビジターセンターへ向かいます。こちらは、グレイラインが通るようで、観光コースにもなっているようです。ビジターセンターはちょうどバスが着いたので大変な人混みです。
　ここで、地図をもらった後はMesa archへ向かいます。ここは、舗装道路の後、短いとレールを歩くだけでたどり着くので、観光客がかなり多いです。でもドイツ人のこどもが、ちょうど写真のポイントにたっていて、ほかの観光客の不評を買っています。管理人も思わず「そこをどけと」声を上げてしまいました。
　前にもジープで来たスイッチバックの急な坂道を降りて、谷底のアーチに向かいます。時々、スコールもきて、とてもバーベキューをできるような場所ではありません。それでも、サイクリングをしている人たちもいて、彼らと、アーチの橋を渡ります。、対岸からみていると細くてとても怖そうに見えますよ。
　モアブに戻って、I-70からキャピトルリーフ国立公園に寄り道をします。所々、スコールに降られながら、高原の道を走っていきます。公園にたどり着いたのはビジターセンターの閉まるぎりぎりの5時です。雨もあがって、果樹園から美しい虹が光っています。ドームも黄金色に輝いて、美しい夕暮れ時です。この公園にはインディアンの絵文字もあって、何組かの観光客が雨の上がった岩の上を眺めていました。
　この日はまたインターステートに戻った後にRichfieldまで進んでSuper8で宿を取ります。小雪もちらつくような寒い夜でしたが何とか宿が見つかりました。（$54）

　小雨の降る朝は以上に寒いです。気温は４９Ｆ。７時半に出発。２０号線でＩ－１５へショートカットをしようとしたところ、８９号線に入ってしまい少し遠まわりをします。Ｉ－１５はソルトレークシティーへ向かいます。ここは大都市なのでＨＯＶレーンもあります。最高速度７５マイルの快適な道です。ここからはソルトレークは見えないようです。
アイダホフォールズから、下へ下りてウエストイエローストーンへ。イエローストーンへ一番近い公園外の町です。ご多分に漏れずにI Max何かもあってちょっとした町です。
こちらでベストウエスタンを取ります。ここは、犬が泊まれる部屋が５部屋しかありません。WiFiをありますが、ここまではとどきません。$71
　国立公園内に入ってOld Faithfulのビジターセンターへ。６：４８の噴出を見るも、日がかげっているので、きれいな写真は撮れません。また、West Yellowstoneの宿に戻ります。メールをチェックして困ったことは。採用書類が届いていないことがわかりました。追跡で調べると、カナダに到着していることになっています。日本語で住所を書いているのにどうしてカナダに到着するのかな。そんなわけで、宿に戻って採用書類の取り込みです。

　今日は８時に出発。日が上がる前に国立公園内に入らないと動物には出会えません。West Yellowstoneのゲートより入った道にある川は動物がよく出没します。今朝はＥＬＫの群れ、大砲を携えた人たちがたくさんカメラを構えています。このあたりではNIKONのカメラの方が主流のようです。
　あさは、氷が張りそうな寒さですが、釣り人はいつも平気です。　オールドフェイスフルのビジターセンターによると、吹き上げるのは１０時２０分と一時間後なので先にグランドティートンにいくことにします。
　グランドティートンは雲一つ無い天気ですが、雪がこの時期はないのでいまいち山の風景は栄えません。。だけど紅葉は意外ときれいです。
最初湖岸の道を通って、ジャクソン側へ向かいます。このあたりのトレールは小さな池も点在していて気持ちよさそうです。また、途中にはシェーンの牧場もあって、この映画で育った世代とおぼしき人たちが、馬の写真を撮っています。
　ジャクソンはイエローストーンに面した最大の町で、空港もあります。ちょっとしたショッピングモールがあってショッピングも楽しめます。さすが、スキーリゾートの町です。　懐かしい、アルバータソンでバーベキューぐっつを購入し。　ジョニーレイク湖畔でバーベキューをします。もう　２時過ぎになってしまいましたが、まだ気持ちいい夕方です。
　帰りは幹線道路のスネークリバー沿いの道をいきます。ところが、こちらの方が紅葉時に美しいポイントが一杯です。こちら側からは、グランドティートンの山並みは西側になってしまうので、写真を撮るには午前中の方がいいですね。
　ジャクソンからウエストイエローストーンまで１００マイル以上３時間近くかかります。できれば、ジャクソンに泊まりたかったのですが、こちらはなかなかお値段がはります。今日はWest Yellowstoneで連泊。締め切りの迫っている原稿も書かなければいけません。
　この一週間の天気予報を見ると残念ながらアメリカ東北部は雨、または雪が続きそうです。予定を変更して南回りでシアトルに向かうことにします。予定を大きく変えることが出来ることが、ドライブ旅行の利点ですね。

　７時半にウエストイエローストーンを出発。いつものことですが、野生動物と遭遇するには夜明け前に出発しなければなりません。国立公園内に入りエルクの群れを見付けて写真を撮ります。この川沿いは立派な角を持ったエルクの群れがいつも見られるようです。ある人が合図をしていたら、パトカーが出現です。写真を撮っている人たちはパトカーに注意されるとみんなエルクの群れから引いています。
　オールドフェイスフルで、もう一度噴出を見るが、日が陰ってします。ちなみにオールドフェイスフルまでは犬が入れます。
　さらに、南へ下ってグランドティートン国立公園へ、スネーク川沿いの紅葉を眺める、こちらもちょっと雲がかかってします。こちらのトレールは犬禁止です。
　ジャクソンの町で買い物、ここのアルバータソンは大きくてマイアミで手に入らないものでも手に入ります。
　８９号線を南に下る、この道は景観道路で、紅葉がすばらしい。途中の峠で林道に入って、紅葉の並木道を歩きます。ここ数日で突然紅葉が始まったようです。このあたりは黄色一色の紅葉ですが、気持ちのいい午後です。
　今日の宿はソルトレークのホリデーインエクスプレス。$49でWiFiがついている。質感は高いです。

　今日は８時にモーテルを出発Nephiから６号線へ。Great Basin 国立公園を目指します。
砂漠の道をひたすら走ります。天気は上々で、ちょっとしたアップダウンのほかはひたすら砂漠を走ります。、途中Dertaのスーパーでバーベキュー用の買い物をします。このあたりは、WalMartの様な大きなスーパーがないので、前もって買い込んでよかったかもしれません。Great Basin National Parkは、砂漠の中に忽然と姿を現します。ネバダ州との州境のところで、一応モーテルとガソリンスタンドもありますが、それ以外は何もない小さな町です。こちらに止まるのは少々寂しいかもしれません。
　国立公園の入り口に入る前にできたばかりらしいビジターセンターがあって、こちらで地図を手に入れます。ここによっているのは老夫婦のカップルばかりでしたね。
国立公園から山に登る一本道を上っていきます。途中のビジターセンターでは食堂とおみやげ屋もあって、観光バスの団体がお昼ご飯を食べています。ビジターセンターを後にすると、箱根の山のように曲がりくねった道をあがっていきます。道路から見える風景は、一面の砂漠で今まで来た６号線が一直線に見える。道は、山の中で終わり、ここからはトレールを行かなければなりません。ここは標高が高くて寒すぎるので、いったん降りてバーベキューをできる場所を探します。ちょうど気持ちの言い晴れた午後、ここの国立公園は訪れるものも少なく本当に静かです。そんな誰も来ないピクニックエリアでも、トイレまでの道は舗装されているのでした。
　国立公園を降りて、西へ向かいます。途中、寄り道をして古い鉱山を通りますが、目立ったものはありませんでした。道ばたで、トラックがビニールシートをひいて作業をしているので工事中かと思えば、松の実を取っているそうです。ぎんなん取りのようなものですね。彼らから松の実をもらって再び舗装された道へと戻ります。
　一般道の６号線を行くつもりだったのですが、この道は途中に町がありそうにもない上、ヨセミテに入ってしまうと本当に止まるところが無くなってしまうので、50号線にあがって、西を目指します。この道は別名　Lonest high way　というくらい、車通りの少ない道です。
　真っ暗になってからインターステート沿いの町Renaに到着します。ここは、砂漠の中のカジノの町で、非常に明るいのですが、モーテルが見つかりません。さらに、西へと進んでサクラメントでモーテルを探しますが、ここもいっぱいです。5号線を下ってストックトンへと向かいますが、何とかあいていたモーテル６は、治安が悪いので捨ててしまいます。
　こんな困ったときは空港頼み。サンフランシスコ空港のラキンタに2時頃になってやっとチェックインします。こちらは一泊＄８９でした。

　今日は遅く１０時頃出発します。最初はおきまりのサンフランシスコの金門橋へ。南側のVisitor Centerに行こうとするのですが、マラソン大会が丁度開催されているため通行規制がされています。本の、Visitor Centerは改装中のため、すぐ近くの丘の上に仮のVisitor Centerがありました。こちらで地図をもらって、金門橋の眺めのいいところへ向かいます。
　橋を渡って北側のビスタポイントは犬ＯＫ。でもこれよりも少し山をあがって橋を見下ろした方がもっときれいです。快晴の空の下の金門橋はとても美しく、船で太平洋を渡ってきた旅人たちがこれを見てさぞかし感激したことは想像に難くありません。こちらも、犬はOKです。
ちょっと上がって上から見下ろす　天気はすばらしい
５８０号でダウンタウンを通ってヨセミテへ　サンフランシスコともお別れです。１８０号経由で向かったのですが、サンフランシスコから出る橋は大渋滞で、すっかり遅くなってしまいました。
　山道を渓谷へ向かっていきます。ヨセミテへ来るのは大学生の時以来なので10年以上ぶりです。天気予報どおり、曇ってきてしまいました。残念ながら、ハーフドームの夕焼けは見られそうにもありません。それでも、まだ雨が降らないうちにビジターセンターへ急ぎます。駐車場からはかなり歩きますが、さすが国立公園の聖地、非常に大きな待ちになっています。６時まで空いていて、画廊もある。犬は舗装道路のみを歩くことができて、トレッキング時には入れません。　夏の間はビレッジにもケンネルがオープンするようです。
　ヨセミテの谷には貸しテント村もありますが、お世辞にもきれいとは言い難いですね。やっぱり人が多いところは難しいかもしれません。こちらに来るならば、モーターハウスの方がいいでしょう。
　日暮れも迫ったので、園外に出てモーテルを探すことにします。途中エンゼルフォールの手前から日没前の光が、偶然とはいえすばらしい輝きを放っています。数多くのにわかカメラマンたちがこの荘厳な風景を写真に納めていました。
山道を走って、フレスノへ向かいます。途中のVonsで夕飯を買い出し、このあたりはちょっとした保養地なのでしょうか。
ラキンタ$82　おばさんにモーテル６でも６０ドル台だと言われここに泊まることにします。昨日、このあたりの宿がなかったのはラリーのためだそうで、今日は十分な部屋があるそうです。ここで、いよいよ折りたたみ椅子を捨てます。スペースシャトルの打ち上げにも活躍したいすなのに、名残惜しい限りです。

　８時に出発し１８０号線を南へ向かいます。最初はジャイアントセコイアモニュメントへ、こちらはキングスキャニオンの入り口にある国定公園です。なだらかな丘陵地帯から森林地帯へと入っていきます。ここの国定公園で車を止めて巨大なセコイアを見ます。朝靄の中に、巨大なセコイアが天空をめがけて広がっています。日本人の２人組の観光客も来ていましたが、大都市に近いだけあって、日本人にもなじみの場所なんだと思います。
　１８０号からキングスキャニオンの光景は、日本の渓谷のようなこじんまりとした風景です。犬は舗装道路のみを通行することができます。こちらの売店で、今日のバーベキューの食材を買い出しますが、下で購入しておけばよかったかもしれません。
　セコイア国立公園へ入って、バーベキューをするピクニックエリアを探します。気温は４０度台でかなり寒いものです。それでも、りんとした空気の中で熊をおびえながらバーベキューをするというのも一品です。
　良く写真に出てくる有名な車が通るくりぬきに行きます。。迂回路があって、一方通行になっています。みんなここで写真を撮っていて、ご多分に漏れずこちらで写真を撮ります。　そこからの帰り道前方にBMWが停車中なのを追い抜きます。ところが、この車熊を観察しているところだったらしく、すっかり熊見逃してしまいました。逃がした熊は大きいです。国立公園内で何か停車中の車を見つけたら、絶対に動物がいると考えて行動しなければなりません。
　国立公園から出てヴィサィアからはインターステート。　９９号線に入りモデストで宿を取ります。今晩はマイクロテル＄６６です。こちらのチェーンも犬はOKの様です。夕ご飯はこの町にあった、Teriyaki king。ところが、こちらの焼き鳥定食はまるで唐揚げ定食です。もう少しで日本に帰るというのですがはずしてしまいました。

　朝８時にモーテルを出発します。これ以降はBBQをする機会も無くなるでしょうから、長い間お世話になったＢＢＱセットを捨てます。Ｉ－５を北上して次の国立公園を目指します。Red Bluffという町でサブウエイで昼食を取りますインターステートを降りて３６号線で国立公園へ。サウスゲートに人はいなくて、そのまま国立公園内に入ることができます。気温は３０度台と非常に寒くて、雪も残っています。硫黄泉もあって箱根のような風景が広がります。所々に点在する湖はエメラルド色に美しく光っています。このあたりは蔵王に似ていますかね。ビジターセンターは改築中で閉まっていましたが、キャンプグランドの売店によります。１０日に閉まるので現在セール中。ボートランチからの湖の眺めはカナダの国立公園のようで、去年一ヶ月以上カナダを旅行したときのことが思い出されます。静かな湖畔ではかもが寄ってきました。夏の間に来たらなかなか気持ちよさそうな公園ですが、この時期はもう寒すぎます。
　４４号線から２９９号線でArcatraへ追い越し伸しやすい５５マイルの山道、途中ＮＲＡによる広い公園なので、ただ通り過ぎるだけです。ArcataではOriental buffeで久しぶりに中華料理のバイキングを食べますが意外とおいしい。中国人の経営で、やっぱり西海岸の方が東洋人が多くてよいのかもしれませんね。今晩の宿泊はComfort Inn で５９ドル。　ペットは５ドルとられました。例によって、屋内の温水プールがあったのですが、夜電気も着けずに真っ暗な暗いプールのなかに、裸の人が泳いでいました。あれは男だったのか女だったのか未だにわかりません。。

　朝８時30分にモーテルを出発します。Bank of Americaでカード使えず焦りますが、後で別のBOAによることにします。町からすぐにレッドウッド国立公園に入ります。ビジターセンタによって、エルクの場所聞きます。エルクは見つかりましたが住宅のある近くの空き地で寝ていて、それほどの感激はありません。このあたりはイエローストーンをよってから来ていると町中すぎます。。Prairie Greek Redwood state parkの路を通り抜けて北へと向かいます。途中で、ビッグツリーによりますがうっそうとした原生林の中の大木です。西海岸のCostal Trailはカナダ海岸線を走っているような、崖っぷちの路が続きます。途中、太平洋戦争の時に使われていた無線基地の跡地によります。バナナスライムという大きなナメクジがいると聞いていましたが、本当にバナナのような大きさです。Crescent Cityは小さな漁村で、そこからの山道はうっそうとした原生林です。このような原生林が残っているのがアメリカのよいところです。
Smith River NRAは河川沿いの広い地域。釣りは楽しそう。州境を越えてオレゴンへ。Grants Passでガソリンはフルサービス。チップは受け取らない。オレゴン州では州の法律でフルサービスになっているのかもしれません。インターステートを降りて６２号でクレーターレーク国立公園へと向かいます。途中工事で２０分待ち。ビジターセンターは閉店の２０分前でしたが何とか間に合いました。たしかに、上からの眺めはすばらしいです。クレーターレイクの藍色の湖面と夕焼けに染まる外輪山が対比されてとても美しいです。このあたりでは、もう雪もつもっています。夕焼けに沈む湖を後にして１３８号線をおりてRoseburgへ。　コンファートインに宿を取ります。一泊 $49　でpet fee は＄10です。アルバータソンで夕食を買い出して部屋で食事とします。無線ＬＡＮが使えるはずなのですが、部屋まで電波とどきません。

　いよいよ今日で最終日。　朝８時30分にモーテルを出発。５号線を北へ向かいます。残念ながら霧がでて雨も降り出します。北西部はいつもこんな天気何でしょうかね。最後のドライブにしては今ひとつの天気です。昼にはワシントン州にはいりましたが、ウエルカムセンター無くボランティアがコーヒーを配っています。ガソリンスタンドでチップを上げるといらないと言います。
　途中セントヘレナ州立公園によります。ここは州立公園なので使えないはずなのですが、ゴールデンパスは使えました。ここの受付では「ゴールデンパスのホログラムは裏に貼ってあるはずなのにどうして表なのかな。」　途中、高速沿いにまずそうな日本食屋を見つけ、照り焼き丼をテイクアウトしましたが、これがまたまずい。ゆでたチキンとキャベツだけ、素材のまま何の味付けもされていません。これが日本食かと思われると腹が立ちます。
　さらに高速を北へ向かい、USDAのオフィスのあるオリンピアには２時頃到着。事前に調べておいたＵＳＤＡのオフィスによって、健康診断書を書いてもらうために近所の獣医を紹介してもらいます。紹介してもらったクリニックの一つのEvergreen clinicへ電話をすると４時２０分で良いという。時間があるのでベストウエスタンに今晩の宿をとります。お値段は$54+pet fee $10です。獣医へ健康診断書をもらいに行きます。クリニックは住宅地にあって、若い愛想の良い男性の獣医が見てくれました。バンクーバー出身だといって、バンクーバーの話に花が咲きます。歯が悪いことを指摘された以外はＯＫということで、健康診断書とUSDAのオフィスに提出する書類を記入してもらいます。診察料は＄５０でした。　いつでもここにいるからおいでといわれましたが、また訪れることもないでしょう。AAAのオフィスで国際免許を取得しておきます。これで日本に帰ってからすぐに免許の更新ができなくても大丈夫です。。
　パンダエクスプレスで夕食を手に入れます。最初の店員はフォークしか着けてくれなかったのですが、中国人のマスターが箸をくれました。受付のアルバイトの女の子は東洋人に箸を出さなかったことで恥ずかしそうにしていましたね。

　朝９時半の予約でUSDAへのオフィスへ向かいます。キャッシュカードを確かめるためにBank of Americaに寄るがキャッシュカードは問題なく使えました。USDAのオフィスではずいぶんと待たされます。愛想いい受付嬢がいて、こちらが移植医だと知ると、日本に帰るのは日本の方が給料がよいからかと聞かれます。書類の裏書はマイアミと同じようにこちらもスムーズでした。しかし、なんだかんだいって結局１１時担ってしまいます。モーテルを12時にチェックアウトして、シアトル郊外の、アウトレットモールへよって帰国前に買い物をします。後になって、日本の物価を知ってこちらでもっと買っておけば良かったと悔やまれました。
　荷物を運ぶためにウオールマートで郵送用のパッキングの箱を買います。ところが貧弱で輸送に耐えるか不安だったので、Fedexの箱をKinkoにいって買いなおします。やっぱりヤマト運輸の段ボール箱は２重で強かったです。これならば安心して郵送に送ることができますがあとはお祈りをするだけです。
夜は長らくお世話になったラキンタインで一泊＄６９。こちらでパッキングをして帰り支度です。

　さて、いよいよ出発です。シアトル空港は５月に学会で訪れたばかりですが、今度は本当にさようならです。空港前に少し前について、近くの公園で、犬のおしっこをさせます。大陸横断に使ったエクスプローラーも返却しなければなりません。およそ４年にわたるアメリカ旅行も最後はレンタカーの返却で幕を閉じます。思えば、最初にダラスに降り立ったときは何もわからずにボルボV70から旅が始まったものでした。
　空港でチェックインをして日本行きの便を待ちます。犬のチェックインはいつもと同じように簡単なものです。

　およそ１２時間かかって夜の成田空港に到着します。久しぶりの日本は秋の雨が降っていました。荷物受取で犬を引き取った後いったん検疫に預けなおします。半年以上に渡って用意した書類も一緒に着けて。いったん入国した後に中央ビルディングへ戻って、検疫所へ引き取りに行きます。本当にそのまま入国することができるので、昔のように２週間留め置かれていたのに比べると本当に簡単になりました。

　それではこれにて４年にわたるアメリカ旅行記もおしまいです。長い間ご愛読ありがとうございました。それではまたお会いするまでさようなら。

その21 アメリカ大陸横断 Corner to Corner

その21　アメリカ大陸横断
Corner to Corner